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お客さま2人分の幅と奥行は2.0m×1.5m【玄関CASE2】
今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。
夏至(げし)次候 菖蒲華さく(あやめはなさく)
夏越しの祓え(なつごしのはらえ)
新年が明けて半年。今日は、一年の折り返し地点となる節目の日です。明日から下半期がスタート、と考えると気持ちも引き締まりますね。
昔の人々は、私たち以上にその思いを大切にしていました。そのあらわれとして、明日からの半年を気持ちよく迎えるための行事、「夏越しの祓え(なつごしのはらえ)」が受け継がれています。
夏越しの祓えは、新年からの積み重なった罪穢(けが)れや降りかかる災厄を祓い清め、無病息災を願うために行う行事。
各地の神社はイネ科の多年草である茅(ちがや)を束ねた「茅(ち)の輪」をしつらえ、私たちはこれをくぐり心身を清めます。
神さまが、「茅でできた和を腰につけていれば、病気になることはない」と教えてくれたという神話に由来するならワシです。
また、神社からいただく紙製の人形(ひとがた)(形代(かたしろ))を用いる祓いもあります。
形代はジブリの「千と千尋の神隠し」でも登場しましたよね。人形で自分の体を撫で、息を吹きかけて罪穢れを移すのです。
この人形を神社に納め、清めていただくことで、私たちの罪穢(つみけが)れも祓われると考えられています。
最近、夏越しの祓いにまつわる新たな行事食が誕生したそうです。その名も「夏越ごはん」。
粟や豆などが入ったご飯の上に、茅の輪をイメージした夏野菜入りのかき揚げを載せ、生姜を効かせたおろしだれをかけていただきます。
まだ知名度は低いものの、各地の飲食店やスーパーマーケットでも取り扱いが増え、自宅でたのしむためのレシピも続々お目見えしています。
夏越しの祓えや夏越ご飯は、気持ちも新たに一年の後半を迎えるためのスイッチです。今日はこの半年を振り返りつつ、心身を整える一日としてみてはいかがでしょうか。
【水無月(みなづき)】
古来、夏越しの祓えに食べられてきたのは「水無月」。砂糖や餅粉でできた白いういろうの上に、魔を祓う力をもつとされる小豆(あずき)を載せた和菓子です。
暑気を払う氷のかけらを模し、三角の形に切られています。6月になると季節の和菓子として店頭に並びます。
夏の暑さに負けぬよう、願いを込めていただきます。
お客さま2人分の幅と奥行は2.0m×1.5m【玄関CASE2】
プランニングするには、標準寸法が分からなければ、何をどうすればいいか、まったく分からないと思います。
◇【玄関ポーチ】
・ポーチの最上段で玄関扉を開閉できて、来客者が余裕をもって待つことができるスペースが必要となります。幅はお客さま2名が並ぶことができる*2.0m*(最低でも1.75m)。
・奥行きは、玄関扉が開閉可能な寸法に余裕を加えた*1.5m*(最低1.25m*とします。
・玄関ポーチは雨よけとしての機能ももとめられます。結構、玄関前で雨よけが可能かどうかは重要な要素です。傘の開閉に支障のない*1.5m(最低でも1.0m以上)
◇2玄関土間(2.0m×1.5m)
・幅は、来客2名が横に並んで挨拶ができる寸法(1.2m)に玄関収納の出幅を足して*2.0m*(1.75m以上)。奥行きは、お辞儀など姿勢(0.9m)にも支障がない*1.5m(1.25m以上)*をお奨めします。
◇3玄関ホール(2.0m×1.5m)
・幅は玄関土間同等以上で、奥行は来客の応対可能な寸法(*0.4m)に通路幅を足して、廊下より広い*1.5m(1.25m以上)*をお奨めします。
◇4収納(奥行0.4m程度)
*・奥行0.4m程度*の玄関収納セットの設置スペースを、玄関土間(ホール)に確保して下さい。必要収納量により幅は異なります。(詳しくは後日お伝えする玄関・ホール5-1を参照)
*玄関土間を利用した収納スペースは、靴だけでなくゴルフバックやベビーカーなども収納することができます(詳しくは後日お伝えする玄関・ホール4-4を参照)。
◆【お客さま2名の訪問・対応に必要な2.0m×1.5mを確保】
※1断面図
※2平面図
◆【狭小地棟の場合】
狭小地や二世帯住宅のサブ玄関など、スペースの確保が難しい場合に限り、土間、ホールの幅を1.5m、奥行を1.0mとして計画できる。玄関框(かまち)を斜めに設置することで、空間を広く見せて、動線を誘導できる効果がある。