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【エコロジー、アイデア商品から〈生活の知恵を使い倒す⑤〉】

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

大寒 末候 鶏始めて乳す(にわとりはじめてにゅうす)

お稲荷様と初午(はつうま)

令和3年2021年の初午(はつうま)は2月3日でした。昨年令和4年2022年は2月9日でした。そうです、一昨年の初午は昨年に比べて一週間近くも早く来たのです。

2月最初の午の日は「初午」と呼び、各地のお稲荷様はお祭りを開きます。711(和銅4)年の初午に、稲荷神が馬(午)に乗って  稲荷山に降臨したという伝承に由来する風習です。

稲荷山には現在、伏見稲荷大社が鎮(しず)まり、稲荷神の名前を「宇迦之御霊(うかのみたま)」として祀(まつ)っています。全国に3万社ともいわれる稲荷社の多くが、伏見稲荷大社を勧請(かんじょう)したものです。

お稲荷様は五穀豊穣や商売繁盛をもたらす神さま。

大きな神社だけでなく、商店街の一隅(いちぐう)やビルの屋上の小祠(しょうし)からも暮らしを見守っています。今日、稲荷社を見かけたら、そっと手を合わせたいものです。

令和5年の今年は節分が2月3日にもどり、2月5日に初午が訪れ、かなり寒い大寒となり、コロナも終息しつつ、平穏が戻ってくるような気がします。ですがまだ、始まったばかりです。

奇跡は起こらずとも、日本経済が上向いてくれることを祈っています。

・今日をたのしむ
【お稲荷さまと油揚げ】

お稲荷さまのお使いは、稲荷社の境内にある像でもおなじみのキツネです。お祭りの際にはキツネの好物である油揚げをお供えし、願い事を届けてもらいます。

「稲荷寿司」の語源も、油揚げを用いることに由来。初午には稲荷寿司をお供えする地域もあります。今日は稲荷寿司や油揚げをいただいて開運を願いましょう。

【初午団子】

養蚕(ようさん)が盛んだった地域は、初午に繭(まゆ)の形を模した団子をつくり、豊作を願う風習を受け継いでいます。

【エコロジー、アイデア商品から〈生活の知恵を使い倒す⑤〉】

【生活の知恵を使い倒す編】今回は第5回目です。(前回【暑さ寒さ対策優先順位と早寝早起き〈生活の知恵を使い倒す④〉】〉お読みになりたい方は前回タイトル(青字)にリンクを張っておきますので、タップしてお読み下さい。

【暑さ寒さ対策優先順位と早寝早起き〈生活の知恵を使い倒す④〉】

前回の「暑さ寒さ対策優先順位]のところで、いい忘れていたことを先にお話しておきますね。

【ECOのためには、空気のムラをなくすための攪拌が必要です】

暖かい空気は上昇することを知らない人はいないと思いますが、この性質が、時には困ったことになるのです。それは部屋の中で、冬場は天井付近は暖かく、床は逆に冷たくなってしまうのです。夏場は逆にというか、天井付近が暑く、床付近が、少しだけ涼しくなります。

「そんなこと知ってるよ」と言われそうですが、そのことで何が起こるかというと、天井付近に設置されているエアコンの室内機についている、温度センサーが高い位置での温度を感知して動いてしまうため、夏場は設定温度よりも下げてしまい、エネルギーが無駄になってしまうのです。

反対に冬場は床付近まで暖かくならず設定よりも寒く感じてしまいます。最近のエアコンでは、センサーが人を感知してその足元の温度でコントロールするような優れモノまで市販されていますが、実際にはどこまで精緻に反応しているかは定かではありません。

そのために確実な対応策としては、室内の空気を攪拌して温度のムラをなくさなければなりません。扇風機はエアコン室内機の直下に置き、図のように室内機に背を向ける状態で上方に向けて風を送るのが、最も効果的であり、確実な攪拌の仕方といえます。

【扇風機とエアコンの上手な併用法】

暖かい空気は上へ

[暖かい空気はイヤでも上に昇るのです]

 

 

 

 

 

 

暖かい空気を上に上げる

 

[冬場は天井扇(シーリングファン)や、扇風機を、なるべく高い位置に設置したほうが効果的です]

 

 

 

 

 

 

【扇風機での空気の攪拌は、上図のようにエアコンの室内機の前方から上へ向けて風を送るといいのです。夏も冬も空気の温度ムラをなくすとエコロジーでありながら、その上快適にもなるので扇風機とエアコンは併用することをお奨めいたします。】

 

 

【ECOアイデア商品から】

家庭の物置を占領しているのが、なんと各種アイデアグッズと健康器具だといわれています。今年の夏は、できるだけエネルギーに頼らずに涼しさを求めようとするグッズが出回りました。

数ある中から代表的なものをいくつか紹介させていただきたいと思います。皆さまも、ご自分で考えたアイデア商品があれば、実際に製作されてみることをお奨めいたします。

水うちわ

 

【水うちわ】

岐阜は提灯(ちょうちん)の産地で有名なのですが、そこには、なんとも涼しげなうちわがあります。うちわを水につけて煽(あお)ぐのです。もちろん、うちわには防水効果がある加工がしてあります。

多少水滴が飛び散ることはあるのかもしれませんが、それも蒸散作用によって冷気を誘ってくれます。そうした風情を味わうことも風流というものかもしれませんね。

 

 【水うちわ】
【夏用抱き枕】

夏用抱き枕この抱き枕を使うと、人間と寝具の間に空気層がつくられることによって空気の対流が生まれるため、結構涼しく感じられます。これは古くから我が国にあった竹製品で竹は熱伝導率が良いため、肌に接するとひんやりとした感触が得られることと、弾力性が肌になじむのです。

 

 

ある地方では「竹夫人」などと色っぽい名前で呼ばれていたとか、いないとか。この竹夫人、文句も言わずに暑苦しさを和らげてくれるので、奥方に虐(しいた)げられた男連中に受けているとかいないとか。

 

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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