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これからは、オープンな「社交型」キッチン(使い易いキッチン⑧)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
初候 綿柎開く(わたのはなしべひらく)
処暑(しょしょ)
二十四節気のひとつ、「処暑」は「暑さがおさまる」という意味をもっています。
日中はまだまだ厳しい暑さが続きますが、朝夕には夏の終わりを予感させる涼しい風が……
夏至の頃に比べると日の入りは40分ほど早くなっているため、「日が短くなったな」と感じるようにもなります。
ゆく夏を惜しむかのように各地で行う花火大会は、多くの人で賑わいます。水族館やプール、ビアガーデンも大盛況。(世の中を冷却するコロナ騒ぎが収束し、各地の大盛況も戻りつつあるようです。)
この夏最後の思い出づくりはどこに行くか。その計画は、どんなバカンスよりも…計画するだけでも心がときめきます。
・今日をたのしむ
【綿柎開く(わたのはなしべひらく)】
7月下旬ころに開いた綿の花が散ったあとに成長したガクがはじけ、なかからフワフワのコットンボールが顔を出すころです。
【江迎(えむかえ)千灯篭(せんとうろう)まつり】
長崎県佐世保市で今日と明日開催。3千個を超える灯籠で飾られた高さ約25mの灯籠タワーや、夕刻になると街中にともされる1万個近くの灯籠、打ち上げられる花火など、音と光の競演がなんとも幻想的。
コロナ禍が収束し、復活しているようですが、またコロナ罹患者は最近増えてきているようです。ワクチン7回接種している人も罹っていて、どうもワクチンを多く接種されている方のほうが罹患しているくらいです。
ー二十四節気ー
【処暑】
処暑、とは暑さが少しおさまることを表します。
少しずつ朝晩の気温が和らぎ、日中の長さも短くなってきました。
ー処暑◇初候ー
【綿のはなしべ開く】
夏が終わるころ、群青色の空に真っ白な綿が花開きます。
はなしべ、とはガクのことをいいます。秋には収穫され、紡がれて
糸となり、種は油の原料となります。
【これからは、オープンな「社交型」キッチン(使い易いキッチン⑧)】
R33 10己 【たとえ狭くても必要な家事室(使い易いキッチン⑦)】132(13)~135(末)
前回ブログ→ たとえ狭くても必要な家事室(使い易いキッチン⑦)
https://heiwadai.jp/ninnkinokajisitu/
のお話をお伝えしました。(青字のタイトルタップするだけで前回記事に飛びます。なので、よかったらお読みください。
今回は(使い易いキッチン)の8話目、【これからは、オープンな「社交型」キッチン(使い易いキッチン⑧)】というお題でお伝えしたいと思います。
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まずは、前回のお浚(さら)いを兼ねて(そのⅣから)お送りします。
【主婦の人気、うなぎ登りの家事室】
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……………。。。。それなら、思い切って増築してみてはいかがでしょう。もちろん戸建て住宅に限りますが、キッチンの横に小さな裏庭でもあれば十分です。もっと狭くても、工夫すれば不可能ではないと思います。
下のイラスト図は裏庭に、およそ5平方メートル家事室とパントリー(食品庫)を増築した例です。反対側は洗濯コーナーとして洗濯機を置いて、洗濯専用の流し(洗濯流し)も設けました。
これで、家事の不便と収納の不足を一挙解決してしまいました。キッチン内は完全な調理場となり、作業スペースがぐんと広がりました。増築部分の屋根を二重のガラス屋根にしたため、たいへん明るく、キッチンにも光が入ります。
また、外に面した壁をすべてカウンター式のテーブルにしたので、どんな作業も楽にできます。テーブルの下は収納とし、上部にも吊戸棚を設けました。洗濯機が置いてあった洗面脱衣室は、洗面カウンターをつけて、広々とグレードアップさせました。
洗濯物は洗面カウンター横の収納棚に入れれば、家事室側から出すことも可能です。
※イラスト
……………………………………………………(お浚いここまで)
【これからは、開放的な「社交型」キッチンが主流に】
「こうしてキッチンをリビング側に向けて家族と対面するようにすると、疎外感がなくなり家族の団欒(だんらん)が生まれます」
建て主の奥さまが、カウンター式キッチンの提案をした若い設計者に、「対面式ですって!いったい誰と対面すればいいのよ。あなた、毎晩、お食事に来て下さるの?」
「…………!」
奥さまの反論もごもっとも。家族と談笑しながら料理をするキッチンなど、一瞬の幻なのかもしれません。子どもが成長して中高生ともなれば、母親が料理をする間、リビングでじっと待っていてくれたりしないのです。
夫などは、はなからいません。たまの日曜日だって、誰がいてくれることやら……………。
誰もいないダイニングルームやリビングルームに向かって、1人寂しくお茶碗を洗う姿。話し相手はテレビのニュースキャスターだけ。これでは、折角の対面キッチンもむなしいだけになるのが関の山。
残酷なようですが、ひょっとしたら、これが数年後のあなたのキッチンかもしれません。
※イラスト
今は「対面式」がいいと思っても、10年後、20年後のことを考えたら、もっとオープンな「社交型」キッチンのほうがいいかもしれません。対面式カウンターよりも、もっと気楽で愉しいアイランド型オープンキッチンのほうが魅力的なのです。
家族の年齢や構成が変われば、生活スタイルも変わります。当然、キッチンの在り方も変わっていくでしょう。互いが忙しく、生活時間がバラバラになれば、家族のそれぞれが勝手に煮炊きして食べることもあります。
主婦は家族が好きな時間に、好きなものを食べられるように下ごしらえだけをしておけばいい。まるでスナックかカフェテリアのような感じです。今後主婦から主夫へ変わっていくことも考えられます。すでにそのようなお宅も現実に増えてきています。
話は戻りますが、アイランドオープンキッチンならば、家族がそろって食事をする場所にとどまらず、親しい友人や知人が集まってパーティーを開く場所にもなるでしょう。