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【その他のエリア 最新機器の便利に慣れてこれからを愉しむ(63歳からのリフォーム(19)】

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【その他のエリア 最新機器の便利に慣れてこれからを愉しむ(63歳からのリフォーム(19)】

前回に続き、今回も長くなりますので、旧暦のお話はお休みさせていただきます。

各部屋や場所によっての事例を現実の声からお伝えしてきましたが、今回はすべての部屋に共通すること、あるいは微細過ぎてしまい、各章に振り分けることができなかったり、納まりきらなかったけど、見逃せないお話をお伝えいたします。

聞こえづらくなってくる耳や見えづらかったり光の強さにも敏感になってくる目…。

若い頃と同じというわけにはいかないかもしれないけれど、生活のちょっとした工夫次第で回避できることも少なからずあります。

終の棲家(ついのすみか)が、そんなあなたのちょっとしたお手伝いをしてくれたら毎日快適に暮らせるような気がします。ましてや、若いときと比べて家にいる時間は自然と長くなるのですから、こまかなところもしっかりこだわりたいものです。

【失敗談 成功談?!etc…】

【大人の目の事情】

「歳を取ると目が見えづらくなるのよね。いいたくないけど…」

「そうそう、老眼だけじゃなくて白内障の症状も出てくるしね」

「夜中にトイレに起きるとき、トイレの照明が明るすぎてまぶしいんだよね。若いときは全然気にならなかったんだけどね…」

「分かるわー。だから私はトイレの照明だけはゆっくり明るくなる照明に変えたんだよね。夜の使用時はいいんだけど昼間はすぐに明るくなってほしいよね…なんてわばままかなぁ(笑)」

「夜はゆっくり明るく、昼はパッと明るくなる自動で切り替わる照明があったら便利だよね」

「時計が見えづらくなるみたいですね。うちの母は時計が見えづらくなってきたみたいで「いま何時?」って何度も聞くんですよ」

「そうだよね。文字が大きめの時計なら見やすいんじゃないかなぁ?デジタルはかえって見にくかったりするから、あまりお勧めはできないわね」

「角度によっても見えにくいし、デジタルの文字って6や8を見間違えたりしやすいしね」

「0と9も間違えるね(笑)」

「小学校の教室に掛けてあった、長針と短針でもはっきり分かる時計のほうがいいかもしれないね」

【タブレットは是非使いこなそう!】

「目も辛(つら)くなるけど、耳も聞こえづらくならない?」

「そうそう、確かにね。うちのダンナも話し声がやたらと大きくなってきたんだよね。息子にいつも叱られてる(笑)」

「私のお友だちは、テレビを観るときはヘッドホンを使っているんだって。ヘッドホンしないで観ていると「テレビの音が五月蝿(うるさい)って家族に言われちゃうみたいだよ(笑)」

「なるほどね。誰もが通る道なのにね(笑)」

「一台のテレビを家族全員で観る時代から、それぞれが観たい番組や観たい映画を別々の部屋じゃなくて、同じ部屋で愉しむ時代が来るのかもしれないね。タブレットとイヤホンで本当に自由に楽しめるね」

「チャンネル争いなんて、遠い昔になるのかもしれないね。」

「タブレットで映画を観て」」

「タブレットで文字を拡大して読む(笑)」

「それも、ちょっと寂しい気もしないでもないけど…でも早く使いこなせるようになっておかないと(笑)」

「そうだよね。これからの人生をめいっぱい愉しむためにもね♪」

【解決策アドバイス・処方箋】

1950年代後半、テレビ(まだ白黒の時代です)、洗濯機、冷蔵庫が「三種の神器」といわれ、あこがれの対象だったそうです。まだ、さすがの私もその年代はほとんど体験していませんので…

お風呂も自宅にはないご家庭が普通で、銭湯に通っていたご家庭も多くあったそうです。もちろんそのころは電話も一家に一台なかった時代です。

1960年代半ばには、カラーテレビ、クーラー(その頃は、エアコンとは呼ばれず、クーラーでした)、車が「新三種の神器」と呼ばれたそうです。(このくらいになると、私の年代でもうっすら朧気に記憶に残っています)

現在では、家族全員が電話を持ち、新聞、本はタブレットで読める時代になりました。携帯電話が出たのは25年ほど前になりますが、(私は、仕事柄、35年ほど前からショルダー式の形態とはいいませんね、移動電話をぶら下げて持っていました。)

スマートフォンがこの世に誕生してからまだ10年ほどしか経っていないのです。どんどん便利で機能的になっていく暮らしの中の道具の数々。

鉄腕アトムやドラえもんと本当に一緒に暮らすようになる日がすぐそこまで来ているのかもしれません。

便利になることは大変いいことだと思います。だからこそ、文化が大切だと改めて感じている、ぼんくらの私です。時間にゆとりが生まれたら、四季折々の日本の暮らしの中で培われてきた祭りごとを改めて見直し、実際に参加してみる、やってみる…。

そこから、次世代に伝えていかなければならない「何か」が発見できるかもしれません。

そんな発見ができる毎日こそ、『豊かな毎日』なのかもしれません。

【その他のエリアに共通する チェックリスト】

①既に白内障を患っている場合は場合は、電球色よりも昼光色のほうが見やすいようです。

②光の明度に敏感になってきた場合は、ゆっくり明るくなる電球を選択しましょう。

③時計は大きめの文字時計を選定することをお奨めします。そして文字の大きさよりも長針・短針の見易さのほうをより重要視することをお奨めいたします。

④便利なタブレットの使い方に今のうちから慣れておくようにすることをお奨めいたします。

by株式会社 大東建設 阿部正昭
heiwadai.jp

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