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【外まわりづくりのフォーカスポイント(注意点)[外まわり1]】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
大雪 末候 鮭魚群がる(さけむらがる)
年の市と羽子板市(はごいたいち)
東京は、浅草寺にて羽子板市が開催されるころになりました。
羽子板というのは江戸時代に女の子の誕生を祝う贈り物として親しまれていました。
名物の揚げ饅頭を片手に華やかな市を巡ってみるのもいいかもしれません。
スーパーマーケットやデパートがない時代、生活必需品を買い求める人々が向かったのは「市(いち)」です。
特に年の瀬には、お正月用品や新年を迎えるにあたり新調したい道具類が集まる「年(歳)の市」が各地に立ちました。
毎年12月17~19日に開く浅草羽子板市も、元は年の市。江戸時代末期頃から邪気をはね(羽根)返す縁起物である羽子板と羽根がお正月飾りとして人気を呼ぶようになり、今も多くの人で賑わいます。
定番は歌舞伎の助六や藤娘といった和の魅力あふれる絵柄。今年話題になった有名人やスポーツ選手をモチーフにした「世相(せそう)羽子板」も登場します。
・今日をたのしむ
【年の市】
先ほどの【年の市】なのですが、各地の神社やお寺の境内、さらには地域の広場や駅前などに立ちます。デパートやスーパーマーケットなどが行う年末セールを「年の市」と呼ぶこともあるそうですよ。古(いにしえ)の名残りを随所に残しておいてほしいですよね。そう思うのは私だけでしょうか。
【納めの観音】
毎月18日は観音菩薩の縁日となる今日は「納めの観音」と呼び、一年の締めくくりに観音様へお参りになる日です。今年の無事に感謝を込めて、そしてゆく年くる年を何事もなく送れますようにとお祈りをします。各地の観音様に多くの人が参詣(さんけい)します。
【東京駅の日】
1914(大正3)年の今日、東京駅の駅舎が完成しました。赤レンガが特徴的な駅舎は戦災により、一部焼失しましたが復元工事を施し、2012(平成24)年に完成当時のモダンな姿を取り戻しました。
【国連加盟記念日】
1956(昭和31)年の今日、国連総会で日本の国連加盟が全会一致で可決されたことを記念して制定。
【源内忌(げんないき)】
江戸時代中期の学者であり、発明家としても名を知られる平賀源内の忌日(きじつ)です。
キテレツ大百科はご存知ですか??あの漫画に出てくる、キテレツ斎は、この平賀源内さんがモデルらしいです。キテレツ大百科は子どものころのドラえもんと並んで好きだった漫画です。
【外まわりづくりのフォーカスポイント(注意点)[外まわり1]】
前回は『サニタリー編の最終回第7回【洗面脱衣室(1坪)を30cm(1/6尺)だけ広くする[サニタリー7]https://heiwadai.jp/sennmenndatuisitu/ (青字のタイトルをタップすると記事に飛びます)をお伝えしました。
今回は【外まわりづくりのフォーカスポイント(注意点)[外まわり1]]】をお伝えさせていただきます。
玄関ポーチは家の顔といわれます。物干し場としてしか使われていないバルコニー……。外構も含めたトータル的な家づくりを目指したいですね。
【快適な外まわりづくりのポイント】
- 玄関は庇があるだけでも安心感が得られます。門扉から玄関のスペースに余裕があれば「エントランスガーデン」として演出する愉しみもあります。
- 心地よい風や庭木の緑を眺めることができるかつての縁側のように、生活の中で十分に利用できるバルコニーづくりに挑戦してみることをお奨めします。
- バルコニーをオープンエアのカフェのように愉しむのも十分ありだと思います!その際は外部からの目線を気にしなくてもいいように植栽なども工夫したいところです。
- 外構は別途費用が必要になる場合があるので、計画段階から外構の予算も確保しておくことをお奨めします。
- カースペースは車を入れることができればいいという分けではなく、屋根材、床面、床材、ドアの開閉スペース、将来にわたっての自家用車プランなども検討することをお奨めします。
【 建築の専門家からのadvice(アドバイス)】
外廻りは、家の中ではできない作業ができる希少な場所でもあります。また、バルコニーなども単に洗濯物を干すだけの場所として使用するのではなく、室内の生活空間をさらに豊かにする場所として捉(とら)えておきたいところです。たとえ小さくても、十分に気を遣って造ることをお奨めします。
【外まわり(玄関ポーチ、バルコニー、カースペース)】
①門から玄関までのアプローチは、外(社会)と家を繋ぐ空間なのです。狭くても大いに気に入った演出をしたいものです。
②カースペースは、今持っている車だけを基準に考えてはいけません。何がいけないかは、この外まわりシリーズで次回、次々回にお話したいと思います。
③いくら広いバルコニーでも、有効活用するための工夫がなければ、単なる「物干し場」にすぎません。室内からの延長の空間という意識で考えたいと思います。