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No.16 修学旅行はエンコーでいっぱい(2006.10.4)
私の息子から修学旅行の話を聞いて驚きました。
旅先の宿でのことでした。
彼らの部屋は8人部屋だったらしいのですが、(8人が一緒だったというだけで実際には何人部屋なのかはわからないのですが…?)自分達の部屋はエンコーだらけで、それが絡まって、絡まってチョーウザかったんだけど…。
とわけのわからない日本語(?)で、聞き捨てならないことを訴えていました。
よく聞いてみるとエンコーはエンコーでも、援助交際を略した援交ではなく、延長コードの略で延コー(エンコー)だったようです。
どうも今の若い世代は言葉は短くしなければ気が済まないようです。そんなふうに思うのは自分が年取った証拠なのかもしれませんが、でも何を話しているのかチンプンカンプンなことがよくあります。
この間はまるっきり会話の意味が分からないので韓国人が話しているのだと思っていたらとんでもない、日本人同士のカップルが今の新日本語(?)で話していたのでした。
話はそれてしまいました。この話はまた後日にさせて頂いて、何故部屋の中が延長コードだらけだったかの話に戻ります。
今の高校生にとって宿泊が伴う旅行において、充電器は必需品のようです。何を充電するかというと、何と言っても一番は携帯電話です。
一人一台の充電器を持って来てたそうです。
しかもそれだけではありません。プレイステーションポータブルだとか任天堂DSライトだとかの携帯用ゲーム機の充電器も欠かせないようです。
宿の部屋にはコンセントがいくつも無いことを予測していて、延長コードや分岐コンセント(蛸足配線)を持ってきていたそうです。
大部屋の生徒8人それぞれが持っていて、一人何個も充電しているわけですから給ったものではありません。
延長コードがワカメのように漂っていたようです。
それがこんがらかって、いちいち外さないと電気コードが熱をもって危なかったとも話していました。
私たちの頃の修学旅行とはずいぶんと違ってしまったようです。
笑い話のように聞こえるかもしれませんが、電気に依存し過ぎている今の世の中の縮図を見ているようで、やたら寒い思いがしました。
現在欧米では電磁波の問題が大きく取り沙汰されていますが、どうも電子立国日本という国は肝心なところは鎖国状態になっているようで、ほとんど問題にされていないようです。
薬害エイズやアスベスト被害のように気が付いたら取り返しのつかないことになっていたということがなければよいのですが…
(2006年10月4日のメルマガより)