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「家のほとんどの熱は窓から逃げるのです(屋内リフォーム⑤)」

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

芒種 初候 蟷螂生ず(かまきりしょうず)

世界海洋デー

今日は海のことを世界中で考える日、「世界海洋デー」です。

2009(平成21)年に国連によって制定された、比較的新しい国際デーです。

海は海産物をもたらしてくれる恵みの宝庫。しかし近年、深刻な汚染が進んでいます。

とくに問題となっているのは、大量に漂うプラスチックゴミ。波にもまれ、細かく砕かれたプラスチックは分類されず、魚や海鳥の体内からも見つかっています。

そんな状況を少しでも変えていこうと、プラスチック製のストローを廃止する動きや、レジ袋有料化も、あたりまえになってきましたね⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾

・今日の一日を愉しむなら…
【世界海洋デー】

 別名「ワールドオーシャンズデー」。
各地で海の大切さを考えるシンポジウムや、砂浜の清掃活動などを行います。

【信州地酒で乾杯の日」

 毎月8日は「信州地酒で乾杯の日」。数字の「8」が、乾杯で重ねた杯やグラスを上から見た様子に似ていることから制定されました。山々に囲まれる長野県は清らかな水に恵まれ、日本酒をはじめビールやワインなどの地酒づくりが盛ん。今日は、長野の気候風土が生み出した恵である信州地酒を大切な人と酌み交わす日です。

【大鳴門海峡開通記念日】

 鳴門海峡の両岸、淡路島(兵庫県)と大毛島(おおけしま)(徳島県)をつなぐのが大鳴門橋。全長1629mの巨大な吊り橋が完成したのは、1985(昭和60)年の今日でした。同橋には遊歩道「渦の道」が設置され、海上45mの高さから鳴門海峡名物である渦潮を見られます。

「家のほとんどの熱は窓から逃げるのです(屋内リフォーム⑤)」

 

【開口部の断熱!】ー[窓の断熱性を高める複層(ペア、トリプル)ガラス]

 

①【複層ガラス】

複層ガラスと単板ガラス

②単板ガラス

 

【Low-E複層ガラス】

※1 

【高断熱複層ガラス】

室内側に特殊金属膜が埋め込まれています。

LOW-E複層ガラスと

 

【遮熱複層ガラス】

室外側に特殊金属膜が埋め込まれています。

複層ガラスは基本的なタイプと、「特殊金属膜」を間に埋め込み挟んだLow-Eタイプ(高断熱タイプと遮熱タイプ)あります。熱の伝わりやすさを表す「熱貫流率」はLow-E複層ガラスが最も低い

【熱貫流率(W/㎡・K)】

高断熱複層ガラス   [2.6]
遮熱複層ガラス    [2.6]
             ↓
複層ガラス      [3.4]
             ↓
単板ガラス      [6.0]

 日本建材・住宅設備産業協会HP(ホームページ参照)

【高性能断熱サッシへの交換・内窓(インナーサッシ)設置で断熱性大幅向上】

壁の中や床下もしくは屋根など構造物を断熱しても、窓から多くの熱というか、大半の熱が寒さの冬は奪われ、暑さの夏は侵入してきます。

ということは、極端な話、床・壁・天井(屋根)をいくら断熱しても無駄なことになってしまうということです。まず考えなければならないのは窓などの開口部ということになります。

そこで、窓などの開口部の断熱を考えてみたいと思います。

窓の機能は、開閉ができ、風や明かりを取り入れられる。もしくは遮断するということになります。ですから、窓を断熱するのはガラスとサッシ(木製サッシ・樹脂サッシ・アルミサッシ・スチール(ステンレス)サッシ)です。

ガラスは複層ガラスに、サッシは断熱サッシにすることで断熱性は格段に向上します。また複層ガラスにもLow-E複層ガラス(高断熱及び遮熱タイプ)があり、基本的な複層ガラスよりも断熱性や遮熱性が大幅に高くなります。

アルミサッシは断熱性が極端に低いので、アルミの内部に樹脂(プラスチック)片を挟んで熱を伝わりにくくしたサッシ、あるいは外側アルミで内側を樹脂にした複合サッシなどが断熱サッシとして日本では多く用いられています。

ところが、それらはどうしても中途半端な断熱性能しか得られません。オール樹脂や木製にすると断熱性は格段に向上しますが、費用も大幅に上がります。

「アルミサッシ+単板ガラス」と「アルミ樹脂複合サッシ+複層ガラス」の熱が逃げる度合いを比べてみると、後者のほうがおよそ半分以下になります。

また一方、風葬ガラスや断熱サッシは結露も防止します。このように良いことずくめの窓断熱ですが、サッシ交換は外壁を一部切り取る必要があるので、大がかりな工事となり、後の雨漏りの原因にもなります。

もう一方で、簡単にできる窓断熱が樹脂サッシを使用した「内窓(インナーサッシ)」の設置で、今ある窓の内側にもう一枚サッシを設けるだけで工事終了となります。

既存のサッシと内窓の間に空気層ができて断熱性が向上し、結露も防止します。しかもその上「内窓」にも複層ガラスとLow-E複層ガラス仕様がありますが、もちろんお奨めは複層ガラスLow-Eです。工事後のかなりの違いに驚かされます。

玄関ドアや勝手口ドアは、断熱材を入れて、ガラス部分に複層ガラスを用いた断熱ドアが各社から発売されています。断熱性に細かく段階が設けられていますので、地域とあなたの目的に合ったレベルのものをよく検討し、採用することをお奨めいたします。

【サッシや内窓で断熱性向上】

[熱が逃げる度合い]

[35.7]   樹脂サッシと高断熱複層ガラス

[53.5] アルミ樹脂複合サッシと複層ガラス

[100]  アルミサッシと単板ガラス

【熱を逃さなくするためには、サッシを変えることをお奨めします】

上記のグラフのように、アルミサッシと単板ガラスの組み合わせによる熱の逃げる度合いを100としたとき、樹脂サッシと高断熱複層ガラスの組み合わせでは、熱の逃げる度合いは、およそ3分の1以下となります。

※ 【既存の窓(今ある窓)に取り付けることが可能な「内窓(インナーサッシ」】

既存の窓の室内側に、比較的簡単に取り付けることができる内窓も複層ガラスと同等以上の効果があります。また、内窓にもLow-E複層ガラスを採用することが可能です。

内窓の断面詳細図

内窓の取付の仕組み

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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