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【部屋ごとに照明器具の種類や設置場所を工夫する[採光の基本③]】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
芒種 末候 梅子黄なり(うめのみきなり)
梅仕事
早春の開花から4カ月あまり、梅がまるまると実り、熟しはじめました。
店先でも青梅や黄梅がならび、その周りには梅酒用のビンや氷砂糖、はたまた梅干し用の赤シソなどもお目見えします。
「梅はその日の難逃れ」と伝わるほど、梅の実には健康パワーがたっぷりと詰まっています。
疲労回復効果の高いクエン酸、若返りビタミンとも呼ばれるビタミンEも豊富です。
青梅には有害物質が含まれますが、焼酎や砂糖に漬けることで分解できます。
一方、梅干しには半熟もしくは完熟、ジャムには完熟梅が最適です。
・今日をたのしむ
【三枝祭(さえぐさまつり)】
大神(おおみわ)神社(奈良県)の摂社・率川(いざかわ)神社では、三枝祭を開催します。
同神社が鎮座する三輪山(みわやま)に咲く三枝(ササユリ)の花で華やかに飾った酒罇(みか)を神様に捧げることから、別名「ゆりまつり」とも。
疫病を祓(はら)うとともに、無病息災を祈願します。
・季節をたのしむ
【キョウチクトウ】
街路樹としても人気の高い花木であるキョウチクトウが白、黄、赤、桃色など、とりどりの花をつけはじめます。
可憐な花とはうらはらに、枝葉や花、根などに猛毒を含んでいます。直接肌に触れないように注意してくださいね。
【エツ】
初夏から梅雨(ツユ)明けまで、有明海から筑後川を遡上(そじょう)するエツが最盛期。
福岡県や佐賀県の一部にしか出回らない希少種で、地元では季節を告げる魚として愛されています。
全長35㎝ほど、銀色に輝く美しい身には小骨が多いため、姿焼きや唐揚げにする際は「骨切り」を施します。
ー旬の魚介ー
【はも・するめいか・かんぱち】
蒸し暑い日が続いています。鱧(はも)、するめいか、かんぱちなど、
旬を迎える魚介で気持ちをさっぱりとしましょう。
【6月~7月に、旬を迎える魚介】
・鱧(はも)
6月から7月にかけて旬。
関西ではお祭りの日に食べる風習があります。
・スルメイカ
旬は6月から9月にかけて。
新鮮な実を細く切ったイカそうめんは絶品です。
今年はいまのところ、前年ながら不漁が続いているようです。
・カンパチ
脂の乗ったカンパチは刺身が最も美味です。
旬は6月から9月にかけて。
【部屋ごとに照明器具の種類や設置場所を工夫する[採光の基本③]】
76 5戊【窓の設け方で明るさも変わる[採光の基本②]】3-235 (3)~236(5)
前回は新シリーズ窓の設け方で明るさも変わる[採光の基本②]をお送りしました。
https://heiwadai.jp/madosettinosikata/
(青字のタイトルをタップすると記事に飛びます)をお伝えしました。
今回は新シリーズ[採光のきほん]3回目【部屋ごとに照明器具の種類や設置場所を工夫する[採光の基本③]】を、お送りします。
【まずは、前回のお浚(さら)いから…】
【照明器具の種類と特徴】
照明器具の名称は、形状や取り付ける位置などによって変わります。
【ペンダント】
吊り下げる照明器具。食卓などを照らすため、テーブルのある部屋の天井に設置することが多いようです。
【ブラケット】
壁面に取り付ける照明器具。一部を照らすポイント的な照明として有効。上に向けて照らすタイプは、柔らかな採光が演出が可能となります。
【シーリングライト】
天井面に直接取り付ける照明器具。部屋全体を照らすのに効果的です。
【フットライト】
足元を照らす照明器具。トイレなどに行くための動線上に設置し、夜間に常時点灯するのが一般的な利用法です。
↑↑↑【前回のお浚いここまで】
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【部屋ごとに照明器具の種類や設置場所の工夫の奨め】
照明器具を設置するときにも注意が必要です。たとえば、吹抜けのある家はいいなぁ、と思っている人は、照明のことも考えてみる必要があります。吹抜けは天井が高いので天井に付けると手元に明かりが届きづらくなります。(明るさ=光源からの距離×2乗分の一、たとえば天井から手元までの距離が3mだとすると3m×2乗分の1で手元の明るさは9分の1
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【吹抜けのあるリビングでは、目的別に照明を使い分ける】
吹抜けのある部屋では照明器具の選択が簡単にはいきません。一般的な天井高のリビングのように天井に設置するシーリングライトだけでは明かりが届かないためです。そこで、スポット的な照明をいろいろと考えてみると‥…食事の際の照明、寛(くつろ)ぐ際の照明、作業する際の照明など、用途によって照明を使い分けることがポイントです。
①【ブラケットライトを設置することで、天井灯だけでは暗くなってしまうキッチンとダイニングの橋渡し的な空間を効果的に照らすことが可能です。】
②上に向けた間接照明を設置することで斜め天井面を照らし、その反射光が、やんわりと部屋を包み込むようになっています。
③手元が暗くならないように、また、折角の料理がおいしく見えるように長めのコードを用いてペンダントライトを吊り下げ、ダイニングテーブルの上を明るくすることをお奨めします。