BLOG

ブログ

[全部屋]部屋別総まとめ チェックリスト(部屋別アプローチ⑫)

LINEで送る
Pocket

今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

霜降 初候 霜始めて降る

ご当地うどん (今日から 二十四節気 霜降)

ご当地うどんって各々の都道府県すべてにあるんですね。

古代中国にルーツがあるとされるうどんは、日本各地で様々な発展を遂げてきました。

試しに「日本三大うどん」で調べてみても、稲庭うどん(秋田県)、水沢うどん(群馬県)、氷見うどん(富山県)、讃岐うどん(香川県)、五島うどん(長崎県)など、いくつかの候補が上がります。

具材や味付けも含めれば、47都道府県すべてにご当地うどんがあるといえるでしょう。

旅先で食べるのも乙ですが、お取り寄せやインターネットを頼りにお家で再現するのもたのしいもの。

冷たい麺か温かい麺か、生麺か乾麺か、具材に凝るかシンプルにいくか、考えるだけでお腹が空いてきますね。

・今日をたのしむ
【世界パスタデー】

1995(平成7)年の今日、イタリアで世界パスタ会議が開かれたことが由来。

明治時代、パスタの一種であるマカロニは「竹管のような穴あきうどん」と紹介されていました。

じつは、パスタとルーツを同じとする説もあります。

[全部屋]部屋別総まとめ チェックリスト(部屋別アプローチ⑫)

前回は【[ユーティリティ]家事をラクにするなら「裏方」の工夫が必要不可欠】(部屋別アプローチ⑪)https://heiwadai.jp/osyaretoilet/という内容でお伝えさせていただきました。今回は部屋別アプローチシリーズの最終回【[全部屋]部屋別総まとめ チェックリスト】(部屋別アプローチ⑫)というお題でお伝えさせていただきます。前回の記事をご覧になりたい方は青字のタイトルにリンクを張っておきましたので、タップしてお読みください。

それでは、よろしいでしょうか?

【キッチンの考え方】

[必要な設備・器具は?]

必要

・ガス(IH)コンロ

・レンジフード

・換気扇・給湯リモコン

・インターホン

・エアコン

・火災警報器(熱式)

あると便利

・専用コンセント

・ハンドセンサースイッチ〈フットスイッチ〉(水の出止め) ・床暖房

・足下暖房  ・ガス暖房

・バーベキューグリル

・暖炉    

[どんなことに配慮する?]

・各キッチン形式のメリットデメリットを確認し、家族形態に合わせる。

・キッチンの位置を変えるなら、給水・配水管の経路の再検討が必要となる。

・リビング+ダイニング+キッチン、ダイニング+キッチンの場合、目線の位置を確認。

[照明計画の考え方は?]

・生活シーン(食事・団欒(だんらん)・読書など)に応じた照明計画を行う。

・明るさのコントロールができる照明を使用すれば、雰囲気の演出ができる。

・10畳の部屋に対し、6個くらいの補助ダウンライトを集中して付けると効率がよい。

[広さ・寸法の目安は?]

・キッチンの幅は2.4m以上あると使い易い。

・キッチンとその背面の食器棚の間は90㎝以上確保することをお奨めします。

・冷蔵庫はダイニング側から近い位置か、それともいちばん奥か検討(冷蔵庫の扉の開閉方法にも影響)が必要です。

[湿気、換気の対策は?]

・臭いや煙の発生する場所なので空気の循環に工夫が必要です。

・採光と通風、換気を兼ね備えた小窓を設置すると快適です。

・勝手口を設置すると、通風も可能となります。

・給気口と排気口の位置の確認が必要です。

[仕上げはどうする?]

・長い時間たって作業をすることもあるため、下半身が疲れないよう比較的弾力性のある材料を選ぶことをお奨めします。

例えば、お奨めの材料としては!

床:クッションフロア、コルク。

壁:キッチンパネル、ハードなビニルクロス、逆に静電気の帯びることのない紙製クロス、タイル

……………………………………………………………….

