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【寝室の風通し対策と照明&防音計画】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

白露(はくろ)末候 玄鳥至る(つばめ去る)

秋の彼岸入り

亡くなった人を偲(しの)び、祖先のお墓参りなどを行うお彼岸は、春と秋、年に二度ある年中行事です。

それぞれ「春分の日*」と「秋分の日*」を中心に前後3日間、計7日間がお彼岸となります。

今日はお彼岸の始まりである「秋の彼岸入り」。秋のお彼岸は「秋彼岸」や「のちの彼岸」とも呼ばれます。

「彼岸」は、古代インドで用いていたサンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」の訳語で「悟りを開いた境地」といった意味合いです。つまり仏さまがいらっしゃる迷いのない世界、「あの世」です。

お彼岸は、迷いのない世界に渡ったご先祖さまや故人に想いを馳せるためにあります。お墓参りをしたり、仏壇をきれいにしたりしながら、日々の暮らしを報告しましょう。

・今日をたのしむ
【秋の彼岸入り】

今日から7日間が秋のお彼岸となります。「暑さ寒さも彼岸まで」のことわざ通り、しばらく過ごしやすい気候がつづきます。

【バスの日】

1903(明治36)年の今日、日本初のバス会社が営業を始めました。

【動物愛護週間】

「動物の愛護と適正な飼養について関心と理解を深める」週間です。9月26日まで、人と動物の共生にまつわるさまざまなイベントやシンポジウムを開催します。

【寝室の風通し対策と照明&防音計画】

前回のお話は、「リビングをきれいに保つ「つっこみ部屋」の活用」他

【夫婦それぞれ別寝室の奨め】

についてお話をお伝えさせていただきました。(青字のタイトルをタップするとこのタイトルの記事に飛びます)

今回は、「寝室の風通し対策と照明&防音計画」というお題で、お話をさせていただきたいと思います。それでは、始めさせていただきます。

【照明&防音計画で寝室をもっと快適に】

安眠を妨げない寝室寝室は家の中で、特にどの部屋よりも落ち着ける場所であってほしい部屋だと思います。外の騒音や暑さ寒さなど、安眠を妨げる多くの要素を排除する工夫、対策が必要なのです。騒音から穏やかな眠りを守り切るためには、まずは遮音シートを取り入れることではないでしょうか。

壁クロスの下に張るだけで防音効果は全然違ってきます。壁だけでなく、天井や床にも張って部屋中をくるむと、より効果的です。ただし、床などの遮音素材は、できるだけケナフなどを利用した自然素材を使われるほうがいいと私は思っています。また、お施主さんには奨めるようにしています。

マンションなど共同住宅では寝室は北側に配置されがちですが、リフォームの際に南側に移動するのもお奨めです。子育てを終えた夫婦が寝室を南側に移したら、それまで風邪をひくことが多かった夫が丈夫になった……という例もあるくらいです。……ただしこのマンションはよほど断熱が疎かにされているか、寒さというよりも冬場の壁内結露によるものがもしれません。どちらにしても断熱が悪いマンションには違いなく、古いマンションでは、よくそのような例を小耳に挟みます。

また、寝室内でのベッドの配置ですが、窓側ではなく壁側に頭部を持ってくるようにします。地震などで窓ガラスが割れると危険ですし、冬は窓側だと外の寒さが伝わりやすいものです…それだけ窓から大量の熱が奪われているということですが……。

また、精神的な面からも壁側に頭がくるほうが安眠できるようです…確かな根拠があるかどうか分かりません。安眠を誘うためには、照明のスイッチの位置も大切です。必ず枕元につけることをお奨め します。気持ちよくまどろんだところで部屋の入口までスイッチを消しに行くのは、たいへん切ないものですから…。

また、夜中トイレに起きたときに迷わないように、足元常夜灯を付けるのもお奨めです。ベッドに横たわったとき、光源が目に入らないような位置につけることもお忘れないよう、頭に入れておいてください。

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【湿気のたまり場なる寝室は、風通し対策が必要】

クローゼット内窓

《湿気が溜まりやすい寝室のクローゼット内に通風窓をつけたI様邸の例。クローゼットの隣のリビングとの境の壁に窓を設け、風が通るように工夫してあります。リビングからの見た目を考慮し、ウッディーな格子窓を付け演出効果を上げてみました。

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人は寝ている間に、夏ならコップ一杯150CC以上の汗をかくとも言われています。実際私は汗かきなので、扇風機やサーキュレーターの2台をフル活用しないと汗だくになってしまいます。エアコンが冷え過ぎるというわけでもないのですが、あまり好きなほうではありません。

また、寝室には布団やベッドのマットレス、カーテンなど布類が多いため、放っておくとどんどん湿気が籠(こ)もってしまいます。にもかかわらず、マンションでは寝室に窓がないプランがやたらと多く、一戸建てでも、暗くて湿った北側にベッドルームが配置されることが多いのが現状です。

本来は窓を設けるのが理想ですが、それが不可能な場合は、最低限、ベランダやリビングの窓から入る風を、寝室まで送り込むための工夫が必須となります。たとえば、風の通り道(風道‐カゼミチ)にある間仕切り壁を取り払ったり、壁の天井や床面近くに換気用の小窓を設置するだけでも、ずいぶんと違います。

ウォークイン・クローゼットも窓を付けることを忘れがち場所の代表格です。窓のない寝室にクローゼットを付ける場合は、隣の部屋との間の壁に必ず小さな窓をつくることをお奨めします。

この窓を開ければ、クローゼットの中に、風が自然と送り込まれるようになるのです(重力換気を考慮して設置すればなおのこと換気効率はよくなります)。またこのシリーズでお話したHさんのお宅では、和室と隣接したクローゼットの壁に窓を付けました。

この窓と、クローゼットの入口の戸を開ければ自然に風が通るというわけです。通風のための窓は、必ずしも屋外に向かう窓でなくてもよく、「風が通る道」をつくることが何より大切なのです。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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