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「使えるベンチの高さは玄関土間+500mm【玄関CASE 6】」(機能配慮)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
秋分 次侯 蟄虫戸を坏す(すごもりのむしとをとざす)
ひと足お先に冬支度
日々秋が深まりゆくなか、北の大地や各地の高山ではすでに冬の気配がちらほらと。北海道の旭岳(あさひだけ)や富士山から、初冠雪のニュースが届く頃です。
ちょっと気が早いのでは……、と感じるのは私たち人間だけのようで、虫たちは巣篭(すごも)もりや産卵など、次の春に生命をつなぐ準備を着々と進めています。
七十二候の「蟄虫戸を坏す(すごもりのむしとをとざす)」は、そんな生き物たちの冬支度に注目した候名です。
カマキリやバッタは恋の季節を経て産卵シーズン。アゲハ蝶は幼虫からサナギとなり、そのまま冬を越します。
クワガタやてんとう虫は次第にうごきがにぶくなりつつも、越冬のための場所取りに余念がありません。
・今日をたのしむ
【蟄虫戸を坏す(すごもりのむしとをとざす)】
「蟄虫」とは冬の間に地中に籠(こも)って春を待つ虫のこと。蟄虫たちが巣穴の戸を閉めて冬に備えるころ、といった意味合いになります。
【初冠雪】
例年日本でいちばん早く初冠雪を記録するのは、旭川の旭岳(平年値9月25日)。それに富士山(同9月30日)、稚内(わっかない)の利尻山(同10月3日)が続きます。
・季節をたのしむ
【カボス】
大分県特産のカボスは、表面に光沢がある緑色の濃いものを選びましょう。さっぱりとした酸味と爽やかな香りをもつ果汁をお酢代わりに用いれば、食卓が一気に秋めきます。
「使えるベンチの高さは玄関土間+500mm【玄関CASE 6】」(機能配慮)
①【玄関ベンチ設置の場合は土間幅2.0m以上必要】
■玄関に腰掛け用のベンチを設置すると、高齢者等及びお客様への配慮は勿論(もちろん)のこと、ブーツを脱いだり履いたりなど普段の生活行為の利便性向上にも繋がります。
■ただし…【ベンチを付けると玄関土間の有効幅が狭くなる】ので、土間幅は《2.0m(可能であれば2.25m推奨)》を最小寸法として計画することをお奨めします。
1.75幅までしか取れない場合は、折り畳み収納式のベンチをお奨めします。
■ベンチは立ったり座ったりがし易い高さの【玄関土間+500mm(もしくは、玄関ホール床+320mm)】を目安に設置することをお奨めします。
また、手すりはベンチから立ち上がる際の引き手として使い易いように、縦型手すりをベンチから【400mm】程度離して設置してください。
②【姿見鏡の高さは1.8m】
■【靴を履いた状態で身だしなみが確認できるように、玄関土間に姿見鏡(【土間床+1.8m】を天端)を設置すると便利です。
玄関収納扉に姿見鏡が付いた仕様もありますので、状況に合わせて設置することをお奨めします。
③【傘立て(300mm角)】
■傘立てスペースとして、【300mm×300mm】を目安に設置スペースを確保してください。
④【玄関土間の活用】
■靴を脱がずに使える土間は、ベビーカーやシルバーカー、玄関収納から溢れたモノの収納スペースや、アウトドア用具のメンテナンス、アトリエ等の趣味のスペース、ぺットスペースとしても活用可能な他、簡単な来客対応ができる玄関サロンとしても使用可能となります。
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【■玄関ベンチ(造作タイプ)と手すりの設置寸法】
ベンチを作り付けると、インテリア性の向上にも繋がりますが、土間の有効幅が大分狭くなるので、検討配慮が必要となります。
【■玄関土間の活用例(3.25×3.25m)】
左図 シューズクローゼットの例 右図 玄関サロンの例