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No.4 個人情報保護法(2006.4.4)
近頃、『個人情報保護法』などというわけのわからない法律がつくられてしまい、その影響が至る所で蔓延しているようです。
知り合いがこんな話をしていました。
○○さんという、初めて訪問するお宅を探していましたが住所だけではなかなか見つけることができませんでした。
どなたか通行人に道を聞こうとしていたところに郵便配達員がいたそうです。
郵便屋さんならよく知っているだろうと思い「○○さんのお宅を探しているのですが、わかりませんか?」と聞いたそうです。
するとその郵便屋さんは「知っていますが個人情報保護法のために教えることは出来ません。」と教えてくれません。
知人は「悪用することはあり得ないし、困っているのだから教えてください。」と再度頼みましたが「決まりを破るわけにはいきませんので交番に行ってください。」と結局教えてもらえなかったそうです。
この話を聞いて私は何かとんでもない世の中になりつつあるのではないかと嫌な気分になりました。
法律や決まりというものは人のためにあるもので困っている人を見捨ててまで優先させるものなのでしょうか?
いつでしたか『ナースあおい』というTV番組の中で「私は法よりも、子供の頃、祖父母や近所の大人に教わった人間が生きていく上で一番大切な事を守りたいと思う。それは、一つは人に優しくしなさい。二つ、嘘をついてはいけません。三つ、困った人がいたら助けてあげなさい。」と柳葉敏郎演じる高木という医師が言っていました。
確かにIT技術は世の中を便利にしました。
でもそのために人に道を聞くことの出来ない世の中になってしまうのであえればそんな便利はいらないとおもうのですが・・・。
(2006年4月4日のメルマガより)