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【ECOに繋がる、省エネ効果の高い断熱浴槽[浴室5]】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
小暑(しょうしょ)初候 温風至る(おんぷういたる)
島野菜
これから益々暑くなる時季、暑くなる地方で採れる野菜は、身体にいいそうですよ。
かつて琉球王国として独立していた沖縄県には、独自の食文化が色濃く残っています。
一年を通じて温かいため、栽培される野菜も独特。
沖縄県では「戦前から導入され、伝統的に食されてきた地域固有の野菜」を「伝統的農産物(島野菜)」と定義し、守り伝えています。
代表的なものはゴーヤー(ニガウリ)やナーベラー(ヘチマ)、モーウィ(アカゲウリ)、シブイ(トウガン)といったウリ科の野菜です。
これらは不足すると夏バテの原因となるカリウムや、強い日差しから体を守るビタミンCが豊富。
南の島で愛されてきた野菜たちには、暑さを乗り切る栄養がギュッと詰まっています。
・今日をたのしむ
【なはの日】
沖縄県の県庁所在地である那(7月)覇(8日)の語呂合わせ。那覇市を盛り上げるためさまざまなイベントを開催し、文化財や博物館の無料開放を行います。
【七夕送り】
七夕の笹飾りは今日中に地域のルールに従って片付けを。かつては川や海に流し、願い事が天の川まで届くよう祈る「七夕送り」を行いました。
【七転び八起きの日】
「七転八起」は何度転んでも立ち上がろうと奮起することを意味する四字熟語。2016(平成28)年に起きた熊本地震から復興する心意気と決意を込めて制定されました。
【都城六月灯(みやこのじょうろくがつとう)おかげ祭】
毎年7月8日~9日、宮崎県都城市の神柱宮(かみばしらぐう)の祭事「献燈祭(六月灯)」に合わせ催すのがおかげ祭り。今夜の「宵祭り」では4mもの大灯篭山車(だいとうろうだし)が市街を練り歩き、明日の「本祭り」ではお神輿(みこし)が市内を巡幸します。
【ECOに繋がる、省エネ効果の高い断熱浴槽[浴室5]】
前回は【エコロジーに繋(つな)げるなら浴室の省エネを考える[浴室4]】のお話でした。
今回は【ECOに繋がる、省エネ効果の高い断熱浴槽[浴室5]】を前回の復讐を交えながら、お伝えさせていただきます。
【省エネ効果抜群の新型断熱浴槽】
最近といっても、既に10年以上前になるでしょうか?大手メーカーから発売された浴槽にに省エネ化が、著しく進んだタイプが登場しました。もちろん、外気温にもよりますが、この浴槽は付属の断熱蓋を使用すれば6時間後でも、2度程度しかお湯の温度が下がりません。
そのため、最近増えている家族の入浴時間バラバラ症候群でも対応可能となっています。不規則な生活をする現代の家族には、もってこいの便利なアイテムと言えるのではないでしょうか?!
【高断熱化を目指す浴室】
浴室全体を断熱材で覆えば高断熱になります。するとエネルギーが抑えられるだけでなく、寒くない浴室の実現にも繋がる。
原理としては、浴槽と空気層で包み込む「魔法瓶」と同じで、【魔法瓶浴槽】とも呼ばれています。気になるお値段ですが、通常のものと比べてもそれほど高くありません。現在の追い炊き機能のない浴槽の場合、特にマンションでのリフォームにはこのタイプの浴槽がお奨めです。
追い焚き機能を追加しようとすると外壁に穴をあけなければならず、工事ができない可能性もあるからなのです。
【CASBEEで評価された新型の浴室に期待が集まっています】
「CASBEE(キャスビー)とは、建築環境総合性能評価システムの通称名で、人間がサステイナブル(持続可能)な社会を目指すために設けられた建物の評価制度なのです。居住性能と自然環境に対する負荷をトータルで評価するシステムで、省エネよりも、もう一歩踏み込んだ考え方になります。
現在、地方自治体によってはこのシステムで高評価を得たマンション計画などに補助金を与える制度を行っているところもあります。その評価は、浴室のシャワーの温度調節の精度、シャワーヘッドの節水性能にまでおよび、快適さを追求しながら同時に無駄なエネルギー消費を徹底的にそぎ落とします。
これからの家づくりの方向は省エネからCASBEEに向かうでしょうといわれています。中でも浴室は評価ポイントの多い部分でもあります。設計者も新しいアイテムを使って高得点をねらいにきており、浴室に新しいシステムやアイテムがますます登場してくることが期待されます。(ただし、残念なことに2023年の現在、それほど思うようには進んでいないのも現実ですが、浴室などに引き続き新たな省エネ技術が数多く生まれてくることを祈っています)