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No.1 耐震診断勉強会(2006.2)
今日は木耐協の耐震診断勉強会に参加しました。
というか、協会の耐震診断士として受けておかなければならないものなので、仕事に追われる毎日でも行ってきました。
新しい耐震補強の改正が行われ、それにともない診断方法も改正され、最新の勉強会だったため、雨降りにもかかわらず、大変な人数が参加していて、休み時間中にトイレに行くのも大変でした。
大地震が起こるたびに鉄筋量や金物量、壁量が増え続けています。
ただ私が思うに、必ずしも鉄筋量や金物量を増やし続ければ良いというものではないような気がします。
ここらへんで、地震に対して“剛”だけで対策するのではなく、地震力を受け流す“柔”の対策も考えていかなければならないのではないかと思います。
このままいくと、鉄筋の間にコンクリートが流れ込めないほど鉄筋の密度が増していくのではないでしょうか。
金物も木材に穴を開けて緊結するのですが、あまり金物が多いと主材である木材が穴だらけになり、木材の本来の特性である粘りと軽さが失われてしまいます。
“柔”の対策は計算がなかなか難しいというか、計算では出せない部分が多いので、なかなか認められないのでしょうが、“剛”の対策の行き過ぎを危惧するのは考え過ぎでしょうか?
(2006年2月のメルマガより)