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No.18 トップライト(天窓)は甘くない!(2006.11.11)

およそ半年程前に、築40年程経っている住宅の増改築工事をやらせて頂きました。

そのお宅は、およそ5年ほど前に居間の前に(南側)縁側を増築されていました。

縁側を奥行四尺(約120cm)程増築された分、「居間が暗くなってしまったので何か良い方法ないか?」とのことでした。その増築した縁側部分の屋根(下屋)はトタンの瓦棒葺きでした。

その瓦棒葺きの屋根においては四、五年しか経っていないということでしたので、トップライト(天窓)を取り付けることをお薦めしました。

トップライトを古い屋根に取り付けるのは、雨漏りの原因となることがあります。普通なら屋根材の取替と併せて考えるところですが、まだ屋根材だけは交換して日が浅いので、トップライト廻りの雨仕舞いさえしっかりしておけば問題ないだろうと高を括っていました。

 

予想に反して問題は起こってしまいました。

トップライトの取付をしてからおよそ半年後に、僅かではありますが、雨漏りしているとの連絡を頂きました。

その間に豪雨や強風を伴う雨は何度もありましたが、雨漏りをすることはなかったので、ほとんど忘れていた頃のことでした。

すぐに原因がどこにあるのか調べてみましたが、それまでには何度か強い雨が降っても出なかったわけですから、そう簡単に分かるわけもありませんでした。

何ヶ所か僅かでも可能性のある場所を防水してみましたが、雨漏りは止まりませんでした。

明らかな原因を見つけることができず、途方に暮れていました。そんなとき屋根に上がって他の屋根の上も歩いてみました。違う角度から見ると、何故か段違いになっている別棟の屋根が目立って見えました。

そこは関係ないだろうと最初から目を付けていなかった場所です。でもそこが原因のような気がして、立ち上がりの壁をはがしてみました。

すると水切りの板金がほとんど立ち上がっていませんでした。その屋根を少しめくってみると雨は上がって時間が経っているのに、ずいぶんと湿っていました。

そこからトップライトに雨水が廻っていることは間違いありませんでした。当然屋根の職人ならば、壁の立ち上がりと屋根の取合いには水切りを立ち上げているはずです。

でも前に屋根を取り替えた職人は当り前のことをやっていませんでした。どうも、当り前のことはしているだろうと思ってしまったことが雨漏りの原因だったようです。

もちろん、その原因の部位を正しいやりかたに直しましたので、雨漏りは止まりました。

リフォームの場合、当り前のことをやっているだろうと判断するのは間違いだということを知りました。

 

まだまだ、私は現場に教えて頂かなければならないようです。

 

      (2006年11月11日のメルマガより)

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