【キッチン収納は、できる限りスペースを有効利用】】

キッチンはオープンにするのか、セミオープンか、独立型かといったスタイルから決めます。同ブログ参照【水廻りの移動】マンションでは戸建てに比較して水廻り移動範囲限定(屋内リフォーム⑧)(https://heiwadai.jp/mizumawari-3/)。リビングやダイニングにいる人とのコミュニケーションも配慮し、不満点を整理して、我が家に合うスタイルを探すことをお奨めします。

オープンにしたいが、シンクの中が見えるのが嫌だという方は、下図の実例のようにカウンターを高くしてみたり、格子を造作してみたりという方法もお奨めです。

また、キッチンでは特に収納をどう確保するかも大きな課題だと思います。カウンター下など、デッドスペースを上手く、効率よく活用することをお奨めします。

………………………………………………………………….

【キッチン】

  ①買い物の搬入経路・ゴミ搬出経路の動線はしっかりと確認しましたか
  ②分別するゴミ置き場は確保されていますか?
  ③冷蔵庫の大きさ、スペース、位置は確認されましたか?
  ④スイッチ・コンセント類は家電製品のレイアウトを考慮した配置になっていますか?
  ⑤電子レンジなどは専用回路の配線になっていますか?

【リビング・ダイニングの考え方】

[必要な設備・器具は?]

必要

・インターホン

・エアコン

・火災警報器

あると便利

・LAN配線 ・床暖房

・FF暖房  ・ガス暖房

・天井埋め込みスピーカー

・暖炉    ・薪ストーブ

[どんなことに配慮する?]

・家族それぞれの動きや目線がさりげなく伝わるような動線と家具のレイアウトにする。

・リビング+ダイニング、リビング+ダイニング+キッチン、独立型とライフスタイルに合わせて選択する。

[照明計画の考え方は?]

・生活シーン(食事・団欒(だんらん)・読書など)に応じた照明計画を行う。

・明るさのコントロールができる照明を使用すれば、雰囲気の演出ができる。

・10畳の部屋に対し、6個くらいの補助ダウンライトを集中して付けると効率がよい。

[広さ・寸法の目安は?]

・リビングの基本は10畳程度が目安。

・ダイニング+キッチンのセミオープン形式は、ダイニングスペース6畳以上が目安。

・天井に高さの変化を付けることで開放感を演出できる。間隔だけでなく配管スペースとしても利用できる。

・あくまでも広さがあれば、リビングとダイニングの間に段差を設けるのもよいといえる。

[湿気、換気の対策は?]

・通風計画と窓の開閉方法をリフォーム前に確認する。

・窓ガラスに断熱ガラスや遮熱ガラスを採用するか検討する。

・ダイニングで焼肉や鍋をする機会が多そうなら、天井換気扇を検討する。

[仕上げはどうする?]

・飽きの来ないナチュラルな素材と色使いを心掛ける。

・空間のイメージをはっきりさせる。

『例えばこんな材料で!』

床 :フローリング、一部畳

壁 :珪藻土(けいそうど)、漆喰(しっくい)一部板張り

天井:板張り

【みんなの視線や気配を感じあえるようにする】

リビング・ダイニングは普段から家族が集まってすごす代表的な場所です。集まりやすく、リラックスして会話が弾む空間にすることを心がけましょう。家族がお互いの気配を感じつつ、思い思いに過ごせる雰囲気を演出するのがポイントです。

例えば小上がりの和室や勉強コーナーを設けて、洗濯物を畳むなどの火事ができたり、子どもが勉強できたりするスペースを設(しつら)えてもよいでしょう。また、長く気持ちよく過ごすには内装材のテイストに気をつけます。

さらに、窓からの景色を愉しめるようにしたり、照明計画にも配慮したりすることをお奨めします。

………………………………………………………………….

