BLOG

ブログ

【高齢者にやさしいサニタリーは誰にとっても使いやすい空間です】

LINEで送る
Pocket

 今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。
旧暦 季節 二十四節気 春分 初候 雀始めて巣くう 練馬区の雀始めて巣くう

 

鮒釣り(ふなつり)練馬区の鮒釣り

 

鮒(ふな)も春を告げる魚として有名ですよね…「春になれば(^^♪…どじょっこだの♪、ふなっこだの♪…」なんて唄もありますね(^^♪
鮒は寒い冬の間は、水底にじっとおとなしくしています。それが、二月~三月頃になると急に動きが活発になります。春の彼岸のころには群れで泳ぎ回り始めまるようになります。
それが、鮒の巣離れといいます。
巣立ちした鮒たちが、浅瀬や小川にきて、産卵に備えるため、餌を取ろうとする元気な姿を乗込鮒(のっこみふな)というそうです。
私は釣りの趣味はないので、分かりませんが、鮒釣りの絶好のシーズン到来で、釣り好きには堪らない季節のようです。
 雀始めて巣くう|練馬春分の初候は 「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」ですが、
 雀が枯れ草や小枝、藁などを集めて、巣をつくり始める頃という意味で三月二十日~二十四日ごろに訪れます。

 

 

 

【高齢者にやさしいサニタリーは誰にとっても使いやすい空間です】

 

また、母娘連れのお二人が、遊びにやってきました。今日の疑問は何でしょうか?たのしみです。

K(母)バリアフリーの家というのかしら。年齢を重ねても生活しやすい家にした方がいいわよ。最近ではユニバーサルデザインともいわれてるわね。

S(娘)そうね、お母さん。床に段差がないと、つまずいて転倒する危険も少なくなるし、さらに扉を引戸にすると車いすでも生活しやすいでしょうね。

k床段差の解消と引戸は必ず必要だけど、他に私のような高齢者や障害者でも使いやすい装備や間取りの工夫を知りたいわ。

練馬区のbefore間取り
s間取りPlan Aは、トイレ、洗面室などが集約されているから使いやすそうだけれど、開き扉はダメね。
k間取りPlan Bもトイレ扉が開き扉になっているわね。それに洗面台の場所も使いにくそうだわ。出入り口を開けたら、すぐ前にあると車いすでも使い易くていいのにね。
s高齢者になると、方向転換が少ない方がいちいち使いやすくて、暮らしやすいよね。介助なしでも暮らしやすい間取りの工夫が必要だよね。
k自立しているけど、歩行が困難な人にとっては、ストレスが極力少なくてすむような間取りづくりのヒントを教えてもらえると助かるわ。

 

【解決案・解決策】

 

[洗面台、シャワーを使いやすいように考える]

練馬区の高齢者サニタリー

高齢者にとって、トイレ、洗面、浴室を何よりもストレスなく使うことは、日常生活を過ごすうえで大変重要なことです。高齢者等を自宅で介護する場合は特別な仕様が必要になるので、ここでは自立はしているが歩行が困難な(負担が大きい)高齢者等が使いやすく、介助しやすい間取りの工夫について考えたいと思います。

練馬区のafter間取り
【扉は基本的には、引戸で有効幅80㎝確保】

 

まずは配置ですが、それらの空間は必ず高齢者等と同一階にされることが重要です。出入り口扉は開閉時に体を移動させずにすむ引戸が望ましく、その幅は有効で80㎝確保するように設計しましょう。その上でさらに洗面台や便器、浴室の仕様、それらをスムーズに使うための空間の確保、動作を補助する手すりの設置等も検討しなければなりません。
 間取りPlanA・Bでは、開き扉が多用されています。洗面室内に収納スペースも見あたりません(ものを床に置くと動作空間が狭くなるので最低限の収納スペースは必要)。

練馬区の水廻り

【洗面化粧台は出入り口正面!!】

 

洗面台は手洗い等で日に何度も使用するところです。車いす移動の場合は、特に出入り口正面にあると方向転換が最小限ですみます。もちろん、健常者も使いやすいのは言うまでもありません。
間取りAの解決策では、階段とトイレを反転して洗面室の扉位置を変えてみました。それにより収納スペースが確保され、洗面台を出入り口正面に移動することができました。それと同様にユニットバスのシャワー位置を浴室出入り口正面にくるようにしました。それにより、シャワーを使いやすく、介助もしやすいようになりました。さらに間取りBの解決策では、階段の配置を工夫してトイレの出入り口を引戸に変更しました。トイレと洗面室間の動線も最短で使い易くなり、手洗い器は便器正面にして体の動きを最短ですむようにしました。

 

【段差解消、引戸だけでは…】

練馬区のサニタリー

 バリアフリーを考えるうえで、床段差解消、引戸にすることは重要ですが、それだけでは移動の利便性が増すだけす。洗面室、トイレ、浴室内おける行為は楽にはなりません。高齢者の動作がシンプルになるように動線を工夫し、設備品を配置することも重要な要素なのです。

by株式会社 大東建設 阿部正昭       

リフォーム会社 大東建設ページトップへ
練馬区のリフォーム会社 大東建設へのお問合わせ