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No.19 収納ってなんですか?(2006.11.30)
『整理・収納アドバイザー』という職業があるのですが、ご存知でした?
片付や整理が苦手な方の、収納の中や、収納にしまいきれずに表に出てしまっているものを本人に代わって整理したり、収納・整理の方法やコツをアドバイスすることを業としています。
『整理・収納アドバイザー』という資格があり、先日その資格を私も取得しました。
と言ってもまだ2級なので、プロとしてお金を頂くわけにはいきませんが、整理や収納の考え方やコツのようなものは多少分かってきたかなという感じです。
ただ、この研修を受ける人は女性が多く、私のような男は10人に1人もいませんでした。私の受けた研修のときだけではなく、普段もだいたい似たようなものだそうです。
一日に3~4回の講義がありますが、その後に必ずグループで研究発表をさせられます。
私以外のメンバーは全員女性なので、最初はかなり戸惑いました。
それでなくとも、自分がこうだと思ったものを、私以外のメンバーに納得してもらわなければなりませんし、他のメンバーの意見が間違っていると思えても、ただ単に否定することはできません。
どうも、整理や収納のノウハウを勉強するというよりも、リーダーシップの勉強をしているような気がしました。
女性ばかりというあまり慣れない環境の中で、本当にその時は疲れたという記憶があります。
何故そのような女性ばかりの研修に参加したかというと、私の本来の「住まいをつくる」という仕事の上で求められられることに、整理や収納に関することがあまりにも多かったからです。
世の中の大半が収納に対する考え方が根本的に間違えているということでした。片付や整理ができなくて困っている人はたくさんいます。
おそらくほとんどの方がそうではないでしょうか?
しかも多くの場合、片付られない原因は収納が少ないからだと勘違いしています。
片付けられない人に収納を増やすとどうなるでしょうか?ただ単に物が増えて、いずれ、増えたはずの収納から物が溢れ出します。「片付かない病」をこじらせてしまいます。
なんで、おまえにそんなことがわかるんだと思われるかもしれませんが、これは間違いありません。
何故ならば、実は私が誰よりも片付や整理が苦手だからです。
…この続きは次号でお話させて頂きます…
(2006年11月30日のメルマガより)