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【「PPK(ピンピンコロリ)」と「NNK(ネンネンコロリ)」あなたはどちらを選択しますか?】

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今回も独断と偏見で、旧暦のお話から、入らせていただきます。
小満 初候 蚕起きて桑を食う

 

広辞苑

 

広辞苑第三版

 私が『広辞苑』とはじめて出会ったのは、第三版が出版された1983年(昭和58)年だったと思います。その分厚さ、ひいては日本語の語彙の多さ、奥深さに圧倒されたのを昨日のことのように憶えています。

ところが何を思ったのか、最初の1ページから最後のページまで全部読んでいった覚えがあります。結局3カ月ほどで挫折してしまいました。儚い挑戦でした。

 

広辞苑最新版 時は流れ、今ではググれば言葉の意味を検索できるようになりました。ですが、『広辞苑』への信頼感は別格です。コラムや新聞記事でも「広辞苑によると…」という表現をよく目にします。

 

 

広辞苑 中身『広辞苑』は言葉の意味を派生した順に載せている国語辞典なのです。たとえば「優しい」は、「身も痩せるように感じる。恥ずかしい」が最初なんです。現代ではピンときませんが、『万葉集』や『古今和歌集』で用いられた語義です。
いかに言葉が生まれ、使われてきたのかを紐解く醍醐味が詰まった『広辞苑』。

えいやっ!と開いたページを読むだけで、なんだか賢くなれた気がします。

絹糸をもたらしてくれる蚕が、桑の葉を食べて育っていくころ、という意味の七十二候の季節が、蚕起きて桑を食うです。小満の初候で、およそ5月20日から25日までのことです。

 

 

【「PPK(ピンピンコロリ)」と「NNK(ネンネンコロリ)」あなたはどちらを選択しますか?】

 

健康 PPK健康で自分の足で最後まで歩ける人生を生涯をまっとうできる人と、貴重な人生の総仕上げの時期に延々と病院のベッドで、苦しみ、不自由な人生を生きなければならない人との幸福感の格差は、計り知れないものがあります。
誰しも必ず死は訪れます。これだけはすべての人が平等だと思います。ですが、寿命が来るまで健康に暮ら練馬のピンピンコロリしたい、つまり「ピンピン」生きたい。そして、思う存分に人生を楽しみ、「コロリ」と寿命を迎えたい。そう思うこともすべての人の願いではないでしょうか。

…このような理想的な老後を表現したのが「PPK(ピンピン、コロリの頭文字)」というキーワードです。
その由縁は、1980年に長野県の職員であった北沢豊治さんが考案した「健康長寿体操」にありました。その後、普及が進んで1983年にその成果を日本体育学会に「ピンピンコロリ(PPK)運動について」と題して発表しました。

これが「PPK」が世に出た最初でした。
いっぽう、不幸にして長期の寝たきりになって亡くなることを意味するキーワードとして「NNK」がセットで語られるようになってきました。

「NNK」とは、寝たきりでネンネンの後に、コロリ。つまり、ネンネンコロリの頭文字というわけです。
「『PPK』をめざして『NNK』にならないように努力しよう」、というような言い回しにもってこいのキーワードとして定着しつつあります。

健康寿命 PPK

上の絵は、この考え方をあらわしたもので、横軸は時間の経過で、縦軸は健康障害のレベルです。
「PPK」モデルの人生が目指すのは、加齢による健康レベルの低下を最低限に抑え、健康生活を維持することにあります。

 

平均寿命と健康男女の平均寿命80歳越えで、
「健康寿命」と「PPK」がますます気になる!   

 

 2014年7月に厚生省が発表したデータによれば、日本人の平均寿命は男性が80.21歳と初めて80歳を超え、女性も86.61歳と2年連続で世界1位となったことが分かりました。
長生きの記録更新は喜ばしいことですが、問題は「健康寿命」との差がどうなっているのかということです。
さて、「健康寿命」とはあまり聞きなれない言葉ですが、その意味は…
WHO=世界保健機関が2000年に打ち出した概念です。

 

介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる期間を示します。簡単に言えば「寿命を全うする間、どれだけ健康な期間があったか」と考えればわかりやすいでしょう。
さて、現在の日本では平均寿命と「健康寿命」には大きな格差があります。

 

「健康寿命」と平均寿命の差は少ないほどいいのだが… 

 

日本人の健康寿命平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が「健康寿命」になります。
男性は平均寿命80.21歳に対して健康寿命が
70.42歳、
女性平均寿命は86.61歳に対して健康寿命が73.62歳。
このように、男性で約9歳、女性では約13歳近くの差があります。

平均寿命通りに人生を過ごすとすれば、最期の約9年、約13年は「病気を抱えて生きる期間」となってしまうのです。

 

「健康寿命」(都道府県別)ランキングは? 

