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【階段】好きな階段スタイルは??
今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。
大暑 初候 桐始めて花を結ぶ
桐始めて(きりはじめて)花を結ぶ
令和2年の今年は、今日二十二日から大暑、夏まっさかりです。七十二候では、桐始めて花を結ぶの季節になります。桐が実を結び始めるという意味で、およそ七月二十二、三日から二十七、八日ごろまでのこと。
桐の木は軽く、湿気を通さず、火にも強いなどの特長があり、古くから箪笥や琴をはじめ木材として重宝されてきました。
桐の下駄も軽やかで涼しく、この季節にぴったり。鼻緒の柄を好みで選んだりして、散歩用にお気に入りが一足あると気持ちがいいものです。
ちなみにオレも学生のころ、桐の下駄を戴き、気に入って何かあると履いて出かけていました。実際に驚くほど軽くてまるで履いていないかのようでした。四十数年後の今、再び履いてみたい気がしています。
【階段】好きな階段スタイルは??
一口に階段といっても、いろいろな種類があります。
まっすぐに上り下りする「着階段」や、中間に踊り場が設けられ折り返すタイプの「折り返し階段」、螺旋状に曲がったデザインの「らせん階段」、また、踏板の下に蹴込み板を設けるタイプ「箱型階段」蹴込み板を設けない「シースルー階段」などがあります。
デザインだけでなく、安全性にも気をつけて選びたいですね。
子どもは階段が大好き。
よじのぼったり、腰掛けたり、腰掛けてままごとしたり、積み木で遊んだり……。
居心地のいい場所に階段をつくると、家族にもうひとつの思い出が作れるかもしれません。
【井戸端失敗談 成功談?!etc…】
階段の理想と現実
・階段って、いつの間にか物置になってしまう。
・ものを置くのにちょうどいいし、いくらでも置けてしまう。
・うちは、シースルー階段にしたら階下にゴミや、埃が落ちちゃって…荷物も落ちるからものを置いておけない。
・うちもおしゃれだからシースルー階段にしたかったんだけど、年頃の娘がいて、『スカートの中が見えそう』って反対された」
・螺旋階段もおしゃれだが、危険も多い。それから家具の搬入もしにくそう。
・うちは、階段下を収納にしたんだけど意外に低く、有効的に使うのは難しい。
・うちは、掃除用具を入れるのに重宝している。
・それから、リビング階段だと空調が効きにくい上に音が2階に響くし、匂いも上がるから、お魚料理の日は特に気になる。
・わたしは知らない間に子どもが帰ってきてそのまま2階に上がられるのは嫌だから、やっぱりリビングの中に階段をつくりたい。
・子どもの表情が見えると安心。
・あと、階段って急過ぎて怖いこともあるから、安全性のことも考える必要があると思う。
・我が家は本当は両側に手すりを付けたいけど、狭くなるから片方だけにした。
・フローリングは滑りやすいから、カーペットのほうがいいと後から思った。
・母を見ていると、階段で滑らないよう、かなり慎重になっているのが分かるわ。
・それに階段は掃除も大変。隅に埃が溜まるし、コード付きの掃除機だと、ちょうど真ん中あたりで届かなくなる。
・そんなときはハンディタイプの掃除機だと便利。
・我が家は階段に窓がなくて、昼間も暗いことが多いから階段のところに足元灯があればよかったと思っている。
・足元灯があれば、夜も階段が見えやすくて安心できそう。
・逆に吹き抜けになっている場合は明るいけど、照明の交換はどうやってするのか?
・自分たちでは無理だと思う。業者の人に取り替えてもらう。
・電動昇降付きの照明もあるらしい。
・照明の交換のことも考えて、位置と器具を考えないとならない。
【解決策アドバイス・処方箋】
階段が普段の暮らしにうまく溶け込んでいると生活の景色が豊かになります。
さまざまな階段のデザインがありますが、憧れただけではなく、自分たちの自分たちのライフスタイルに合っているかどうかをしっかり景色を思い浮かべて決めていきましょう。
階段の途中(真ん中あたり)にコンセントがひとつあると便利です。
ですが、現在ではコードレスの充電式掃除機がかなり進化していますので、コンセント設備をつけるより、コードレスにするほうが賢明かもしれません。
階段下の空きスペースを有効に活用することも大切です。
うまく使いこなすと収納量としてはたっぷりとありますし、奥行きが深いので奥のものを出しやすくするために、キャスター式の大きなランドリーボックスのようなものをつくってしまうのもいいかもしれません。
職人さんにつくってもらうのもいいですが、自分たちでつくるのも楽しいかもしれません。
『家を自分たちで使いやすいように、少しずつ育てていく」
そんなライフスタイルっていいですよね。
ついつい忘れてしまうのが、インターフォンの取り付け位置や、鍵の施錠をどこで行えるようにするかの検討です。
自分たちの生活を建築屋さん、設計士さんは知りません。ちゃんと自分たちで確認しましょう。大切なのは、二階建て、三階建の家の場合、二階、三階にもそれがあったほうがいいかどうかも必ず検討しましょう。
あとでやり変えるのは大変ですし、配線がむき出しになってしまう可能性が大です。
せっかくの家づくり、
こうした確認事項は、地味ですが、実はキッチンを決めたりすることと同様に、とても大切なことです。
【階段 チェックリスト】
1、自分がどう暮らしたいのかに合わせて形状を十分検討し、階段の種類を選定する(直階段・折り返し階段・螺旋階段)
2、階段の場所は家族の生活スタイルに合わせて、リビング内にするか、外にするかをよく話し合っておく。
3、安全性は考慮されているか(照明、傾斜、材質)確認する。
4、手すりは片側か両側か、安全性とスペースを考慮し検討。
5、階段下は、収納にする等有効的な使い方を検討する。
6、階段での掃除機のコードは届くかあらかじめ確認をする(途中で(途中で抜き差ししなくていい場所にあれば便利)。
7、吹き抜けの場合、照明交換ができるかどうか確認をする。
8、2階(3階も)にいるときでも、インターホンで対応できるようにするか検討する。
9、2階(3階も)でも、施錠解除できるようにするか検討する。