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侵入され難い家造りⅡ[防犯の基本②]

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

霜降(そうこう) 次候 霎時施す(しぐれときどきほどこす)
 

ハロウィン

 
10月に入ると、お菓子売り場やショーウィンドーをハロウィンのモチーフが賑やかに彩ります。
 
ここ十数年で、ハロウィンは日本の年中行事としてもすっかりおなじみになりました。
 
ちびっ子たちには「お菓子をもらえる嬉しい行事」、若者たちには「年に一度大騒ぎできるイベント」となっている感が
ありますが、その起源はとても厳(おごそか)かなものです。
 
今から二千年以上前に活躍したヨーロッパの先住民族・ケルト人の暦では、10月31日は一年の終わり。
 
そしてこの日には、ご先祖さまの霊が家に帰ってくると信じられていました。
 
日本のお盆と大晦日(おおみそか)が混ざり合ったような感じですね。
 
さらには収穫祭でもあり、ケルトの人々は御馳走と感謝をご先祖さまに捧げたといいます。
 
 
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ご先祖さまの霊がこの世に帰ってくるとき、悪霊や魔女も連れてくるとされたため、大きな大きな篝火(ががりび)を焚いて供物を捧げ、その火を家にもち帰り魔除けとしました。
 
やがてキリスト教がヨーロッパに広まると、10月31日のケルトのお祭りも姿かたちを変えていきます。
 
キリスト教は、11月1日をすべての聖人を崇敬(すうけい)する祝日「万聖節(All  Hallows)」とし、その前夜は(All  Hallows‘ eve」、略して「Halloween(=ハロウィン)」と呼ぶようになりました。
 
ハロウィンとなってもケルト文化を受け継いでいこうと、供物を捧げたりして、弔いと感謝の気持ちをあらわしました。
 
ハロウィンがガラリと変わるのは19世紀。アメリカに伝わると、子どもを中心とした、たのしいお祭りになります。
 
仮装はあの世とこの世を行き来できるミステリアスな異界の者に、供物はお菓子となり「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ)」のフレーズも生まれました。
 
・今日をたのしむ
 
ハロウィンが日本に伝わったのは1970年代。
1980年代には、東京で日本初となるハロウィンパレードが行われました。
 
今では、クリスマスやバレンタインデーと並ぶ経済効果のある年中行事となっています。
 
【ジャック・オー・ランタン】
 
カボチャをくり抜いてなかに灯りをともします。この灯りがあるとよい霊が集まり、悪い霊は去っていくのだとか。
 
あの世にもこの世にも行けず。悪魔からもらった火種を頼りにさまよう男性の伝説をもとに生まれました。
 
本場ケルト人の血を引くアイルランドでは、カボチャではなく、ダイコンを祭るのだそうです。いつからカボチャになったのでしょうね
 
【ハロウィンの仮装】
 
あの世とこの世を行き来できる、魔女やお化け、ゾンビ、モンスターなどが本来のハロウィンに即した仮装といえそうです。
 
-旬の日ー
【ハロウィーン】
 
今日はハロウィーンです。
ハロウィーンが生まれたアイルランドやスコットランドでは、妖精や魔物が村を彷徨う日だとか。
お化けの仮装や不気味な飾り付けでハロウィーンを愉しみましょう。
 
【ハロウィーン】
 
お馴染みのカブやカボチャでつくられた「ジャック・オ・ランタン」。これは
彷徨える魂のための灯です。
ハロウィーンの日は大きな季節の節目にあたり、この世とあの世の境目
が曖昧になると言われています。

侵入され難い家造りⅡ[防犯の基本②]

 

前回は【侵入され難い家造り[防犯の基本①]】をお送りしました。

https://heiwadai.jp/sinnnyuusareyasui/

(青字のタイトルをタップすると記事に飛びます)をお伝えしました。

今回から新シリーズ[防犯のきほん]【侵入され難い家造り[防犯の基本①]】を、お送りします。

【まずは、前回のお浚(さら)いから…】

①【防犯上、気をつけたいチェックポイント】

カースペースの屋根または車のボンネットからバルコニーへ、または、密集地の住宅では電柱の傍にバルコニーがあると泥棒や強盗など侵入犯にとっては、この上ない好都合な家といえます。

②カースペースの屋根は、ステップ代わりにされてしまいます。

③隣との塀の隙間は、周辺から気付かれ難い、侵入者のための経路といえます。

④ガラスルーバー窓からの侵入

ガラスルーバー窓は別名ジャロジー窓とも呼ばれていて、一般的かもしれません。通期のために開放が調整が可能なため、住宅にはよく採用される窓といえます。ですが、ガラス1枚、1枚を簡単に外すことが可能なため、防犯上危険な窓といえます。

※イラスト①

↑↑↑【前回のお浚いここまで】
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【泥棒が侵入しにくい家は常時明かりがついている】

それでは、侵入犯(空き巣など)に狙われ難い家はどんな家なのでしょうか?

建物の防犯対策から考えてみたいと思います。一般的には防犯対策といえば窓に格子やシャッターを設置する。ガラスに防犯フィルムを張る。セコムやアルソックなどのセキュリティ専門の会社と契約する。などでしょう。

もちろんこのような対策も重要ですが、もう少し違った角度から考えてみると、常に《誰かいる家》には侵入し難いといえます。それならば、逆に誰もいなくても人の気配を感じさせる工夫をすると‥‥侵入しにくい家になるということでもあります。

よく旅行などで長期不在にするとき、窓にシャッターを下ろしていくお宅がありますが、これでは侵入者に「いま留守にしているので、泥棒に入ってください!」と宣伝しているようなものです。

たしかに窓ガラスを割られないようにする対策にはなるかもしれませんが、格子の窓から侵入されてしまいます。格子はアルミ製が多いのですが、アルミは堅牢な金属とはいえないので力を入れると音もなく曲げられてしまいます。取り外すこともそれほど難しくありません。

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※イラスト①

【人の気配を感じさせる家には侵入しにくい】

明かりがついている家には泥棒も入り難い。逆にシャッターが閉められているような家は、「現在留守にしています」と出しているようなものになりかねません。

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このように、留守の家に泥棒が本気で侵入しようと思ったら、どんな家にある窓からでも侵入することは可能なのです。そこで、対策としてもっともお奨めする効果の高い一番簡単なことは、照明をつけて出かけることです。

これは外灯をつけているのではなく、建物内部のどこかに外から明かりが漏れる箇所を設けておきます。私の考える設計では室内に一か所、できればリビングやダイニングに間接照明を設けるようにしています。

間接照明は、下図のようにLED蛍光灯型照明器具を1~2本窓の上に設置する照明器具です。この照明を夜間も留守中もつけ続けることにより、中に人がいるように見える効果があるのです。LEDであれば電気代も僅かなもので済みます。

価格分の価値としてもコスパ最高の防犯対策になるはずです。

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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