BLOG
ブログ
200mm目線が下がる座空間の器具配置[和室⑧‐電気設備等]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
芒種 次候 腐草蛍と為る(ふそうほたるとなる)
オリンピック・シンボル
ところで、来年のフランス開催が話題となっているオリンピックですが…
オリンピックシンボルってなんのことだか分かりますか?
今日は、国際オリンピック委員会(IOC)が五輪旗を制定した日です。あのマークの正式名称は「オリンピック・シンボル」。
白地に向かって左から青・黄・黒・緑・赤のW字型に配された輪は、世界の大陸(アジア・ヨーロッパ・アフリカ・南北アメリカ・オセアニア)をあらわしています。
重なりあう輪に、世界中の国々がスポーツのもとに集い、競い合いながら友好を深めるという、オリンピックの理念が込められているそうです。
では、なぜこの5色なのか?という疑問の答えは「国旗」。五つの輪の色に白を加えれば、世界のほとんどの国旗が描けるため選ばれたといわれています。
・今日をたのしむ
【五輪旗制定記念日】
紀元前から行われていた古代オリンピックの終焉(しゅうえん)は393年。
それから1500年後の19世紀の終わり、フランス人男爵ピエール・ド・クーベルタンの呼びかけによって近代オリンピックが復活・開催されました。五輪旗もまた彼による考案。1914(大正3)年の今日お目見えしました。
【神田祭】
江戸三代祭としても名高い神田祭が神田明神(東京都)で行われます。
日枝(ひえ)神社の山王祭と交互に開くため、西暦の奇数年の開催。
かつては将軍から庶民まで、江戸中を巻き込んで行ったというお祭りです。
現在は皇居周辺をはじめ永田町、霞ヶ関、銀座などを、神輿(みこし)や山車(だし)を引き連れた時代行列が練り歩きます。
・季節をたのしむ
【ジュンサイ】
ハゴロモモ科の水生の多年草。葉茎が透明なゼリー状の粘液に覆われているのが特徴。
若い葉や花の蕾(つぼみ)をおひたしや酢の物、椀種(わんだね)にしていただきます。
【五輪旗制定記念日】
紀元前から行われていた古代オリンピックの終焉(しゅうえん)は393年。
それから1500年後の19世紀の終わり、フランス人男爵ピエール・ド・クーベルタンの呼びかけによって近代オリンピックが復活・開催されました。
五輪旗もまた彼による考案。1914(大正3)年の今日お目見えしました。
再開されてから、まだ100年足らずなのです。
ー旬の果物ー
【びわ】
ビワの実が熟し、食べごろになりました。
果汁が滴るビワの実のシャクっとした歯触りを愉しみましょう。
五月から七月初旬にかけてが旬です。
【びわ】
ビワの木は大薬王樹と呼ばれています。乾燥させた枇杷(びわ)の葉を
煎じる枇杷茶は免疫力を高めると言われ親しまれてきました。
【200mm目線が下がる座空間の器具配置[和室⑧‐電気設備等]】
前回は 【縁側幅900mmで変わる採光計算[和室⑦‐採光換気]】
https://heiwadai.jp/enngawahaba/
というタイトルでお伝えしました。(前回記事を、お読みになりたい方は、リンクを張っておきましたので、青字の前回タイトルをタップしてください。直接飛びます。)
今回は和室シリーズの8回目、 【200mm目線が下がる座空間の器具配置[和室⑧‐電気設備等]】をお伝えさせて頂きます。
まずは前回のお浚(さら)いから。
それでは、よろしいでしょうか?
………………………………………………………………….
□【窓配置の注意点】
①吊り押入れ+地窓
※床の間、仏間を東向きにすると、窓が設置しにくくなる。対策としては吊り押入れ+地窓にするなど工夫する。
※床の間、仏間を西向きにすると、窓が設置し易くなるが、本来の様式と異なり、収納も確保しづらくなる。
□【採光に有効な窓面積の算定】
①採光に有効な窓(縁側いっぱいの窓にする)
②幅が(900mm以上へ)の場合、次室の有効採光は(7/10)で算定する
③和室Bの(間口の半分以上が随時開放)できる建具
※縁側の窓だけで採光、換気の数値基準を満たしても、広縁付きや2間続きの和室の光視、空気環境は良いとは言えないので、2面開口となるように意識して窓を設置することをお奨めします。
↑前回お浚いここまで
………………………………………………………………………
[1]【床座空間の照明設備の高さ】
●シーリング照明またはペンダント照明を部屋の中央へ設置するのが一般的です。二間続きの場合は、器具配置やデザインの統一をお奨めします。
●和室は「床座の空間であるため、リビングより目線が(r200mm程度)低くなります。床の間の地板などが低い位置にあるのと同様に、ペンダント照明を低目に吊り下げたり、フロア照明を併用して光の重心を下げることで落ち着いた雰囲気を醸し出します。
●床の間灯は光源が見えないように設置します。横長の器具は全体を明るく、ダウンライトは置物などを立体的に照らす効果があります。
[2]【コンセント・スイッチの設置】
●仏間には仏壇用のコンセントが必要となります。軸回し扉にすることでコンセントの位置が奥まりますので、スイッチと連動させておくと便利です。床の間には節句飾り等で使えるコンセントの設置をしておくことをお奨めします。
和室は高齢者の利用が多く想定されることから、コンセントの高さは抜き差し易い(rFL+400mm)、スイッチは(rFL+1000mm)をお奨めします。いずれもプレートの色は壁の色に合わせて選択してください。
[3] 【エアコンスペースの確保】
●特に客間は、床の間などの設えのため、エアコンの場所が限られてしまいます。計画段階からエアコン用の壁面を意識して確保することをお奨めします。外気に面した適切な場所がない場合、メンテナンス可能な押し入れ内を配管して、室外機を目立ちにくい場所に設置するなど外観にも配慮した計画にしてください。
押入れの天袋にビルトインエアコンを設置すると、和室の意匠性が損なわれなくてよいでしょう。(r1.0m幅)あればエアコンは設置可能です。ただし、室内機をできるだけ目立たないように吹き出し口の付近を囲い過ぎてしまうとエアコンの効きを著しく阻害することになりますので、注意が必要です。
[4]【感知警報装置】
●寝室として利用する際は必須ですが、客間として利用する場合も、熱式又は煙式の感知警報装置を設置することをお奨めします。他の警報機と連動する仕様であればさらによいでしょう。
………………………………………………………………………
和室の天井は一般的な天井の他、竿縁天井や船底天井などがあります。それらの天井は凹凸があったり、傾斜が入り組んでいたりして、シーリング灯等が取り付けられない場合があるので計画には注意が必要です。