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【住まいの計画の前に知っておかなければならない基本⑤】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

大寒 次候 水沢腹(みずさわあつ)く堅(かた)し

ヤブツバキ

椿が見頃を迎えています。椿の一種、ヤブツバキが群生する伊豆大島(東京都)では、島をあげての一大イベント、「伊豆大島椿まつり」を催します。

ヤブツバキは10m近くにまで成長する、日本原産の常緑高木(じょうりょくこうぼく)です。

鳥に受粉を媒介させる「鳥媒花(ちょうばいか)」であるため、豊富な蜜でメジロやヒヨドリを誘います。

艶(あで)やかな花と可憐なメジロの組み合わせは、目にもたのしい春の使者です。

・今日をたのしむ
【伊豆大島椿まつり】

この時季、船に乗らないと行けない同じ東京都の大島で、【伊豆大島椿まつり】が開催されてます。

1月下旬~3月下旬にかけて開催。約450種300万本の椿が咲き誇る島内を巡るスタンプラリーや、大島民謡などの伝統文化が体験できるイベントを多数催します。

 【椿餅】

この時季、椿餅が美味しそうですよ。「椿餅」は、日本最古のもち菓子といわれているそうです。

道明寺粉を蒸してあんこを包み、2枚の椿の葉で挟んだ和菓子です。

1~2月にかけてつくります。その歴史は古く、平安文学の「源氏物語」にも登場します。千年以上も前からあるなんてすごいですね。

今日は【雨情忌(うじょうき)】です。
♪カ~ラ~スなぜなくの?『七つの子』♪シャボン玉飛んだ??『シャボン玉』♪『十五夜お月さん』などの童謡で知られる詩人・野口雨情(のぐちうじょう)の忌日でした。

地方民謡も多く手がけ、伊豆大島を舞台とした『波浮(はぶ)の港』は昭和初期に大ヒットしたんですね

高校生のときに伊豆大島に行ったことがあるんです。そのときは、『波浮(はぶ)の港』と『アンコ椿は恋の花』が一日中、どこへ行っても流れてた覚えがあります。

【住まいの計画の前に知っておかなければならない基本⑤】

【「自然エネルギーを生かす「自立循環型住宅」】

去る2020年までに、二酸化炭素(CО2)排出量を1990年比で25%削減するために、住宅・建築分野でも一層の省エネとCО2の削減が求められています。(既に目標達成できず、期日は過ぎ去ってしまいましたが…)

「自立循環型住宅」とは、気候や敷地の特性などに応じ、できるだけ自然エネルギーを活用した上で、建物と設備を工夫し、居住時のエネルギー消費量(CО2排出量)を2000年度比、概(おおむ)ね50%削減を目指す住宅のことです。

自然風・昼光・太陽光発電などの自然エネルギーの活用や、断熱外皮・日射遮蔽などを考慮した建築手法、および冷暖房・給湯・照明・高効率家電などの設備を取り入れることで実現を目指しています。

具体的には、植樹して日陰を作ったり、暴風効果を得たりする植栽の設計、深めの庇(ひさし)や可動式ルーバーなどで太陽光線を制御する設計、地域や地形の特性に対応した通風の設計、断熱性能と気密性能に優れた設計などがあげられます。

 

キャスビーとは

[都市近郊のゆとりある敷地の例]

自然風や日射熱など自然エネルギーを積極的に取り入れ、熱遮断対策を講じた上、省エネ設備技術を適材適所で利用して室内環境の調整を図ります。

【CASBEE(建築環境総合性能評価システム)について】

CASBEE(キャスビー)とは、建築物の環境性能を格付けする手法のことです。省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮に関しては勿論(もちろん)のこと、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価します。

CASBEEの評価を活用することによって、自分が重要視している項目の評価や全体のバランスを知ることができるので、住宅を選ぶ際にも比較的検討がしやすくなります。

なによりも、さまざまな観点から住まい評価をすることで、自分の住まいのことを十分に知ることにも繋がってくるのです。入居後の快適な暮らしに欠かせない住まいの維持管理やリフォームなど、住まいの良い点や弱点をあらかじめ知っておくことで、維持管理計画が立てやすくなるなどのメリットも十分にあると思っています。

さらにCASBEEは、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づく住宅性能表示と整合性が取れています。今後もっと普及すれば、補助金などの支給の際には非常に重要な指標となるかもしれませんので、今の段階からこのCASBEEの指標に注目しておいても損はないかもしれません。

キャスビー

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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