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【玄関の他にも「逃げ道」の窓を![防犯対策]】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
処暑 次候 天地始めて粛し(てんちはじめてさむし)
八月尽(はちがつじん)
8月も最終日を迎えました。八月尽です。昨年までのコロナ禍で、夏祭りやお盆休み、帰省など大きな年中行事の中止などが続いたせいでしょうか。
8月の末日は他の月よりも「終わっていく」という感慨が大きいように思います。
例年でも、多くの地域では夏休みの最終日。海水浴場も海じまい。遊泳期間は今日まで、というところが多いようです。
かつては夏が終わるという感傷に浸る余裕もなく、夏休みの宿題を片づけるのに大わらわだった、という方も多いかもしれません。
悩ましい宿題もない今こそ、存分にゆく夏を惜しみましょう。
・今日をたのしむ
【八月尽】
かつての月の最終日は「尽日(じんじつ)」とも表現しました。「八月尽」はそこから生まれた言葉で、8月が終わることを意味しています。
【野菜の日】
8(や)月31(さい)日の語呂合わせ。店先に並ぶ野菜も次第に根菜を中心とする秋野菜へと移り変わってゆきます。残りわずかな夏野菜の旬をたのしんでくださいね。
【玄関の他にも「逃げ道」の窓を![防犯対策]】
前回のお話は、【下着泥棒対策には室内物干し場がお奨め[防犯対策]】
※https://heiwadai.jp/situnaimonohosiba/ 2024年8月10日
についてお伝えさせていただきました。(青字のタイトルをタップするとこのタイトルの記事に飛びます)よかったら読んでみて下さい。
今回は、【玄関の他にも「逃げ道」の窓を![防犯対策]】というタイトルで、お話をさせていただきたいと思います。それでは始めさせていただきます。
浴室の窓を小さくすると、やはり防犯上は安心です。Iさんの浴室には、幅15cmの細長いガラスルーバー(ジャロジー)窓をつけました。幅15cmだと窓を全開にしても人の頭が通らないため、泥棒の侵入を防げるし開け放しのまま外出もできるので、浴室の湿気対策にもなります。窓を2つ、90度で向かい合う位置につけたのは、風の流れをよくするためです。
【玄関の他にも1つか2つ、「逃げ道」の窓をつくる】
空き巣(泥棒)に入られないようにするためには、窓を高い場所にとるのが定番です。泥棒にとって高窓は、上がり難く、侵入しにくく、その上、家の中に侵入するのもひと苦労です。
ただ、防犯上は効果があるのですが、そこに住む人にとっては、通常の開け閉めが大変になってしまいます。しかも、たとえ高い位置に窓をつけても100%安全なわけではない、ということを思い知らされる出来事がありました。以前にリフォームを手掛けたSさんの、今でも忘れられない話です。
ある日、Sさんが外出から帰ったところ、なんと、空き巣に入っていた泥棒と出くわしてしまったというのです。恐ろしくて、足はすくんで、声を出すこともできなかった彼女の目の前で、泥棒は2階の階段横にあった窓によじ登り、逃げていったというのです。
実はその窓というのは、「何もつけないのは物騒(ぶっそう)だから、雨戸か格子を付けたほうがいいんじゃないかしら」「でもあれだけ高い位置にあるのだから、泥棒に入られることもないだろう」などと相談して、結局雨戸も格子も付けずに済ませた窓だったのです。
あのとき、格子を付けなくて本当によかった。もし逃げ道が無かったら、、逆上した泥棒が何をしたか分かりません。それまでは、泥棒の侵入を防ぐことばかり考えていた私でしたが、逃げ道をつくっておくことの重要性に気づかされました。
それは、(r泥棒という危険を逃す道になると同時に、自分が危険から逃げる道にもなる)のです。いざというときに、高窓をよじ登るのは難しいものです。勝手口でもいいし、寝室の掃き出し窓でもいいので、(rいつでも自分が逃げられる窓を、玄関の他に1か所つくっておく)ことーこの話を聞いて以来、肝に銘じていることのひとつです。
ただし、そうかといって、つくり過ぎるのは、もっての外です。あくまでも防犯対策は入り難くして、泥棒に諦めさせるのが基本であるのには違いありませんので…
また、防犯を考えた窓の付け方でよくご提案させていただくのが、(r浴室に小さい窓をつける)ことです。共働きのM様邸では、(幅15cmの細長いガラスルーバー(ジャロジー)窓)を設けました。(rこの幅だと、全開の状態でも人の頭が入らないので、泥棒に入られる心配はありません。)
窓を開け放したまま外出可能で、湿気対策にもなって一石二鳥です。たとえ外出中に雨が降り込んでも、浴室なら心配いりません。