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No.10 畳って凄い!(2007.6.29)

何故、住いのリフォームや増改築で手抜き事が起こってしまうのでしょうか。

私の知り合いの業者からも、よくお客様から手抜き工事だと言われて悩んでいるという話を聞くことがあります。
その人達の人柄を考えると、最初から手抜き工事をするつもりでやってしまったとはどうも思えません。

もちろん最初から誤魔化すつもりでやっている人もいます。私も数多くの現場で、どうみても悪意を感じられる施工を見てきました。
ところが、そのようなところは一部の業者であって、大半のリフォーム会社や建築会社はもっと良心的だと思います。

それでは、良心的な業者が手抜き工事だと言われてしまうのは何故でしょうか?
詳しく話を聞いてみると、お客様にも大きな原因がありました。

リフォームや増改築は、古い壁や床を壊してみないとどうなっているかわかりません。

例えば、浴室が古くなったので新しくユニットバスにリフォームしようと、見積りを何社かに取りました。Aという業者が安かったのでその業者に工事を依頼しました。
浴室を壊してみたら、柱や土台が腐っていて交換しなければならない状態でした。安く見積っているので、柱や土台の交換まで見ていませんでした。

当然お客様に話して、その分の追加工事金額を出してもらわなければならないわけですが、A業者は過去に別の仕事で追加を請求したら「見積りしてもらった工事代金しか払えない。」と言われた苦い経験がありました。

今回も、お客様に話したら追加は貰えないかもしれないという不安が脳裏をよぎりました。
お客様に話したら交換しないわけにはいかないだろうとその部位を隠して何事もなかったように次の工事を進めることにしました。

ところが、お客様に見つかってしまい、「手抜き工事だ。」と言われて、工事は中止になり、損害賠償もしなければならなくなってしまいました。

もちろん、このA業者がやったことは私も『手抜き工事』だと思いますし、追加の話をするべきだったと思います。
でも、仮にそうしたとしても、A業者が思ったように追加は出して貰えなかったかもしれません。実際によくそのような例も少なくありません。

A業者の言い分を聞けばおそらく、「何社も見積りしているのだから、そんなところまで見積り金額に入れていたら仕事は取れないよ。」と言うでしょう。
そのことに対しては、「このようなことがあるかもしれないのでそのときは追加がでますのでお願いします。」とひと言添えておきます。

それでも了解していながら、工事が始ってしまえばそれでも払ってくれないかもしれません。
お客様にしても、少しでも安く済ませたいのは当然ですから、ずるい人にあたってしまえば十分にありえます。

以上のようなことが実際のリフォーム工事のやりとりでは起こっています。

リフォームや増改築を頼むお客様が不安に思っているのと同じように、業者もお客様に工事代金を払って貰えるのか心配しているのです。

 

 

     (2006年5月27日のメルマガより)

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