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【 玄関の素材を深堀りし極める[材料、設備の追求8]】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
霜降 次候 霎時施す(しぐれときどきほどこす)
T K G
アツアツのご飯と卵、そこに醤油をひとたらし、安くて手軽なたまごかけごはんは、日本人のソウルフードです。
最近では「たまご」「かけ」「ごはん」それぞれの頭文字をつなげた「T K G」の愛称でも親しまれています。
専用の醤油が大ヒットしたり、専門店が人気を呼んだりシンプルだからこそアレンジ自在という点も人気の秘訣かもしれません。
今の時季ならではの食材を添えて、秋の味わいを楽しんでもいいですね。
脂ののった秋シラスにプチプチ食感のトンブリ、思い切って贅沢にいくらという手も。
ここまで来ると、手軽な一杯というよりは大満足なご馳走ですね。
・今日をたのしむ
【卵かけご飯の日】
「たまごかけごはん」をキーワードに日本の食文化や家族愛などを考えるきっかけにする日だそうですよ。
日付は第1回日本卵かけご飯シンポジウムを開催した2005(平成17)年の今日に由来しているんです。
【初恋の日】
1896(明治29)年の今日、島崎藤村が文芸誌「文学界」に詩「初恋」を発表したことを記念して制定。自分の初恋、覚えてますか?
【紅葉忌】
明治時代の小説家・尾崎紅葉の忌日。代表作は『多情多眼』『金色夜叉』『三人妻』など。
・季節をたのしむ
【ムカゴ】
ナガイモの葉の付け根にできる芽の一種。5~10mmほどの球形で、加熱するとサトイモのようなネットリした食感と甘味が味わえます。
蒸す・茹でるなどしてお塩でシンプルに食べるもよし、銀杏やキノコなど、秋の食材と炊き込みご飯にするもよし。
【玄関の素材を深堀りし極める[材料、設備の追求8]】
【玄関にいろいろな素材感をたのしむ】
家の顔といえば玄関です。家の顔となる玄関で、コンクリートと木、鉄を組み合わせて素材感を楽しめるようにしてみませんか。普通は、室内をコンクリートの打ち放し仕上げにした場合、温熱環境がいちじるしく悪化してしまいます。
ですが、コンクリートの打ち放しを使うのが間仕切り壁であれば熱の影響を受けないため、そこに使ってみることができるのです。床材は表面をナイフでカットして凹凸をつけたフローリング(ヨーロピアンオーク材)などを敷き(張り)、手触(てざわIりならぬ足触りも愉(たの)しめるようにすることをお奨めします。
コンクリートと木は、デザイン上に限りますが意外と相性がいい素材なのです。
【いろんな素材感を愉しむ】
- ①玄関収納:オーク突き板張りフラッシュ建具
- ②枠:ビーラー(松系造作材)
- ③手すり:スチール
- ④階段板材:ホワイトオーク(厚30mm)
- ⑤壁:コンクリート打ち放し仕上げ
- ⑥ピーラー縁甲板フラッシュ
- ⑦玄関扉:ピーラー縁甲板フラッシュ
【リビングなどで使用するには、躊躇(ちゅうちょ)してしまうような、素材も玄関なら思い切って使用できるかもしれません。】
【漆喰・珪藻土クロスを使ってみる】
寒暖に気を使う人は多くても、湿度を気にしている人は意外と少ないと思います。個人個人で大分差があるのが湿度に対する快・不快感ですが、特に暑い夏などは温度よりも湿度のほうが快・不快感に影響を及ぼしているのです。
個々の条件が異なるため数字の保証はされていませんが、フローリングや板壁、漆喰、珪藻土などの自然素材と呼ばれるものは、素材自体が湿気を吸ったり、出したりしているので室内の湿気を低く保つのに大変有効です。
そこでお手軽さと値段からお奨めは漆喰・珪藻土クロスなのです。実際は見た目も、触感も左官仕上げに越したことはないのですが、
、左官仕上げだと汚れてしまったときや傷をつけてしまったとき厄介となります。
ですが、漆喰クロスや珪藻土クロスならば雑巾やタワシで多少で擦(こす)っても砂壁風の表面はそのまま維持することがきるのです。
【手軽な漆喰クロスや珪藻土クロスは調湿効果も抜群の建材】
- ①天井面も珪藻土クロス仕上げにすると調質効果はさらに向上します。
- ②左官仕上げの漆喰や珪藻土と違い、クロスなら雑巾やタワシなどでこすれば汚れを取ることができます。
- ③珪藻土クロスは白っぽい砂壁のようなザラザラした仕上げです。
※漆喰・珪藻土クロスを張らしていただいたお宅では壁と天井全体に施工したため効果は大きく、夏の外の最高湿度が99%であったのに対し室内は60パーセントでした。
ただし、このお宅は、高気密高断熱の家です。高気密高断熱とまでいかなくても、左官塗りの漆喰の家は、同じくらいの結果が出ています。
ちなみに前者ではエアコンや除湿機は使っていません。床材もオイル仕上げの無垢フローリング材のため室内6面すべてが調湿機能を持った床壁天井となるのです。