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働く家族に効率が良くて、やさしい家事動線を極める[間取り・動線追求4]

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

芒種 末候 梅子黄なり(うめのみきなり)

朗読の日

六(ろう)十(ど)九(く)の語呂合わせで六月十九日は朗読の日とされています。ちょっと苦しいかもしれません…

今でこそ、黙読が当たり前のように思われていますが、それは、西洋から黙読の文化が入ってきた明治以降のことです。

むしろ江戸時代までは、誰かの前で声を出して読む音読が一般的でした。

黙読の習慣は、かつての日本では一般的ではなかったのですね。時代劇で無言で書物を読んでいるシーンがありますが、あのシーンは眉唾だったんですね。😜 🤭

齋藤孝さんも著書「声に出して読みたい日本語」で日本語には言霊(ことだま)というものが存在していて、日本語の宝とも言うべき文章、一節を音読することで、心も身体も晴れ晴れとすると言っています。

あなたに逢いたいって強く願い、言葉を声に出せば、言霊が宿り、思いは叶うってことですよ。一緒にやってみませんか。

働く家族に効率が良くて、やさしい家事動線を極める[間取り・動線追求4]

学校に行く年代の子どもを持つ、共働きの夫婦の朝は秒刻みです。洗濯機を回しながら弁当をつくって、並行して朝食の用意をするのは当たり前。

そして、その他に食事を終えたら片付けて洗濯物を干します。
さらに、洗面やトイレも家族が重ならないように順番に済ませなければなりません。

時計とにらめっこしながら、マンションの共有ゴミ置き場にゴミを出しつつ出勤……。子どもたちが大人になってしまった現在でも同じようなことが行われていますので、子どもたちが小学校、中学校、大学へと通っている当時はとんでもなく忙しかったのだと思います。

思い返しても、どうやってやっていたのだろうと思ってしまいます。

こうした、あわただしく綱渡り的な時間配分を、なるべくストレスのないように、キッチンを中心に飛行機の操縦席(コックピット)のような「司令塔」のような位置づけにして、回遊動線をつくります。

そして、その周辺に付随するさまざまな用途を配置していきます。

【朝のキッチンは司令塔なのです!】

キッチンが司令塔となって、洗濯物を干す、朝ごはん(つくる、食べる、片付ける)弁当の準備、ゴミ出し作業、トイレに行く順番、洗面などの指示を出します

ーー要は、主婦(夫)は、滞りなく朝のうちに、やらなければなければならないということです。

朝の司令塔キッチン

①弁当を準備しながら、キッチンから司令を出します。

②ベランダ(外)に前の晩に外に出しておいたゴミを出します。

④子どもの様子を見ながら、動線に目を配ります。

③ウォークインクローゼットで着替えて出勤。

 

【リビング・ダイニングは必ず椅子に座るという概念を捨てる!】

①上階の2つの子ども部屋と下階のキッチンと茶の間は小さな吹き抜けを介して気配を伝えあうことができるのです。

小さなLDの使い方

小さなリビング・ダイニングの使い方

②座卓は低い位置になるので、すぐに使いやすいように、取りやすいように、そのまわりには地袋(収納)をつくり小物を収納しています。ただし使い勝手を考えて、収納は引戸で開閉します。

③対面キッチンの腰壁があることで茶の間としての落ち着き感が倍増します。

④茶の間には座卓を置いて、食事を含めてさまざまなことをこの座卓の上で行います。

「小さめのリビング・ダイニングは椅子にこだわらない」

リビング・ダイニングの居心地の良さは広さではなく、家族がくつろげる場のつくり方で決まります。ひと昔前の家は茶の間と呼ばれる家族が集う部屋がありました。そこは食卓としても使われれていました。

茶の間は多目的空間でした。そしてこれを可能にしているのは床に直接座るという行為なのです。こうした茶の間のもつ魅力の部分を再現することで、小さくても心地良いリビング・ダイニングをつくることができるのです。

床がフローリングであったとしても、そこに座卓を置くことで居心地よい茶の間を実化することができます。

ごろんと横になりたい場合は、さすがに畳の部屋にはかなわないかもしれませんが、寝ゴザなるものがあります。幅50cm×長さ180cmで筒状に丸めて収納できるものです。

丸めてある、その寝ゴザをさっと広げれば、寝転がってサッカーや野球観戦もできますよ。

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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