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理想に近づくか遠のくかは、家族の要望の抽出次第

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今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。

立秋(りっしゅう)初候 涼風至る(りょうふういたる)」

線香花火の一生

練馬の線香花火 線香花火は日本独自の手持ち花火です。江戸時代の寛文年間(1661~1673年)以降、女性や子どもも遊べる安全な花火として生まれ、親しまれるようなりました。
 線香花火の魅力は、なんといっても変化していく火花の様子でしょうね。じつは点火してから燃え尽きるまでの段階に、それぞれ名前がついています。

 

最高潮の線香花火火をともしたあとできあがる火の玉から短い火花が出はじめるまでが「牡丹(ぼたん)」、勢いよく火花が四散するころが「松葉」次第に火花が弱まり火の玉が大きくなる「柳」、最後の力を振り絞るように一瞬だけ光と火花が強まる「散り菊」です。

 

 

 

練馬の線香花火の最後 少々値は張りますが、抒情的(じょじょうてき)な線香花火の一生をたのしむには、職人による手づくりの品がてきしています。美しく、繊細な火花が長持ちしますよ。

七十二候の秋の始まりは、涼風至る。涼しい風が初めて吹いてくるころ、という意味の季節でおよそ八月七日から十一日まで。
このころから、朝夕に吹く風を気にかけてみてください。天気や地域によっても変わりますが、猛暑真っ只中のはずなのに、スウッと涼しい風が吹いてくることがあります。
涼風とはすずかぜとも読んで、俳句では晩夏の季語とされます。

涼風の曲がりくねって来たりけり 小林一茶

この時期になると、この「すずかぜ」を感じ見つけるために生きてるのかなって思うくらい幸せな気持ちになります。(⑉• •⑉)♡

理想に近づくか遠のくかは、家族の要望の抽出次第

 敷地の個性と同等か、それ以上の影響力で間取りの行方を左右するのが家族からの要望です。その家に住む人たちの意向を無視して、間取りの検討はあり得ないし、進めることはできません。彼らの夢や希望を、スムーズにスマートにさばいていくことが設計を手がける上で最初の山場といえるかもしれません。このとき押さえておきたい点を一つ。「要望は、ほんとうに叶えるべきものを十分に見極めること」です。
 家づくりは一生に一度の大事業、お施主さんが、あれもこれもと要望を出したくなる気持ちは大変よく分かります。ただ、それらを一度、設計者の手できれいに濾過して見極めてあげないと、「本当はどうしたいのか」は見えるわけがありません。
 私はコーヒーを大変好きなのですが、その味が豆の違いよりも抽出のやり方次第うまくもまずくもなるのです。同じように家族からの要望もどこがほんとうに重要なのかを見極めるかで、理想の家が近づいたり遠のいたりするものです。

要望から漏れがちな、大切なこと。

車の車種や駐車方法

駐車車を駐車する際、縦列駐車は絶対にイヤだという奥さまがいらっしゃると、駐車場の取り方が変わります。

 

 

 

 

 

車種、サイズクルマの最小回転半径も駐車場の位置やサイズに影響してしまいます。将来もっと大きなクルマに乗り換えるつもりなら、計画段階から考慮しておかなければなりません。

縦列駐車の車庫

屋根の形状

 

いろいろな屋根

屋根の形は好き嫌いがはっきり分かれるものです。太陽光発電も導入するか否かも形状にかかわります。事前の確認が不可欠です。

 

 

 

 

屋根の種類

 

練馬で見つけた屋根

将来の居住者数

いまは別居している故郷の両親。将来、そのどちらかが亡くなれば同居する可能性があるのです。
部屋の数、部屋の場所…確認しておかなければなりません。

 

建築費以外のコスト

建築費以外のコスト新しい家具、カーテン、家電などの購入費用を予算に入れ忘れる人が意外に少なくありません
不動産会社や金融機関に支払う手数料、火災保険料などもかなり高額でバカになりません。予算配分を誤ったことで、建物が大幅に縮小されたことがありました。

家相へのこだわり

練馬の家相へのこだわり

家相にこだわる家相へのこだわりが強い人が、お施主さんやそのご家族にいらっしゃいますと、それまで順調にできていた間取りを突然台なしになるおそれがあります。事前にこだわりの度合いを確認しておく必要があります。

 

 

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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