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No.30 流行に流されてもいいですか?(2007.5.28)

こんにちは、「夜明けのMacky」こと阿部正昭です。

最近、黒い建物をよく見かけませんか?

黒っぽいというだけでなく、黒いのです。しかも新築や、リフォームしたばかりの家です。
どうやら、今の流行(ハヤリ)のようです。

モダン和風というデザインの風潮で、黒は和のイメージを醸し出しているのです。

黒は色と呼べるかどうかは別にして、私も好きな色です。

上手く着こなせば、服装には欠かすことはできない色ですし、使いこなせば、小物や自動車などにも同じことが言えます。
しかし、家の外壁に使うのはどうかと思います。

 

どなたもご存知のことだと思いますが、黒は熱を最も吸収します。
そして、日本の気候は世界でも珍しいくらい、高温多湿です。

それでなくても、何故か日本の住宅は黒い屋根が多いと思います。

屋根は住宅の部位では最も熱を吸収して熱くなる場所なので、本来は熱を反射する明るい色を使用した方が理にかなっています。

ですから、気温が高くなるような他の国では、屋根が白っぽいとか、真っ白な家が多いようです。

ところが日本の気候は、高温であると同時に、夏とその前後は湿度が非常に高くなるという性質があります。

湿気が多いということは汚れ易いということでもあります。
屋根のように、いろんな埃をかぶらざるを得ない部位では、汚れの目立たない色を使いたくなるのは、ある程度仕方ないのかもしれません。

でも、外壁を黒づくめにしてしまうのは、ちょっとどうかと思います。

エアコンがあるから、熱を吸収しても外に吐き出してしまえばいいという考えからなのでしょうか?
それとも、黒い家は熱がこもり易いことすら知らないで、設計しているのでしょうか?
温室効果ガスを減らすために、世界ではエアコンを使わないよう努力しているというのに何を考えているのでしょう。

確かに今現在だけであれば、格好良く見えるものは巷に溢れています。

西側に大きな開口(窓)をとった住宅は、冬場は大変明るく暖かいでしょう。でも、夏を考えたら…。

西側にしか開口(窓)がとれない場合などはデザイン的にもやり易いのです。

一見斬新(西側の開口、窓は別ですが)な建物は、建売住宅などで次々に真似されます。

このような現象を私は勝手に『伝染病』と言っているのですが、この伝染病が蔓延してしまいますと「何とかして欲しい」という声が巷に響き渡ります。

そこまでは大袈裟かもしれませんが、やはり、家の本質は何かを、よくよく考えなければならない時代がすぐそこまで来ているような気がします。

それでは、健康な我が家をめざして…

 

      (2007年5月28日のメルマガより)

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