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六畳間を二~三人の子ども部屋に
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
立冬 末候 キンセンカ香ばし
将棋で脳トレ
将棋は脳トレにいいそうですよ。
友人の実家がある山形県天童市は、将棋の駒の生産量が日本一。
橋の欄干(らんかん)やマンホールに駒のデザインをあしらい、電柱には詰将棋を掲げています。まさに将棋の町ですね。
ですが、オレはルールもうろ覚えで数年に一度指す程度です。ほとんど知らないと言ってもいいくらいです。
もちろん棋力もゼロに等しいのですが、それでも脳細胞をフル稼働させて「ああでもない、こうでもない」と考えるのは刺激的ですね。
事実、相手の手を読むための想像力と創造力、最善の手を指すための直感的思考能力などが将棋で鍛えられるそうですよ。
自分のレベルではいっこうに上達している感はありませんが…
ボードゲームという枠を越え、老若男女を問わない脳のトレーニング法として見直されているそうです。
【将棋の日】
今朝、今日は【将棋の日】 だとお伝えしましたが、1716(享保元)年、8大将軍・徳川吉宗が将軍の前で将棋の対局を披露する年に一度の「御城将棋(おしろしょうぎ)」の式日を11月17日定めたことに由来するそうです。
【ドラフト記念日】
1965(昭和40)年の今日、第一回プロ野球新人選択会議(ドラフト)を開いたことを記念して制定しました。
【レンコンの日】
1994(平成6)年の今日、茨城県土浦市で行った「蓮根サミット」を記念して制定。
ー立冬◇末候ー
【キンセンカ香ばし】
キンセンカとは、黄金の杯(さかずき)のような形をした
水仙の花のことです。
冬のはじまりから開花するこの花はすっきりとした甘い香りを放ち、
厳しい冬にも美しい緑と白や黄の鮮やかさで私たちを元気づけてくれます。
【六畳間を二~三人の子ども部屋に】
前回ブログ→ 【子どものコーナーをつくる(+ひと部屋②)】
※https://heiwadai.jp/kodomoko-na/
のお話をお伝えしました。(青字のタイトルタップするだけで前回記事に飛びます。なので、よかったらお読みください。
今回は新シリーズ(+ひと部屋)の3話目、【六畳間を二~三人の子ども部屋に】というお題でお伝えしたいと思います。
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まずは、前回のお浚(さら)いからお送りします。
【子どもの部屋を最低限でつくる】
個室を増築したい理由として、もっとも多いのが「子ども部屋」です。
「子どもが成長してきたから、そろそろ個室が必要」
「受験も近づいているから、やはり勉強部屋は必要だろうね」
「男の子と女の子をいつまでも一緒にしておくわけにはいかないだろう」…………………………………′
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10年後を考えてみてください。大抵の家庭では、子どものために新築したり、リフォームして立派な子ども部屋をつくります。でも、10年もすれば肝心の子どもたちが巣だってしまいます。あとには物置同然の空き部屋が残るだけです。
子ども部屋に限らず、増築の要求が出てきたときには、その原因を自分なりに分析し、本当に増築でなければその問題が解決できないのかどうか、客観的に判断する必要があります。ましてや、子ども部屋の増築に関しては、ひときわ慎重でなければなりません。
必ずしも個室でなくてもいいのではありませんか。子どもが落ち着いて勉強できるコーナーや、自分の大切なモノをきちんとしまえる場所、プライバシーを主張できるスペース、だれにも見られず着替えたり、眠ったりでき場所‥‥‥。
そんなコーナーさえ確保することができれば十分なのではないでしょうか。たとえば、リビングやダイニングのコーナーを収納壁で仕切るだけでも、簡単な子どもコーナーをつくることが可能です。
ドアの代わりにカーテンやアコーディオンドアをつけてやりさえすれば、着替えも十分にできるし、暗くして眠ることもできます。
また、廊下を利用して子どもコーナーをつくることも可能です。押入れさえも要注目空間なのです。中断を取り外すことで、本棚と机と箪笥を置くことができます。さらには天袋まで使用すれば、ベッドまでつくることが可能となります。
ちょっとは狭苦しいかもしれませんが、小中学生くらいの子どもなら大喜び。自分の子ども時代を思い出してみてください。子どもは、猫のように穴倉のような狭い場所が結構お気に入りなのです。
……………………………………………………(お浚いここまで)
【二~三人の子ども部屋なら六畳間で十分】
子どもが小さいうちはリビングルームでわいわいガヤガヤ遊んだり、六畳一間に並んで寝ていた子どもたちも、高学年になれば、そろそろ一緒の部屋にするのは難しくなってきます。
特に問題なのは、男の子と女の子がいる場合、さらには上のこと下の子の年齢が離れている場合は難しいかもしれませんね。
どの家庭でも子ども一人ひとりにそれぞれ個室を与える余裕があるわけではないし、むしろ与える必要もないと思っています。もっとフレキシブルな方法を考えたらいかがでしょう。
六畳の部屋を目一杯有効活用する方法があります。二人で六畳あれば十分ですし、三人でだって無理ではありません。勉強机も、ベッドも、収納だって一そろえちゃんとつくれます。
その秘訣は、スペースの多重利用です。もっとも工夫しやすいのがベッドです。下図のように二段ベッドを両側から交互に使えるよう、パネルで上下互い違いに壁をつくれば、融通性に富んだ間仕切りができます。
この「交互使い間仕切りベッド」をうまく配置すれば、六畳間を二つに分けでも、実際の三畳間よりずっと広く使用することが可能となります。机や本棚、クローゼットを置いても、さほど狭苦しく感じません。
私がこの『交互使い間仕切りベッド』を初めて提案したのは、考えてみれば30年以上も前のことになるのですが、今でも提案するたびに喜ばれています。ただし、ベッドをどのように配置するかは、部屋の形や窓の位置、ドアの位置などによって変わってきます。
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※イラスト①
【窓が正面にある場合】
※イラスト②
【窓が片側にある場合】
※イラスト(パース)③ 大 断面
二段ベッドの工夫で実際の3畳より広く使えます。
【費用の目安】 二段ベッドに付けるパネル 12万円
パネルを支える木材等財公費 10万円
ベッドの下の引き出し(幅40cm×8個) 16万円
照明及びスイッチ等配線移動 10万円
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合計 48万円
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もっとも簡単なのは、部屋の長辺の中央部分に窓があり、反対側に入り口が引き戸になっている場合です。部屋の真ん中にベッドを置いて、スッポリ半分に仕切ってしまいます。
ベッドが途切れた場所には、ベニヤ板などで簡単な壁を取り付けてもいいし、箪笥などを置いて仕切ってもいいかもしれません。これで完全に独立した二部屋が出来上がります。
窓が部屋の短辺にしかない場合には、少々手が掛かります。ベッドで部屋を仕切ってしまうと片方には窓がなくなってしまいます。かといって、窓に垂直に部屋を分けた場合、1つひとつが細長くなり過ぎて大変使い難くなってしまうのです。
このような場合、予算と構造が許すのであれば、窓やドアを増設する手があります。また、どうしても余裕がないという場合は、無理して二部屋に分けるのではなく、部屋の半分は共有の勉強コーナーとし、残りの半分をベッドで仕切って、更衣室を兼ねた寝室コーナーにするという手もあります。これでお互いの最低限のプライバシーは確保できるはずです。
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