【リビング・ダイニング】

  ①持ち込み家具のサイズを計画図面の中で確認、検討されましたか。
  ②エアコンとソファーの位置関係は確認されましたか?
  ③大きな窓ガラスがある場合など、防犯対策は十分に検討されましたか?
  ④大きな絵などを飾る場合は十分な下地を設ける必要がありますが、確認されましたか?

 

【玄関の考え方】

[必要な設備・器具は?]

≪必要≫

・ゆっくり開閉する玄関ドア

・将来、手摺りを設置するための、壁の中の下地

≪あると便利≫

・電気錠

・寒冷地であれば、玄関を暖める壁パネルヒーターまたは、風除室

・予備コンセント

[どんなことに配慮する?]

・パリアフリー、ユニバーサルデザインの観点からも考える。

・駐車場のとの関係と、玄関ポーチと上り框(かまち)の段差を十分に考慮する。

・玄関収納スペースは十分足りているか確認する。

[照明計画の考え方は?]

・全体照明の他にブラケットや足下灯を併用することをお奨めします。

・夜は暗い外から入ってくる場合が多くなるので、明る過ぎないよう配慮する。

・玄関から廊下へは、3路スイッチを併用することをお奨めします。

・「遅れ消灯」なども検討されることをお奨めします。

[広さ・寸法の目安は?]

・1坪以上、畳で換算すると2帖を目安とします。

・玄関扉は物の搬入も考えて、やや広め(親子扉など)にすることをお奨めします。

・上り框の高さは、一般的に18cm以下が望ましいと思います。それでも高いと感じる場合は手前に式台を設置することをお奨めします。

[湿気、換気の対策は?]

・下駄箱など履物収納は湿気やカビ、臭気の原因になるので、内部空気の循環を図るようにお奨めします。

・気になるのであれば、除湿器を設けるスペースやコンセントを設けておいてください。

[仕上げはどうする?]

・防滑性(ぼうかつせい)や耐湿性に優れ、掃除をし易することをお奨めします。

例えばこんな材料がお奨めです。

床:タイル、石

壁:ビニールクロス(ほんとうのお奨めは紙クロス)、ペイント、漆喰(自然素材しかなかった遥か昔でも押し入れなどの壁には漆喰が使われていました)、珪藻土(けいそうど)

……………………………………………………………….

【収納を増やすなど、機能的にも、より便利に】

玄関は住まいの顔とよくいわれてきました。リフォームを機にデザイン的にもセンスアップし、また本来の機能も充実させましょう。

土間との段差が気になっているようであれば「式台(しきだい)」(玄関などの上り口に設置する一段低い踏み板)を設けることをお奨めします。明るくしたいならホールの奥に地窓を設けてもいいかもしれません。また華やかにしたいのであれば、飾り棚を設けることをお奨めします。

リフォームを機に思い切って、玄関収納を増やしたり、センスアップすることも可能です。土間続きに大きな収納を設けると、靴だけでなくコートやバッグ、傘など玄関先にあると便利なものをたくさんしまうことが可能となります。

……………………………………………………………………

部屋別チェックリスト【玄関】

  ①履物・傘・アウトドア用品・コートなどの収納スペースは十分にありますか?
  ②将来手摺りを設置できるように、下地を設けてありますか?若しくは、最初からユニバーサルデザイン的に設置の予定をしていますか?
  ③照明スイッチは人感センサー、若しくはパイロットランプ付きなども必要か検討しましたか?

 

【廊下の考え方】

[必要な設備・器具は?]

≪必要≫

・掃除用コンセント

・一般コンセント

≪あると便利≫

・インターホン

・天井換気扇

・パネルヒーター

・ピクチャーレール

[どんなことに配慮する?]

・玄関や階段との関係性で廊下の役割を考えることをお奨めします。

・廊下の幅を一部広げ、ニッチ(壁面をへこませた飾り窓のようなもの)を設置することをお奨めします。

・デッドスペースの活用を考えます。

[照明計画の考え方は?]

