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「整流板」と適度な「手抜き」はおすすめです。
今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。
白露 次候 鶺鴒鳴く(せきれいなく）
鶺鴒鳴く(せきれいなく）
セグロセキレイ
白露の次候は、鶺鴒鳴く(せきれいなく）。
およそ九月十二日から十六日ごろのこと。鶺鴒はチチィチチィと鳴く、尾の長い小鳥です。歩くときは尾をひょこひょこ上下に振ります。
昔、男女の神さまが契の結び方がわからず困っているときに、ちょうど現れた鶺鴒の仕草を見て悟り、ぶじ睦み合えたといいます。
それで鶺鴒は恋教え鳥とも呼ばれているんですね。
時有鶺鴒、飛来揺其首尾。二神見而学之、即得交道
（そのとき鶺鴒が飛んできて首尾を揺らしました。二神はそれを見て学び、ぶじ結ばれました）『日本書紀』より
昔は『日本書紀』のような公の文献に男女の交わりの話を載せるとは、かなり、おおらかだったんですね¨̮♡
ハクセキレイ
「整流板」と適度な「手抜き」はおすすめです。
【換気扇の掃除が極めてラクになる「整流板」】
整流板付き換気扇
レンジフードの下面にある、吸気口よりひとまわり小さい板（上記↑イラストのグレーの部分）が「整流板」なのです。吸気口周囲との境に幅の狭い隙間をつくることで、吸引力を高める効果を発揮します。料理などにより発生する煙に含まれた油は、整流板を伝わって吸気口の内側のオイルポケットに落ちてたまるので、掃除も極めて簡単になります。
キッチン設備の中で、ここ数年で飛躍的に進歩したのが換気扇といっても過言ではありませんね。数十年前にプロペラファンからターボファンやシロッコファンに変わりました。
それ以来、吸込みなどは進歩した感がありますが、掃除の大変さに関してはほとんど変わりませんでした。それどころか、かえって大変になっていたくらいでした。
かつては、換気扇のプロペラにカバー（フード）がついているだけだったため、油汚れがプロペラに直接こびりつき、これを拭き取るにはフードの中へ頭を突っ込んで掃除しなくてはなりませんした。
それが、遠心力で喚起する換気扇「シロッコファン」、さらにはこのシロッコファンのフード下面に整流板のついたタイプも登場しました。
これだと煙を吸い込むときに汚れは整流板に付着するので、定期的に板を拭くだけですむ。掃除が驚くほどラクになりました。
もちろん、価格もそれなりに高くなっています。以前のプロペラタイプが今も３万〜４万円なのに対して、整流板付きのシロッコファンだと、およそ１２万〜３１万円もしてしまいます。
ですが、１２万円くらいのものでも性能はほとんど変わりませんし（ただし、タカラスタンダードなどの整流板他の製品はひと味もふた味も違う優れものです）、十分です。メーカーによっては、10年〜20年以上使えます。
手も髪の毛もベタベタにして油まみれの換気扇を掃除することを考えたら、１０年でプラス１０万円はけっして高くないーそう思う人が多くなってきました。
この整流板つきシロッコファンは、マンションにも設置可能です。キッチンリフォームのときは、換気扇選びにも十分気を配ることをおすすめします。
【適度な「手抜き」はキッチンを快適に使うキーワド】
人に任せることも賢い家事のコツ
誰がやっても変わりないこと、自分でなくても同じようにできることは、プロに任せてしまいましょうーー要するに、労力をお金で買うことがあってもいいし、必要だと思っています。
食器洗い洗浄機もそのひとつです。同じ労力をかけるなら、食器を洗うことより、食事をつくることを優先したほうがいいと思います。
スーパーでできあいの惣菜を買って、食器をていねいに手洗いするより、食器洗いは機械に頼る代わりに、手料理に腕をふるうほうがいい。
コンロの五徳も魚焼きのあみも、食洗機（食器洗い洗浄機）にかけられますので、割り切ってしまえばものすごくラクなものです。
余ったエネルギーを手料理に
実際には食器洗いにかけてはいけないものなら、当然傷みます。ですが、買い替えられる程度のものなら買い換えればいい、それだけのことだと思いませんか⁉️
意外に知られていませんが、キッチンや調理器具のパーツは、部品だけで買える
ものなのです。
ベタベタになったコンロの受け皿を見て、これだけ買い換えれば？と提案すると、びっくりされますが、メーカーに問い合わせてみれば、たいていのものは買い替え可能です。
できれば、リフォームでキッチンんなどを選定される際にどこまでできるか確認しておけば、より確実だと思います。
逆に、部品交換ができないようなメーカーの製品は選ばれないほうがいいかもしれません。
冷蔵庫のパッキンも、メーカーに問い合わせれば換えてもらえます。
実は、わたしもお客さまから教えてもらいました。何かあるとこの部品は換えられないかと聞かれ、そのたび無理ではないかと思いつつ確認すると、大抵可能だったのです。
ちなみに、そのかたは、お気に入りの炊飯器の中ブタを、３回も取り換えているいるみたいですが、中蓋のゴムパッキンが真っ先に傷んでしまい、ご飯が美味しくたけなくなってしまうそうです。炊飯器自体は、まったく問題ないにも関わらずです。それなのに、中蓋のゴムパッキンが傷む度に、炊飯器を交換していては、もったいないですからね。
