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【風通しのいい戸袋と玄関廻りに拘(こだわ)る[細部をとことん極める⑮]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
小満 次候 紅花栄う
梅雨じたく
5月30日が「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)」と読めることから、今日はゴミを吸い取ってくれる「掃除機の日」、さらには「お掃除の日」です。
今の時期の掃除といえば、やはり梅雨を見据えてカビ対策をしっかりしておきたいものですね。
いわゆる梅雨じたくです。気温が20℃以上、湿度が60%以上になると、カビ菌は汚れやホコリなどを栄養にして急激に繁殖します。
そのため換気や拭き掃除、除湿グッズなどを活用してカビを防ぎましょう。特に湿潤にしないこと、いわゆる乾かすことが何よりも大切です。
押入れやクローゼット、靴箱などは、気づいたらカビが??となる場合も多いため、空気の通り道をつくってあげることも効果的です。
・今日をたのしむ
【ゴミゼロの日】
5(ご)月30(みぜろ)日の語呂合わせから、5月30日はゴミゼロの日 。1982年関東地方自治会が提唱し、記念日となりました。
今日から1週間は、ゴミ減量化・リサイクル推進週間です。
【女子将棋の日】
2007(平成19)年の今日、日本女子将棋会が設立されたことに由来しています。ちなみに「将棋の日」は11月17日となっています。
・季節を愉しむ
【海胆(うに)ー旬の魚介】
濃厚な味わいの海胆が旬となりました。
初夏に最盛期をむかえる海胆には、ムラサキウニとバフンウニがあります。
[海胆の見分け方]
刺身が美味には違いありませんが、ごく薄く衣をつけてさっと揚げた海胆の天ぷらもお奨めです。
水っぽくないもの、表面に汗をかいていないものを選ぶことを、とくにお奨めします。
【風通しのいい戸袋と玄関廻りに拘(こだわ)る[細部をとことん極める⑮]
前回は【引違いサッシの片引き使いと格子戸に拘(こだわ)る[細部をとことん極める⑬]】
https://heiwadai.jp/kousido/
というタイトルの内容でお伝えしました。
今回はシリーズ13話目【風通しのいい戸袋と玄関廻りに拘(こだわ)る[細部をとことん極める⑮]131-132」】をお伝えしたいと思います。(前回のタイトルにリンクが張ってあります。記事に飛びますので、よかったら青字をタップしてみて下さい。
【戸袋に拘(こだわ)る】
木製建具の戸袋は引き込んでいる建具が、汚れないように、戸蓋(とぶた)などで閉じることができるようにしておくことが一般的です。メンテナンスを考えると、戸袋内のレールに手が届くように工夫したいものです。
そこで、鏡板を目透かしの横板張りにして、一番下だけビスで取り外しができるようにします。山間部の住宅では、戸袋を完全に閉じてしまうと、虫の住み家と成りかねないので、板と板の隙間(すきま)を大きくとり、明るく風通しの良い戸袋とします。
また、アルミサッシに付属する既製の戸袋は木造の住宅には馴染みにくいので、鏡板なしの製品を使い木板でカバーすることをお奨めいたします。
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【風通しのいい戸袋を目透かしの鏡板でつくる】
①戸袋の鏡板は15mm×105mmのヒノキの小幅板を使用します。15mm空きの目透かし張りとすることをお奨めします。
②一番下の板はビス留めで、板を外せばレールのメンテナンスができるようにします。
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【玄関廻りに拘(こだわ)る】
玄関廻りは、さまざまな履物であふれています。土間には普段履きの靴、ホールにはスリッパなど、下足入れには冠婚葬祭用の靴など、それだけでもいっぱいです。そのほか傘やコート、鍵などの収納も必要不可欠といえます。
とはいえ、収納づくしがいいわけではありません。空間に余白を設け、花や絵を飾ったりと玄関を演出できるスペースもほしいものです。フレキシブルに使えるので、その時々で郵便物を仮置きしたり、宅配便を受け取る際の台としても使うことが可能です。
【収納だけでない玄関】
①飾り棚は宅配便の受領サインをしたりハンコを押すための台にもなります。
②出入り口脇には靴や傘などを入れる大きな収納を設けます。また階段下などを利用して設置してもいいでしょう。
③飾り棚の下部はスリッパなどを入れる収納に適しています。