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【暗くて狭い「DK」は窓際に移動(間取りを変えたい④)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
秋分 末候 水始めて涸れる(みずはじめてかれる)
十三夜
十三夜とは、 旧暦9月13日の夜のこと(新暦2020年は10月29日)。十五夜の月についで美しいとされるお月さまが昇る夜です。
約1カ月前に十五夜のお月見(286)をたのしんだかたは、忘れずに十三夜の月も愛でましょう。
昔から、どちらか一方だけの「片月見」は縁起がよくないと嫌われてきました。
十五夜の「芋名月」に対し、十三夜は「栗名月」や「豆名月」と呼びます。
栗も豆も、この時季に食べごろを迎える秋の味覚です。ススキやお団子とともに、お月さまへのお供えにしましょう。
十五夜は中国から伝わりましたが、十三夜は日本独自の習わしです。
十三夜の夜の月は、向かって左側がほんのり欠けた姿。煌々(こうこう)と輝く満月とはまた違う趣があります。
・今日をたのしむ
【十三夜】
十五夜に対して「のちの月」とも呼びます。今年はいつになるか、旧暦と照らし合わせて日付を確認しておきましょう。
【徒歩の日】
10(と)月4(フォー)日の語呂合わせ。「一日8千歩・20分の早歩き」が健康効果が高いとされるウォーキングの指標。
・季節をたのしむ
【栗きんとん】
別名「栗茶巾」。栗の甘味をたのしむシンプルな和菓子です。
暗くて狭い「DK」は窓際に移動(間取りを変えたい④)
前回ブログ→ 【使い難い「2DK」を快適なLDKに】(間取りを変えたい③)
https://heiwadai.jp/unaginonedoko/
のお話をお伝えしました。(青字のタイトルタップするだけで前回記事に飛びます。なので、よかったらお読みください。
今回は(間取りを変えたい)の第4回 【暗くて狭い「DK」は窓際に移動(間取りを変えたい④)】というお題でお伝えしたいと思います。
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【南向きの典型的な3DKマンションのリフォーム】
下記イラスト図は、南向きの典型的な3DKマンションの間取りです。部屋数も広さもまあまあで、夫婦と子ども二人の四人家族であれば、それなりに落ち着いて暮らすことが暮らすことが難しくはないと思います。
一部屋を両親の寝室、もう一部屋を子ども部屋にしても、さらに一部屋の余裕があるわけです。それをリビングとして使うも良し、客間兼融通空間にしても良しという感じでしょうか。
ところが、問題がありました。3DKの一般的なマンションには大変多い間取りなのですが、真ん中のダイニング・キッチンに窓がないので暗いことです。
夕食だけなら我慢できるにしても、毎日、日の差さない薄暗い部屋で食事をするのは快適な気分とはお世辞にも言えないはずだと思います。
そこで提案です。思い切って南側の2部屋を潰し、広々としたリビングとダイニング・スペースにしてしまうのです。日当たりは文句なしなのですから、食事をするにも、寛(くつろ}ぐにも、気持ちいいのは間違いなしで、保証してもいいくらいです。
キッチンをL字型のカウンターにして、ダイニング・コーナーと繋(つな)ぐことで、配膳や後片付けも簡単で、使い易さ抜群に早変わりです。
真ん中のDKがあった場所には、和室コーナーを設けます。和室の間仕切りを、引き込み式の引き戸にすれば、ふだんは開け放して、LDKとひと続きの開放的な畳スペースとして使うことができます。
リビングやダイニングの窓を通して日が入るので、暗くなることなどもありません。夜は引き戸を閉めて寝室として使用することができます。
和室を組み込むことで、L字型のLDKとなり、リビング・コーナーが独自性を持ちます。主張の強いキッチンから切り離され、独立した「寛ぎの空間」となるわけです。これこそ「和住(わずみ)」の良さを生かした快適な暮らし方でしょう。
子どもたちが独立して夫婦二人だけの暮らしになったとき、あるいは子ども部屋が一つで十分な家庭に、ぜひお奨めしたいリフォームプランです。
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費用の目安 | 壁撤去補修 | 70万円 |
システムキッチン | 80万円 | |
ハッチ式収納棚 | 30万円 | |
和室コーナー | 110万円 | |
建具(引き込み戸) | 80万円 | |
内装工事 | 40万円 | |
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合計 | 410万円 |