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「設計のプロでもあやしい設備の配置」【キッチンCASE2】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

小満 末候 麦秋至る(ばくしゅういたる)

虫送り

これからの季節、各地の水田で、しっかりと根を張った稲がすくすくと成長しています。

秋の収穫まで農家の方々の心配は尽きませんが、農薬のない時代、とくに害虫の発生は恐ろしいものでした。

もちろん、農薬を使うことがいいとは思ってません。ですが、そのため、昔から6月になると行ってきたのが、「虫送り」なんです。

藁(わら)でつくった大きな人形を川へ流したり、燃やしたりすることで害虫除けを願う行事です。

西日本では、「実盛送り(さねもりおくり)」の名前でも受け継がれています。

 

「設計のプロでもあやしい設備の配置」【キッチンCASE2】

 

【快適なキッチンの第一条件は、調理の流れ】

調理の流れ

快適なキッチンの第一条件は、調理の流れ

キッチンになくてはならないシンク、コンロ、冷蔵庫、配膳台、カウンターなどの設備。

これらはみんなキッチンの主役です。

キッチンの設計では、この主役たちの立ち位置を決めることが必要です。大切なことは、L型・I型キッチンといった形を決めることよりも、これらを使う調理の流れがスムーズにいくことが先決なのです。

では調理の流れとは、どんなことでしょう?

調理の流れとは大きく、括(くく)ると次のものです。

  • ① 保存する(冷蔵庫)冷蔵庫から食材を取り出す
  • ② 洗う(シンク) 冷蔵庫から取り出した食材をシンクで洗う
  • ③ 切る(カウンター)
    調理用カウンターにまな板などを置いて切る・刻む・皮を剥く
  • ④ 焼く・煮る(コンロ)鍋に切ったり、刻んだ食材をぶち込む
  • ⑤ 盛り付ける(配膳スペース)
    配膳用カウンターで料理を盛り付ける
    そして、
  • ⑥食べる(テーブル)に。

以上、それぞれの調理作業が配置的にスムーズで滞らないよう行われることが、快適なキッチンの第一条件。これに、キッチンが置かれた場所の特性(例えば光が入る窓の位置、換気ダクトの位置、ドアの位置)と擦り合せができれば、理想的なキッチンの完成です。

さきほどの①~⑤には出てきてないけど、換気扇(レンジフード)も重要なキッチンアイテムですよね。それから、ドアに関しては、引違いにしたほうが使いやすいと多くの人から言われます。

普通の一般住宅であれば、キッチン水回りは設備が多く、出入りも多い場所なので、設計段階でできるだけドアよりも引違いの戸をイメージしておきましょうね。

【冷蔵庫の位置が調理の流れの決め手】

まずは、食材を保存するための場所である冷蔵庫から考えてみることにしましょう。

見かたによっては、ある意味、キッチンの中で最も重要な位置にいるのが冷蔵庫なんです。なにせ料理をしなかったとしても家族の誰しもが必ず頻繁に使うからです。

ですから、冷蔵庫は料理する人だけでなく、家族も使いやすいキッチンの出入り口に近い場所に配置できればベストです。ここを起点にして、その他の設備配置を考えるとうまくいきます。

冷蔵庫から出した食材は、シンクで洗って、切った後にコンロで調理します。この調理の流れや動線を考えて、シンクから調理スペース、コンロへと配置していけば使いやすいキッチンが、でき上がります。

この流れを考えることは、L型、I型、アイランド型、ペニンシュラ型のどんなキッチンでも同じことです。

調理の流れ

調理の流れでそのまま配置が決まる

①~⑤の調理の流れでそのまま配置が決まる
I型、L型だろうとアイランド型だろうと作業の流れを考えて、配置に生かすことが決め手

←冷蔵庫は家族の誰もが使うものです。そのためキッチンのどこに置くかが決め手となります。

【格段に使いやすさが上がる!広めのカウンター設置!!】

さて、前述した調理の流れ⑤の「盛り付ける(配膳スペース)についてもひと言説明させていただきます。
最近のシステムキッチンには、サブカウンターや配膳カウンターなどを組み合わせたタイプがあります。

ただし、いつの間にか、このサブカウンターがオーブンレンジや炊飯ジャー、トースターなどの家電置き場になるくらい調理用家電が増えてきています。

そうでなくても、せっかくつくった料理を意外と狭い場所でなんとかだましだまし盛り付けている人が少なくないはずです。料理の品数などを考えた場合、大家族に限ったことではなく、設計段階でカウンタースペースはなるべく広めに取っておくことをお薦めします。

使ってみると便利さが身に沁みます。(笑)

ただ、注意しておきたいのは、オーブンレンジの熱や蒸気を出す家電。放熱や蒸気を逃がすための隙間を必要とするので、サブカウンターの奥行を最低限でも45㎝以上取る必要があります。できれば60㎝以上が取れれば理想的です。

冷蔵庫の位置から始まって、最後の作業場となるカウンターやサブカウンターの位置によってキッチンの空間の特徴が生まれてくるのです。

それとは別に洗濯を同時に行いたいので、キッチンとサニタリーを近づけたい、ゴミも出るから外にも簡単に出られるように勝手口も付けたい…といった具合に、他の部屋との関係がキッチンそのものの配置を特徴づけていくことになります。

【サブカウンターや配膳カウンターは広めにほしい】
家電の調理器がますます増えるのに伴い、その置き場としてのサブカウンターや料理を一時的に置く配膳カウンターの重要性が高まっています。

調理の流れ

調理の流れで配置がそのまま決まる

① オーブンレンジなどを置くためには、最低45cm以上欲をいえば60cmほしいところ
② 裏口への繋がりも確保したい
③ 外部へのゴミ出しのための開口部は、採光も兼ねてここら辺にほしいところ
④ 冷蔵庫から調理台・シンクまでの移動距離はできるだけ短くしましょう
⑤ 配膳スペースはところどころにあれば、なおさらいいところです 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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