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事業のアイデアを家事改善などに生かす

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「5つの型」と「3つのフレームワーク」を徹底研究

新しいアイデアをひねり出す

 

 

 

家事の時短や使い勝手が悪い間取り改善リフォームなど「新しいアイデアを出す必要がある」…そんなとき、どのように考えますか?

あてもなく途方に暮れてしまいそうな人も多いのではないでしょうか?

今回は、アイデアを生み出す方法をお伝えしたいと思います。

 

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

既存要素の組み合わせ

 

いまや古典とも言えるこの名文句は、アメリカの実業家ジェームス・W・ヤングが1940年初版の著書『アイデアのつくり方』で提唱したものです。

この考え方は、「アイデアとは、何も無いところから突然湧き出るものではなく、必ず何か土台があって複数の組み合わせから生まれる」というものです。

この手法では、まず既存の要素の「組み合わせ方」を知らなければなりません。

アイデアの出し方の「型」を知れば、要素を組み合わせることができるようになります。

 

会社経営などのアイデア「5つの型」を家事改善に生かしてみる

アイデア創出方法には、5つの「型」があります。会社経営などの新規事業を例に考えてみたいと思います。
どれも「既存の要素をどのように組み合わせるか」を基本としたバリエーションです。

1.コアスキルを軸にアイデアを出す

コアスキルを軸に

 

「会社の持つコアとなるスキル(他社にマネのできない技術や能力)を起点として、新規事業のアイデアを出す」方法です。

そのコアスキル自体が独自性があり、高いレベルである場合におすすめです。

既に一定のレベルでのスキルを持っている状態からスタートするので、フィジビリティ(実現可能性)など、事業を開始するにあたっての第一歩に進みやすいのがメリットです。

(例)腕利きの大工さんが、高い技術を活かしてお洒落な家具の製造にチャレンジ

 

2.顧客の「不」からアイデアを出す

不から生み出す

「顧客の抱える『不=課題』からアイデアを出す」方法です。

不安に不満や不足など「不」はアイデアの種(たね)です。

満足しない理由がわかれば、それを解決することが新しい事業のアイデアにつながる可能性を秘めているためです。
(例)冬に寒い生活をしていた人向けに断熱リフォームをパッケージ化

 

3.新しいテクノロジーからアイデアを出す

新しいテクノロジーから生み出す

「新しいテクノロジーからからアイデアを出す」方法です。

AIにloT、ブロックチェーンなど、テクノロジーは日々進化し続けています。

テクノロジーとは、「今まで不可能だったことが実現できる」ようになるツールです。

このテクノロジーで、今までにない斬新なアイデアが生まれるかもしれません。

この型は発想ひとつで勝負できるので、資本の少ないスタートアップに向いています。
(例)AIの音声認識で、お客さんからの問い合わせに答えるサービスをはじめた

 

4.異業種のノウハウを引用してみる

異業種のノウハウから生み出す

 

 

 

「異業種のノウハウを引用してアイデアを出す」方法です。

ある業種の常識は、他の業種では非常識であるケースが多々あります。

異業種のノウハウを、そのまま自身の業種にあてはめてみるだけで、斬新なアイデアになることも。(例)お洒落カフェづくりのノウハウで事務所に展示スペースをつくってみた

 

5.海外からアイデアの種(たね)を輸入する

海外からアイデアの種をを

 

「海外からアイデアの種を輸入する」方法です。

4の型と少し似ていますが、よりジャンプしたアイデアを閃きたいならこちらの型をおすすめします。

実際、アメリカやヨーロッパでヒットした商品・サービスを参考にした事業が成功をおさめている事例もたくさんあります。
(例)海外の片づけプロ派遣会社を参考に、地元初の片づけサービスを始めた

 

番外.「型」自体も組み合わせることができる

型自体も組み合わせることが可能

 

これまでの5つの型を複数組み合わせてアイデアを出す方法もあります。

例えば「2.顧客の『不』からアイデアを出す」と「4.異業種のノウハウを引用してみる」の2つを組み合わせてみましょう。

「顧客からの不満を集めて分析し、異業種でも同様の不満が無いかを調査する」ということです。

調査でわかったことを用いて、新しいアイデアを生み出すことができそうです。

 

新規事業のアイデアを生む3つのフレームワーク

型はわかったけど実際にアイデアが出ない…そんな方に3つのフレームワーク(思考の枠組み)を紹介します。

1.KJ法~情報の整理テクニックでアイデアを生み出す

kj法 川喜田二郎

 

文化人類学者の川喜田二郎氏によって考案された手法で、彼のイニシャルを取って命名されました。

KJ法では、付箋などカード状の紙に一つひとつ情報を書き込み、そのカードを並べ変えたりグループ化したりすることで情報整理します。

膨大な量の情報を整理するために生まれたKJ法は、新しいアイデアの発想や問題解決を可能にします。

KJ法のやり方をより分かりやすくなるように、「自社の業務効率の改善案を出すために、現在非効率になっている原因を明らかにする」という設定で具体例を挙げながら進めていきます。

カードに記入する

【STEP 1】 カードに記入する

はじめのステップでは、設定したテーマで「ブレインストーミング」をし、出てきたアイデアをカード(付箋など)に書き込んでいきます。

このステップで重要なことは、一つのカードに対して、書き込むアイデアは一つだけにすることです。
今回の例では、「業務が非効率になっている原因」というテーマでブレインストーミングを行います。

