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奥行は1.0m×高さ2.4mは機能的で美しい軒下【玄関CASE3】[軒下空間]
今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。
大暑(たいしょ)初候 桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)
夏の怪談
日本の夏に怪談はつきもの。テレビや雑誌で心霊特集が組まれ、映画では怪奇的な作品が封切りされます。
とり肌の立つほど怖い話を見聞きすると、暑さもどこかへ行ってしまいますよね。
夏と怪談が結びついたのは、江戸時代になってから。
怨霊や報われない死者の魂を慰める民俗芸能「盆狂言」の影響を受けた歌舞伎が、幽霊の登場する「怪談」を夏に上演するようになり、定番となりました。
代表的なものは「うらめしや……」でおなじみの『東海道四谷怪談』。夫への怨みから幽霊となり、復讐をを遂げるお岩さんを描いた物語です。
・今日をたのしむ
【幽霊の日】
鶴屋南北(つるやなんぼく)による「東海道四谷怪談」が江戸中村座で初演されたのが1825(文政8)年の今日でした。
【夏風呂の日】
7(なつ)月26(ぶろ)日の語呂合わせ。暑い日は入浴をシャワーで済ませがちですが、湯船に浸(つ)かることで夏バテのもととなる自律神経の乱れが整います。
奥行は1.0m×高さ2.4mは機能的で美しい軒下【玄関CASE3】[軒下空間]
プランニングするには、標準寸法が分からなければ、何をどうすればいいか、まったく分からないと思います。
①【軒下寸法と機能性】
・ポーチの最上段で玄関扉を開閉できて、来客者が余裕をもって待つことができるスペースが必要となります。幅はお客さま2名が並ぶことができる*2.0m*(最低でも1.75m)。
・奥行きは、玄関扉が開閉可能な寸法に余裕を加えた*1.5m*(最低1.25m*とします。
・玄関ポーチは雨よけとしての機能ももとめられます。結構、玄関前で雨よけが可能かどうかは重要な要素です。傘の開閉に支障のない*1.5m(最低でも1.0m以上)
②外観の配慮
・幅は、来客2名が横に並んで挨拶ができる寸法(1.2m)に玄関収納の出幅を足して*2.0m*(1.75m以上)。奥行きは、お辞儀など姿勢(0.9m)にも支障がない*1.5m(1.25m以上)*をお奨めします。
③玄関ドア吊元
・幅は玄関土間同等以上で、奥行は来客の応対可能な寸法(*0.4m)に通路幅を足して、廊下より広い*1.5m(1.25m以上)*をお奨めします。
④玄関照明の高さは2.0m程度
*・奥行0.4m程度*の玄関収納セットの設置スペースを、玄関土間(ホール)に確保して下さい。必要収納量により幅は異なります。(詳しくは後日お伝えする玄関・ホール5-1を参照)
*玄関土間を利用した収納スペースは、靴だけでなくゴルフバックやベビーカーなども収納することができます(詳しくは後日お伝えする玄関・ホール4-4を参照)。
◆【軒下の機能性と外観配慮】
✖ 軒奥行0.5m
▲ 軒奥行1.0m
○ 軒奥行1.5m
◆【玄関ドア照明とアプローチの関係】
✖ ①アプローチからスムーズに出入りしにくく、圧迫感がある。照明も影になる位置に配置されている例。
↓
○ ②建物形状とアプローチ方向に対して、ドア、照明が適切に配置された例。