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家の外で行うリフォームは中の快適さにこだわるため(外部リフォーム7)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
大雪 末候 ?魚群がる(さけむらがる)
年取り魚
新年を迎えることを「年越し」といいますが、「年取り」とも表現します。生まれた年を一歳とし、以降新年を迎えるたびに年を重ねる「数え年」で日本人が暮らしていた名残です。
新年の神さま、歳神(としがみ)さまは夜中にやってくるとされたため、大晦日の晩はごちそうを供え、家族で囲みました。「年越し膳」や「年取り膳」という名で、このならわしが残る地域もあります。
海に囲まれた日本でごちそうといえば、やはり魚です。主に東日本では鮭、西日本ではブリを食し、「年取り魚」「正月魚」などといった名前で呼びます。
鮭は「栄える」に通じ、ブリは成長ごとに名前の変わる出世魚。美味しい上に縁起物とくれば、大晦日に限らず食べたくなってしまいますよね。
家の外で行うリフォームは中の快適さにこだわるため(外部リフォーム7)
【3つに分けて考える-外構の機能】
①サービスゾーン
家の側面や北側に設けて、勝手口からのゴミ搬出や食材搬入の動線とします。そのほか、空調室外機や給湯機の設置場所として利用します。
②エントランスゾーン
門扉、玄関アプローチの意匠(デザイン)と駐車スペースの位置と意匠が注目点となります。カーポートの屋根は建物とのバランスを考慮して決めましょう。
街を歩いといるとアルミ製の構造材とアクリル版やポリカーボネイト製の屋根ばかりが目につくようになりました。なんでもかんでも、どのような意匠でもアルミとプラの取合せでは外まわりの意匠が可哀想な気がしてなりません。
③ガーデン空間(ゾーン)
デッキやサンルームなどに使う庭と、植栽計画を考えた眺める庭とに分けて考えるようにしましょう。よくある失敗として、水栓も忘れず引き込んでおきましょう。
【外構計画(エクステリアプラン)は遮熱や風通しにも大いに影響します。】
外構(エクステリア)は上記のように3つのゾーン(空間)に分けられ、ゾーンごとに目的も異なってきます。門扉やフェンス、玄関アプローチ、カーポートのゾーンは建物の顔といえます。
なので、使用する素材や製品を建物の外装に合わせて選択(コーディネイト)することが何よりも大切なのです。例えば現代的なアルミの門扉とアンティークなアイアンやレンガを使った門扉ではまったくと言っていいほど大きくイメージが異なります。
また、玄関アプローチをタイル張りにするのか、石を置くのかなどによっても全然イメージは違ってきます。自分のイメージをきちんと伝え、それを平面図やスケッチで見せてもらい、イメージどおりかどうかを確認しながら進められることをお奨めします。
また、外構(エクステリア)は夏場の遮熱や室内への風通しにも影響するのです。例えば夏場の日差しに悩んでいる場合は、木を植えることで、かなりの改善が見込めます。
私の好きな木としては、ヤマボウシやヒメシャラなどの落葉樹があります。そのような植栽であれば夏は葉が生い茂り、冬は、落葉するので日射量を自然に調節してくれます。
西側はグリーンカーテンをつくって温度調節するのも手だと思います。ブロック塀などによって風通しが妨げられている場合は、風通しが可能なフェンスにしたり、昔ながらの生垣(いけがき)を設けたりすることで、室内への風通しをよくしましょう。
生垣の緑は見た目も爽やかでリラックス効果があり、街の景観に貢献できるメリットもあります。ただし、夏の終りには、枯れ葉が毎日落ちるので、掃除をしなければなりません。これは思っているより大変で苦痛を伴うこともありますので…こちらもよくご検討されることをお奨めします。
さらに、さらに、庭には給排水管やガス管、雨水枡(ます)などが埋め込まれれいます。外構(エクステリア)リフォームの際には、そのような設備関係の点検も行ってもらい、必要があれば補修・交換を行っておくことをお奨めいたします。
水道管やガス管は口径が小さいと希望の使用量に合わず、口径の大きいものに引き直さなければならない場合もありますので、早目にご確認されることをお奨めいたします。
【遮熱効果が高く、驚くほど過ごしやすく…樹木の活用】
[夏の日差しをカット]
庭木には景観美の効果のほかに、日射を遮る役割もあります。元々日射の遮蔽のために庭に木を植えるようになったともいわれています。
落葉樹を植えることで、夏と冬の日射量の調節効果絶大なのです。
【生垣を植えて、安らぎを…】
生垣は道からの目隠しになるだけでなく、風通しや日差しの調節に貢献し、緑の効果で道を行く人にも安らぎを与えてくれるのです。
【風の流れを確保する効果も】
植栽利用で、風が家の中に流れ込む工夫をすることも可能なのです。