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【道路から玄関扉までを異空間にする[外まわり2]】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
小寒 末候 雉始めて?く(きじはじめてなく)
おむすびの日
1995(平成7)年一月十七日、阪神・淡路大震災が発生しまいた。震災で家も食べ物も失った人々の心を勇気づけたのは、ボランティアによる炊き出しでつくられたおむすびでした。その後、お米の大切さやボランティア精神を忘れぬよう制定されたのが「おむすびの日」です。
おむすびは、古くから日本人を支えてきました。弥生時代の遺跡からも、おむすびの化石が発掘されています。諸説ありますが、「(ご縁を)結ぶ」が語源とも。食材だけでなく、絆や思いもともにいただける、シンプルながらもとびっきりの伝統食です。
・今日をたのしむ
【貫一(かんいち)ぐもり】
尾崎紅葉(おざきこうよう)の著(あらわ)した『金色夜叉』の主人公が婚約者に裏切られ、別れを告げた日が1月17日。今夜の月を一生忘れず、来年も自分の涙で曇らせてみせる、と伝えたことから、今夜の雲天は「貫一ぐもり」。激しく恋人を愛し、憎む男心のあらわれです。
・季節をたのしむ
【タラコ】
スケソウダラの産卵期は11~1月で、この時季はのタラコは大きく、皮が薄く、旨味も凝縮しています。
【道路から玄関扉までを異空間にする[外まわり2]】
前回は
【外まわりづくりのフォーカスポイント(注意点)[外まわり1]】 (heiwadai.jp)
(青字のタイトルをタップすると記事に飛びます)をお伝えしました。
今回は【道路から玄関扉までを異空間にする[外まわり2]】をお伝えさせていただきます。
前回、外廻りのおさえておきたい重要な点を再度おさらいしておきたいと思います。
【快適な外まわりづくりのポイント】
□ 玄関は庇があるだけでも安心感が得られます。門扉から玄関のスペースに余裕があれば「エントランスガーデン」として演出する愉しみもあります。
□ 心地よい風や庭木の緑を眺めることができるかつての縁側のように、生活の中で十分に利用できるバルコニーづくりに挑戦してみることをお奨めします。
□ バルコニーをオープンエアのカフェのように愉しむのも十分ありだと思います!その際は外部からの目線を気にしなくてもいいように植栽なども工夫したいところです。
□ 外構は別途費用が必要になる場合があるので、計画段階から外構の予算も確保しておくことをお奨めします。
□ カースペースは車を入れることができればいいという分けではなく、屋根材、床面、床材、ドアの開閉スペース、将来にわたっての自家用車プランなども検討することをお奨めします。
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【玄関扉から道路までは、家と社会を繋ぐ場所】
玄関ポーチとは、玄関の庇(ひさし)のある部分など、玄関前の空間を指します。門扉から玄関までのアプローチの空間が短い場合は、その空間を指すこともあります。玄関ポーチは家の前を通る人がその家の表情や、そこに生活する人の空気を感じる部分なのです。
さらに、住む人にとっては、出かけたり、家に帰るといったオンとオフを切り替える場所になるといってもいいのかもしれません。
昔から「門構え」の立派さが、家の経済力や格式を表すといった考えもありますが、最近では、特に都市部では敷地の大きさの関係からだと思いますが、道路との境界に門を設けないことも多くなってきました。
また、下町や京都の町屋(まちや)などでは(こちらも都市部の住まいなのですが)門や塀(へい)はなく、家が道路に面していることも多く見られます。こういった場合は家の正面が門構えの代わりのようなものになります。
【玄関ポーチの形には2種類あります】
玄関ポーチには様々な形があります。玄関前の庇の形からいうと、
・庇を玄関から道路側へさしかけたタイプ。
・建物を一部引っ込めて凹みをつくったタイプ。
の大きく分けて2タイプに大別されます。
庇になる部分が90cm程度あると、傘を差し掛ける(または、たたむ)動作をする際に大変便利です。(もちろん、それ以上あれば、それに越したことはありません)逆にちょっとした庇があるだけでも、木の下にいるような安心感さえ、得ることができます。
庇をさらに長めにしたり、思い切ってパーゴラ(ブドウ棚や藤棚のような骨組み)のような形をつくって、その下に自転車等も置けるようにする方法もあります。また、この玄関ポーチは道路と建物の玄関までの段差、高さの擦り合わせをする部分でもあります。
【庇を建物に加えた仕様】
柱がある場合、無い場合などさまざまな形があります。玄関がむき出しな感じがなくなり、雨降りや真夏の直射日光が降り注ぐときでなくても、木陰に入るようなホッとした気持ちになれます。
もちろん、雨除(よ)けや日除(よ)けになり、特に雨の日に傘を差し掛ける、たたむなどの動作に加え、家の鍵を鞄(かばん)やポケットなどから取り出す際に便利です。
【建物の一部を凹ませた仕様】
玄関ドアがほかの外壁面から奥まっているため、落ち着いた玄関前の雰囲気を作り出すことが可能となります。建物を凹ますわけではありませんが、2階にバルコニーがなどがある場合も同様の効果があります。