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No.6 新入社員がやってくる(2006.4.26)
今度、うちの会社に新入社員がやってきます。
職人以外は、ここ10年間くらいは、身内ばかりでやってきました。いつまでも身内ばかりでまかなえるはずもなく、今回とうとう外の血を募集することにしました。
男女問わずだったのですが、何故か応募してこられたのは女性でした。まだどうなるかは全然わかりません。(なにせ、まともに求人広告で社員さんを頼むの初めてですから…)
一丁前に「履歴書を持参して、面接にいらして頂けますか?」なんて言ったりしましたが、何を話せばいいかもわからず、こちらの方が上がってしまいました。
でもいくつかのことをお話するうちに、住宅の建築、リフォームが《この人は好きなんだな》ということはわかりました。
建築が好きで、誠実で素直であれば私たちの仲間として一緒にやっていけるだろうと思い、お願いすることになりました。
ただ一つ気になることを除いては…
彼女はこれからは我社の社員になりますが、同時に2歳のお子さんのお母さんでもあります。育児と仕事を両立させていかなければなりません。私が思うに、お母さんにとって育児とは最も重要な仕事です。(女性差別だと言われるかもしれませんが…)
彼女にはもちろん我社の仕事を好きになって貰わなければなりません。
きついこともあるでしょうが、好きになってもらえるだけの、やり甲斐のある仕事だと思っています。またそうなってもらえるよう私も一所懸命に努力するつもりでいます。
ところが私は、仕事が楽しくなってしまい、子育てがおろそかになってしまった方をたくさん見てきました。子供に寂しい思いをさせていることにその方々は気が付いていませんでした。
優秀な方に多いようです。毎日学校から帰っても誰もいない部屋に帰る寂しさを私は経験したことがありません。でも何故か想像すると、胸が苦しくて壊れてしまいそうなほど寂しさが伝わってきてしまいます。
私の妄想なのかもしれませんが、働く女性の子供が寂しい思いをできるだけしないような会社にできたら最高に嬉しいことです。
(2006年4月26日のメルマガより)