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No.2 暖かいアパート(2006.3.7)
底冷えのする寒い日でした。
自転車で現場をまわり事務所に帰ってくると寒くて寒くて手がかじかんで、字が思うように書けないほど冷えていました。
新築アパートの一室が空いたので、室内入退居クリーニングがありました。
何か問題はないかチェックをしにその部屋に行きました。
部屋に入ると外の寒さが嘘のように暖かい感じがしました。
手前味噌ではありますが、そのアパートは当社で建てたもので、通常の建物とはいくつかの点で違う建て方をしています。
断熱材には一般に使われているグラスウールの代わりに、セルローズファイバーを使っています。
簡単に言うと、新聞を溶かしてホウ酸でかため直した綿のようなものを、壁内や屋根裏に吹き込んでいます。
冬の寒い日、バイクに乗るときに新聞紙を体に巻きつけ、その上から上着を着て走るとすごく暖かいのをご存知ですか?
その原理を利用したものです。
セルローズファイバーは湿気を吸いますので、夏は逆に涼しくなります。
自分で使っておきながら、改めてその暖かさを実感させられた日でした。
(2006年3月7日のメルマガより)