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No.22 福袋はちょっと待った! (2007.1.21)

お正月は4日の日に渋谷の「109」に6万人もの人が並んだという話を聞きびっくりしてしまいました。

前の方の人は、前の日から徹夜で並んだそうです。

何のことだかわかりますか?

そうなんです。お正月と言えば福袋。

6万人の人が、この日というか前の日から「109」の前に福袋を買うためだけに並んでいたのです。

6万人と一言で言ってしまうと大したことはないように聞こえるかもしれませんが、人が6万人並ぶということは本当にスゴイことです。

もう暫く野球観戦はしていませんが、私の子供の頃は野球観戦にはたくさんの人が集まりました。

特にプロ野球の巨人戦は、熱狂的なファンで後楽園球場の観客席には立錐の余地もなかったくらいです。

試合が終わり、お客さん達が帰る道、営団地下鉄の後楽園やJR(当時は国鉄)水道橋駅に向かうわけですが、長蛇の列でなかなか後楽園の駅に辿り着くことができなかった覚えがあります。

東京ドームになる前の後楽園球場の総動員数がおよそ4万5千人です。

そのお客さんのうち後楽園駅に向うのは一部の人達です。

最寄の駅は一つではありませんし、車やバスで観戦に来ている人もいれば、地方に帰る人や用事があって早目に球場を後にしなければならない人もいるからです。

当時私が、球場から帰るために後楽園駅に向かっていた時点の長蛇の列は、おそらく一万人を超えるくらいだったろうと思います。

それくらいの列でも、帰りは大変でした。切符は来るときに買っておかないと、それこそ何時に家に帰れるかわからないくらいでした。

ところが、正月4日に福袋を買うためだけに「109」の前に並んだ人々は6万人です。

どんな列だったか想像すると恐ろしくなります。

しかも銀座でも新宿でも繁華街のいたるところで、福袋商戦はたけなわだったそうですから、どれだけの福袋が巷では買われた事でしょう?

福袋で夢を買うと言われますが、実際には夢は買えません。

物が無かった時代は確かに福袋で夢を買えたかも知れません。なぜならば、袋に入っているものが、自分の持っていない物や必要なものがほとんどだったからです。

日本の今では、袋の中身はほとんどが捨てられてしまうのがおちでしょう。

心理学的には、福袋は中身を買っているのではなく欲を買っているらしいのです。

例えば、『袋の中に合計4万円相当商品が入っていますが、1万円で買えますよ。』という、得するだろうという人間の欲のことです。

売る側も、実際4万円で売れるものなら1万円で売るはずがありません。

普通に売る自信がないから、人の欲を利用して捌いているというのが、本当のところらしいのです。

整理、片付けの観点からすると、無料で貰った商品や福袋のような、取り合えずすぐ使う必要のない物は、物が増えてしまい“片付けられない症候群”の最も大きな原因に上げられています。

ちなみに、福袋の習慣は日本にしかないそうです…。

 

                    (2007年1月21日のメルマガより) 

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