 

グルーピング

STEP1で出てきた意見の例
  • ・稟議のフローが複雑だから
  • ・出る必要のない会議が多いから
  • ・上司に萎縮してしまっているから  ・業務に対する知識が不足しているから
  • ・部下とのコミュニケーションがうまくいっていない  ・スケジュールをきちんと管理していないから 

 

 

 

 

【STEP 2】 カードを整理する

次のステップでは、ブレインストーミングで発生したアイデアを書き込んだカードをカテゴリごとのグループにまとめていきます。
まず、STEP1で書き出したカードを机の上に並べます。

次にカードを1枚ずつ見ていきながら、内容が似たカード同士を集めてグループ化します。

どのグループにも属さないアイデアがある場合は、無理にどこかのグループに入れる必要はありません。

グループ化ができたら、それぞれにグループ名をつけます。

グループの数が10以上になるようなら、さらに「グループ同士で似たもの」をグループ化し、10グループ未満になるようにします。

STEP2で分類したグループ名の例
  • ・社内体制の悪さ(稟議フロー、会議の多さなどをグループ化)
  • ・人間関係の悪さ(部下、上司とのコミュニケーションなどをグループ化)
  • ・メンバーの能力不足(スケジュール管理、業務知識不足などをグループ化)
  • ・メンバーのメンタル不良(ストレスを抱えている人が多いことなどをグループ化)
  • ・ツールの不便さ(コミュニケーションツールや顧客管理ツールの使いにくさなどをグループ化)
  • ・社外の取引先との関係性の悪さ(クライアント折衝やパートナーマネジメントの難易度などをグループ化)
  • ・取り巻く環境の悪さ(市場変化やコロナによる業務スタイル変化などをグループ化)
【STEP 3】 図解する

図解化

 

 

 

 

 

 

STEP2で整理したグループを、関連性が高いグループは近くに配置するよう並び替えをします。
次に、因果関係・対立関係・相互に影響を与え合う関係など、グループ間にどんな関係性があるのかを考えていきます。
そして考えた関係性を、矢印を用いて図解化します。

STEP3で整理した関係性の例
  • ・社内体制は人間関係やメンバーの能力に影響を与える
  • ・人間関係とメンバーのメンタルは因果関係がある
  • ・メンバーの能力とメンバーのメンタルは相互に影響を与え合う
【STEP 4】 文章にまとめる

文章化

 

 

 

 

最後のステップは、STEP3で図解化した関係性から見えてきたことを「文章化」することです。

解決すべき優先順位が高いグループは何か、何に着手すればいいのかを論理立てて落とし込んでいきましょう。

単なる情報整理ではなく、そこから問題への解決策や新たなアイデアを導き出すことが重要です。

STEP4の文章化の例

社内体制は人間関係やメンバーの能力・メンタルといった業務非効率につながる原因に影響を与えます。従って、クリティカルな効率改善に
は社内体制の改善が不可欠です。また、人間関係の悪さはメンバーのメンタル悪化の原因となります。そして、メンバーのメンタルと能力は相互に影響を与え合うため、能力への悪影響につながる可能性もあります。このことから、社内体制を改善する上でまず着手すべきは、社内の人間関係を良くするための施策と言えます。

KJ法は「アイデアの情報整理」を目的としているため、この手法単体で「新しい発想を得る」ものではありません。
そこで、KJ法と「新しい発想をするための手法」を組み合わせることが重要です。
以下、KJ法と併せて活用したい発想法を紹介します。

2.オズボーンのチェックリスト~多角的な視点でアイデアを生む

オズボーンのチェックリスト

【転用】

【応用】

【変更】

【拡大】

【縮小】

【代用】

【再編成】

【逆転】

【統合】

サービスや商品のアイディアがなかなか思いつかないときに役に立つのがフレームワークです。
アイディア発想法として有名なのがこの「オズボーンのチェックリスト」で、用意された「9つの切り口」で考えてみることで、新しい発見を導いてくれます。
切り抜いて見えるところに貼ってみてください。きっと新しいアイディアが見つかるはずです。

3.ブレインストーミング~複数人数の相乗効果でアイデアを生む

ブレスト

アイデアは、ひとりで考えるだけではなく、複数人で出し合った方が、いいものが出る場合があります。
そんなときに使いたいのが「ブレインストーミング」です。
「要は、自由に発言すればいいんでしょ?」と捉えている人もいるかもしれませんが、実施の際に以下の4つのルールを設定すると、さらに実りあるブレストが可能です。

≪ブレストの4つのルール≫
  • 1.他人の発言を批判しない
  • 2.奇抜で斬新、自由な発言を歓迎する
  • 3.質よりも量を重視する
  • 4.他人のアイデアに便乗してみる

結果に結びつけるためには実践

ここまで、新規事業のアイデア創出について説明してきました。これを家事などに当て嵌めるのは、ひと手間掛かるかもしれません。
とはいえ、どんな手法やフレームワークでも、ただそれを知っているだけでは良いアイデアの実際の結果には結びつきません。
結果として実らせるためには、実際に実践する中で経験を積み、手法を自分のものにしてゆく必要があります。

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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