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【駐車スペース・自転車置き場】…は必要❓必要ない⁉️(63歳からのリフォーム(18)
【駐車スペース・自転車置き場】…は必要❓必要ない⁉️(63歳からのリフォーム(18)
今回はいつもより、ちょっとだけ長くなりますので、旧暦のお話はお休みさせていただきますので、ご了承下さい。
高齢者の事故が激増し、行政からも高齢者へ運転免許の自主返納を呼びかけられています。
ですが、実際は日常の買い物から通院、ちょっとした外出まで特に田舎というか地方の場合、車がないとたちまち生活に支障をきたす方も少なくないのが現状だと思います。
ただ、免許を自主返納した高齢者に対して買い物をした荷物を無料で配達してくれるシステムやタクシーや商品の割引などさまざまな特典が受けられるような動きが各地方自治体で見られるのも事実です。
ところが、ご高齢者にとっては免許が自立の象徴になっていることもあるかと思います。
ご本人の自覚やご家族の支えでうまく話し合うことも必要なのかもしれませんね。
そのようなことを考えてみると未来の私たちにとって駐車スペースは必要ないのではないか…。
という考えに及ぶのも当然のことかもしれません。
ですが、もっと考えを巡らせれば、たとえ車がなくなってもいろいろ新しい事案やアイテムも増えてくるようです。
また一方、時間に余裕があるからこそのアウトドアアイテムが欲しくなる方も増えてきているようです。
【失敗談 成功談?!etc…】
【自転車も車も便利なんだけど…】
「ある程度の歳になったら自転車も危険そうだよね」
「私はちょっと前まで自分はぜんぜん大丈夫!と思っていたんだけど、この間、娘に平らな道をよろよろして走っているなんて言われちゃったんだよね」
「ふらふらさせないように、維持する筋力がいつの間にか落ちてくるとそうなるみたいよ」
「へぇ〜、そうなんだ。判断力や運動能力がだんだん落ちていることを自覚しなくちゃならない歳になったってことだね。
まったく自分では感じてないんだけど…。でも、必ず落ちて行くものだよねぇ〜」
「うちの母は、普通の自転車から電動自転車に乗り換えて結構な歳まで乗っていました(笑)」
「ちょっと買い物に行くとか、さまざまな理由で、自転車はやっぱりなかなか手放せないんだよね。
車の方がまだ安全なのかな」
「うちは買い物に行くのも友だちと遊びに行くのにも、車は無くてはならないんだよね」
「うちもそうだな。自転車よりも車かな」
「でも、最近では高齢者の自動車事故だって年々急増しているでしょう?ブレーキとアクセルを踏み間違えるとか、高速道路の逆走とか…」
「うちの父も車が大好きでずっと乗ってたの。免許の自主返納も奨めてたんだけど、「あと5年は大丈夫だ。問題ない!」とか言ってちょっと頑固になってたしね(笑)」
「免許を手放すというのはなんとなく社会から遠ざかる気もするんだろうね。
だから、返納を促すというのは自尊心を傷つけるようで言いづらいんだよね」
「うちの父は70歳の時に高齢者講習を受けに行って、そのときにやっぱり昔とは違うんだということを自覚したみたいでした」
「そうなんだ〜。家族からの話だけだとまだまだ大丈夫だと思ってしまうから、第三者的な立場の人の話を聞いてもらって、まずは自覚してもらうことが必要なのかもしれないね」
「うちは、息子が足を骨折したときに、車の乗り降りが、ほんとうに大変だったんです。
ですから、どんな状況でも車の乗り降りがスムーズにできるように
駐車スペースを広めに計画したんですよ」
「うちは、それプラス寝室の横にも車を停められるスペースを確保しておいたんだよね。
普段は庭だけど、いざというときは玄関から周らなくても車に乗ることができて、すご〜く便利だよ」
【これから電動カートにも乗るかもしれない】
「うちの家族は、車はもう手放したんだけど代わりに電動カートを購入したんだよね。
そのカートを置くための屋根付きのスペースが必要になったみたいなんだけど…
それでも、足腰が弱くなってからもいろんなところに出かけられるみたいで、なんだか以前より楽しそうなの」
「電動カートの前の部分にカゴも付いているから、買い物も自分でできていいみたいですよね。
でも、注意しておかなければならないのが、あれって充電式なんですよね。
充電用コンセントが必要でした…」
「うちの主人は、これからはカーシェアリングだと言って車を手放して、駐車スペースを潰してピザ窯をつくったのよ。もう、ビックリしちゃった」
「すご〜い!趣味で第二の人生の計画なんて、おしゃれなご主人ですね。
でも、定年を迎えてから料理にハマる方が結構いらっしゃるようですね」
「そうなの、まさにうちの主人がそうで。
孫が来たときとか張り切ってピザ窯でピザを焼いて、孫も息子夫婦も喜んでるの。
『お爺(じい)ちゃん、かっこいい!』とか孫に言われちゃって、もうデレデレ(笑)」
「アウトドアにはまる男性、まだまだ増えそうですね」
「最初だけで、続かない人も多いみたいだけどね」
【解決策アドバイス・処方箋】
車がなくてはならない地域もあれば、カーシェアリングステーションが近くにあれば、車がなくても何とかなる地域もあります。
維持費のことや保険のこと、自分の体のことなどを考えると、必要なときに必要な分だけ安心して使える車があると便利だし、嬉しいですよね。
カーシェアリングがもっともっと広がり、行政も巻き込んで高齢の方にも十分なメリットある仕組みがつくれたら、コミュニケーションも活発になります。
年齢を超えて助け合う昔ながらのいい慣習が戻ってくれたら一石二鳥にも三鳥にもなるような気がします。
今どきのカーシェアリングは、欲しいけれどなかなか購入できないような車種も利用できるようですから、そちらも愉しみのひとつになるような気がします。
ある日は、スポーツタイプ。
またある日は、ワゴン車。
またまたある日は、キャンピングカー
そんな晩年の愉しみ方も、いいですよね。すべてを所有する暮らしにするか。持たない暮らし方を検討するか。
たとえば車を持たない暮らし方を早めに実践すると、歩くことが多くなり、買い物の仕方まで変わってきます。
まとめ買いから、必要最小限買い。
ストックからフローへ。
駐車スペースや自転車置き場のこと考えることは、暮らし方の未来を選択することに繋がっていくのですね。
【駐車スペース・自転車置き場 チェックリスト】
- ①車椅子の乗り降りを考慮し、駐車スペースを広めにとることを検討しておきます。
- ②寝室の横に駐車スペースを設けると球を要するときに大変便利です。
- ③電動カートを所持する場合は、屋根付きのカート置き場検討します。
- ④電動カートが充電式の場合は、カート置き場付近にコンセントも確保しておく。⑤運転免許の自主返納制度やカーシェアリングを利用することにより空いた駐車スペースは、自分らしい空間に変更することも視野に入れておく。