 

健康寿命」の格差は男女間だけの問題ではなく、都道府県の間にも存在しています。

健康寿命 ランキング男女とも、生活している都道府県の違いによって男女とも3年近くの「健康寿命」の格差が生じています。要因としては、気候風土の違い? 県民性? 自治体における健康増進の取り組みの差? など、さまざまな要素が影響しているものと思われます。

 

「脳卒中」-要介護の原因トップ-を温度のバリアフリーで防ぐ

 

健康と生活習慣「PPK」を実現する第一の要素は、本人の努力による生活習慣の改善といったソフト面、次に住宅における温度と段差のバリアフリー化といったハード面です。
介護が必要となった原因(左図)のうち、2割強(男性33%、女性16%)の人が「脳卒中」です。
また、室内の段差など住まいの構造が大きく影響していると思われる転倒(9.3%)や、温熱環境によって発生確率が左右される関節疾患(12.2%)も含めると、介護に至る要因の約半分は、「家づくりの工夫」でカバーできるものと考えられます。

断熱改修や暖房設備の改善にかける費用については、省エネによる回収に加え、健康維持による医療費削減を含めると、充分に元がとれるという研究もあります。

 

練馬区の断熱リフォーム断熱リフォームのメリットと、断熱工事費の回収年数の関係 

 

住いの断熱性能向上のための工事(断熱改修リフォーム)に100万円を投資したとして、断熱性能を上げたことで享受される様々なメリットから、その投資を何年で回収することができるのか、というシミュレーションを示したのが右のグラフです。

(出典:伊香賀俊治ほか~健康維持がもたらす間接的便益を考慮した住宅断熱の投資評価~日本建築学会環境系論文集,2011.8)

まずは光熱費削減という一番分かりやすいメリット。
主に断熱性能向上でエアコンの稼働が抑えられますが、そこで削減できた電気料金を換算した場合、投資した100万円は29年間で回収可能となります。設備の寿命を考えると、お客さんにお奨めにしにくい数字です。
次に、断熱性能向上が様々な疾病予防につながって医療費を削減できた場合、その年数は光熱費削減メリットの29年よりも、さらに13年も早い16年になります。

さらに、医療費が削減されると健康保険などの公的負担の削減にもつながりますが、その健康保険料を支払うのは結局私たちであるので、公的負担減はすなわち私たちの(将来を含めて)負担減につながり、このメリットを加算すると、さらに5年ほど早い、11年で回収が可能といえる、という結果になりました。

高断熱住宅による健康改善さらに、建替えなどで以前の寒い家から、快適な高断熱住宅に住み替えた人の多くに、健康改善効果がみられた、という調査も発表されています。

 

高断熱住宅に住み替えで劇的改善の健康効果とは

 

この調査では、高断熱住宅に転居した多くの人が、健康面での変化を感じているという結果が表れました。

(出典:岩前篤~断熱性能と健康~日本建築学会 第40回 熱シンポジウム講演集,2010.10)

家の暖かさのほか、結露現象によるカビ・ダニの発生を抑える改善効果、暖房方式や換気システムの改善による空気の清浄化など、複合的な効果によるものと考えられます。

 

川越のまちなみ保存は、住民活動から

 

川越の町並み保存15世紀半ばに武将の太田氏が城を構えた埼玉県川越市は、江戸時代になると、江戸と東北地方を結ぶ流通の主要都市としてたいへん栄えました。
街道沿いには、大きな蔵づくりの商家が建ち並び、独特の風景をつくっていました。

しかし、明治に入ると鉄道が通り、商業の賑わいは徐々に駅前の地区に移っていきます。
第2次大戦後、高度成長期になると、まちの近代化が始まりました。
そして、歴史ある古い建物の建て替えが検討され、住民たちの反対運動が起こったのです。
そこで市は、かけがえのない古い建物を文化財に指定して壊さないようにしたり、建物をもつ商店主や地域住民との話し合いの場を設け、どういうまちにしていくかという話し合いを重ねました。そして1999年には、伝統的建造物群保存地区になったのです。
川越では、住民自身がまちなみ整備のルールをつくりました。
それほど古い建物でなくとも伝建地区に建つ建物は、まちの雰囲気を壊さないように気をつけなければなりません。
たとえば伝建地区のコンビニエンスストアは、屋根の高さや勾配、壁の位置などを周りの建物と合わせることにしています。新しいお店でも、川越らしさの生かせる柔軟なルールによって、まちなみに溶け込んだ建物になっています。

 

ビミョーな言葉研究★日本語のセンスを磨こう

今月のビミョー…「明らか」・「明白」・「明快」・「明解」

日本語のセンス

はっkりとした目標

●明らか~はっきりしていて確かである
(例) 失敗するのは、火を見るより明らかだ

●明白~だれの目にも明らかで、疑いの余地がない
※「明らか」をやや強調したもの
(例) 明白な証拠を示せ・彼が犯人であることは明白だ

●明快~快いほどはっきりして、筋道が通っている
※「明白」より更に強調したもの ※【筋道】が明らか
(例) 明快に答える・明快な論理・単純明快

●明解~はっきりしていて、よくわかる解釈
※【解釈】が明らか
(例) 字義が明解・明解な解説

【類語】
●明瞭……明らかで、わかりやすい。確か、疑いのないの意よりも、はっきり見分けられ感得できるの意。
(例)発音を明瞭にする
●明晰……文章や考え方などの筋道がはっきりしていて、わかりやすい。頭脳の働きが筋道だってはっきりしている。(例)頭脳明晰
●その他……見え見え・あからさま・端的・克明・平明・平易・明朗・簡明・自明・歴然

今月のテーマのキーワードは、「わかりやすい」ですね!
「明らか」→「明白」→「明快」と、バージョンアップしていきます。
「明快」と「明解」は同音異義語ですが、明らかなのが【筋道】なのか【解釈】なのかで使い分けましょう。
「明瞭」の「瞭」と「明晰」の「晰」は、常用外漢字です。 新聞などでは、「明りょう・明せき」と表記するか、文脈に応じて「明敏・明白」を使っているようです。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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