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キッチンの必需品「食器洗い機」時間短縮にはお湯配管。

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キッチンの必需品「食器洗い機」時間短縮にはお湯配管。

今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。
寒露 末候 蟋蟀(きりぎりす)戸に在り

秋の音楽会と高鳴き

初秋には夕暮れどきの開演だったキリギリスや、キリギリスや、コオロギの音楽会が、日中から聞こえるようになってきました。

蟋蟀(きりぎりす)戸に在り

蟋蟀(きりぎりす)戸に在り

変温動物である虫たちは、秋が深まり夜間の気温が低くなると昼間にも鳴くようになるからです。

コオロギやスズムシは、気温が15℃以下になると鳴かなくなるとも言われています。
虫の声とともに時折聞こえてくるのは、百舌(モズ)の高鳴き。甲高い「キー、キチキチキチキチ」というさえずりです。

蟋蟀は実はコオロギ

蟋蟀(きりぎりす)戸に在り

繁殖期となる初春まで単独で過ごすモズが、自分の縄張りを主張するために発すると考えられています。

人間が人恋しくなる秋冬をたった1羽で過ごすとは、たくましい限りです。

キリギリスが戸口で鳴くころ、という意味の季節が、蟋蟀(きりぎりす)戸に在り。寒露の末候で、いかにも晩秋という風情が感じられます。およそ十月十八日から二十二日までのこと。

練馬のコオロギ

練馬で見つけたコオロギ

この蟋蟀(きりぎりす)という字は、コオロギとも読みますが、万葉集の時代にはすでにコオロギが歌に詠まれていました。秋の野に出かけ、響く虫の声に耳を澄ますことを、虫聞きといいます。

こほろぎの待ち歓ぶる秋の夜を寝るしるしなしまくらと吾は

(こおろぎは恋人同士が出会って、待った甲斐があったと喜び鳴いているのに、わたしは共寝の相手もなくわびしい夜を過ごしています。
 この秋の夜長にとうとう枕を抱いて過ごす羽目になってしまいました)

「虫聞き」って、なんかすごく風流な感じがしますね。是非今年がダメなら来年、来年がダメなら再来年…いつかは必ず、あなたと二人、寄り添いながら「虫聞き」をしたいですよ。

キッチンの必需品「食器洗い機」時間短縮にはお湯配管。

食器洗い乾燥機

フロントオープンタイプ食器洗い乾燥機

フロントオープンタイプの食器洗浄機なら扉が手前に開き、中のバスケットを引き出せるので、洗浄後浄後にスイッチを切って引き出せば、バスケットごと外の空気に晒(さら)しておくことができます。 高温で洗った食器類を余熱で乾かすことができます。

お客さまから「調理台の上に設置する食器洗い機を購入して使っているのですが、予想以上に時間がかかるので、結局手洗いしています。無用の長物になってしまっています。」
そんな話をよく聞きます。食器洗い機(食洗機)の最大の欠点は、時間がかかることだと思います。

なぜそうなってしまうのか調べてみたところ、70℃前後の高温で洗う必要があるため、食器洗い機に内蔵されている電気ヒーターでは水を熱するのに時間がかかるせいだと分かりました。

lしかも、電気ヒーターで高温水にするのは電気代もバカになりません。

それならば、です。

その時間を短くするには、最初からお湯の配管をすれば、短縮できることはいうまでもありません。
リフォームの際にお湯配管に替えるほか、今のシンクの蛇口水栓が「水ー湯」切り替えのできるタイプなら、簡単であり比較的安価な工事で、お湯配管にすることができるはずです。
マンションの場合は、配管の変更ができない場合もありますが、「食器洗い機は持っているけど…」というかたは、宝の持ち腐れ、無用の長物にならないよう、早速お湯配管の可能性を探ることをお薦めいたします。

お客様から相談されたときに、お薦めしている食器洗い機(食洗機)は、幅(W)が45㎝のビルトインタイプ。
扉がフロントオープンタイプで、中のバスケットを引き出して洗い物を入れる形です。
このタイプの利点は、※洗い終わったあとに電源スイッチを切り、扉を開けてバスケットを引き出せば食器洗浄の際の余熱であらかた乾かすことが可能です。

もちろん大抵の食洗機は乾燥機能も付いているのですが、通常はほとんど使わなくて済んでしまいます。

水配管のまま乾燥まですべて食洗機に任せてしまいますと120〜130分もかかってしまいます。

それに比べ、※お湯配管+乾燥無しのコースにすれば、洗い終わりまでおよそ30分で終了します。
3分の1前後です。時間も費用も大分節約になります。耐熱プラスチック容器や金の縁取りがついた器を洗っても心配ありません。

これらのものが食洗機では洗えないとされているのは、洗浄のためではなく、洗浄後の高温による乾燥に耐えられないからなのです。
お湯配管の洗浄にすれば、さらに、ステンレスの鍋やざる、土鍋、魚焼きグリル、醤油差しまで、なんでもなんでも食洗機に任せることが可能です。
コンロの五徳や換気扇だって…といったら驚かれますよね。高温で洗うので油汚れに有効で、滅菌効果もあるのです。

これらの食洗機をお使いのお客さまからは「我が家になくてはならない、必需品。」だと喜ばれています。

ちなみに、もうひとつ、食器洗い機に入れる前に、さっと下処理をすることをお薦めしています。

食器でも鍋でも、大きめのボウルか洗い桶に入れ、ゴムベラで食べ残しや表面の汚れをざっと取り除いておくのです。
この処理をしておくと、庫内の汚れやフィルターの詰まりも防げます。これは手洗いでも排水の詰まりなどの防止になります。

ただし、手洗いの場合、個人の差はありますが、1回100ℓの水を使用するといわれていますが、卓上食器洗い機なら12ℓ、ビルトイン型ならば14ℓと、およそ7分の1から8分の1なんです。

スライドオープン食洗機

プルオープン食洗機

節水のためにも、食器洗い機は選び方によっては、大いに家事のお役立ち設備になるのです。

引き出しの中にバスケットが設置されたタイプで、スライドオープン、プルオープンなどと呼ばれる。
引き出しを開けても外気に触れる部分が少ないので、自然乾燥よりは乾燥機能を使ったほうが早い場合もあるので、状況に応じて観察する必要があります。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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