・LEDダウンライトや超薄型LEDライトで天井をスッキリ魅せましょう。

・間接(建築化)照明、壁付け照明などで柔らかな雰囲気を醸し出します。

・壁紙の張替えなどにより既存のスイッチの汚れが気になるようであれば取り替えることをお奨めします。

[広さ・寸法の目安は?]

・廊下の幅は一般的には80~90cm程度が目安となります。

・廊下の壁厚を利用して本棚にする場合は10cmを目安にしたりメーターモジュール幅にします。

・収納スペースをつくりたいなら、廊下の幅を最低60cmを確保することをお奨めします。

[湿気、換気の対策は?]

・廊下が部屋に囲まれている「中廊下」は採光しづらく湿気や臭気が溜まりやすいので、天井換気扇を設備することをお奨めします。

・居室側から高窓などを利用して、風の通り道をつくる。

[仕上げはどうする?]

・床材は防滑性(ぼうかつせい)があり、多少は弾力性のあるものをお奨めします。

・採光しづらい廊下などの場合は、明るい色の仕上げ材などでカバーすることをお奨めします。

例えばこんな材料がお奨めです。

壁:ビニールクロス(ほんとうのお奨めは紙クロス)、ペイント、漆喰(自然素材しかなかった遥か昔でも押し入れなどの壁には漆喰が使われていました)、珪藻土(けいそうど)腰壁の板張り、シナベニヤ

……………………………………………………………….

【カウンターや書棚を造作し機能的で楽しい空間に】

廊下をただの通路にしておくのは、もったいないとしか思えません。リフォームなどを機に斬新な活用法を考えてみることをお奨めします。

廊下の壁際にカウンターを設置すれば接客スペースや収納、飾り棚などとして活かすことができます。その際、最低でも幅60cmは残すことをお奨めします。できれば、メータモジュールや尺貫法であるなら、4尺五寸幅の廊下にして廊下を活用すのが望ましいと思います。

また、カウンターは手を置けるので、手摺りの役割を兼ねることも可能となります。さらに書棚を造作することで、ちょっとしたライブラリーになり、親子のコミュニケーションとしても役立ちます。

壁を凹ませたニッチなどを設けることで、通路を狭くしないで愉しい空間をつくることが可能です。

……………………………………………………..

部屋別チェックリスト【廊下・階段】

  ①掃除用や季節ごとに使用するコンセントは設けましたか?
  ②将来も踏まえて、手摺りの形状や取付位置を考慮、検討しましたか?
  ③照明器具の電球など消耗品を取り換える際の位置や高さは確認、検討しましたか?

 

【浴室の考え方】

[必要な設備・器具は?]

≪必要≫

・浴室リモコン

・手摺り

・緊急ブザー

・鏡

・天井浴室用換気扇 

[どんなことに配慮する?]

・浴室のみのリフォームか、それとも隣室の脱衣室、さらには洗面室までリフォームするのか、ボリュームバランスを確認しておく。

・採光や通風など、窓の位置を再確認しておきます。

・温熱環境には十分な配慮が必要。

・施工が変わるため、在来工法にするかユニットバスにするかを十分に考える。在来工法のほうが難しく、時間も手間もはるかに掛かることを把握しておく。

[照明計画の考え方は?]

・心身を癒してくれる温かみのある白熱灯がお奨めです。(浴室用(防湿)タイプ)。

・広さ1.8×1.8mの場合、60Wを目安にします。

・窓の影が映るのを防止対策をする。

・足元まで明るくする。

[広さ・寸法の目安は?]

・1坪以上、畳で換算すると2帖を目安とします。

・ユニットバス表記「1818」は、内法1.8×1.8mという大きさを表しています。 

・洗い場からみて浴槽縁の高さは40cmまでが目安です。

・出入口の幅は65~75cm以上が目安です。

・将来を考え、最初からユニバーサルデザイン(バリアフリー)の視点から考えることをお奨めします。

[湿気、換気の対策は?]

・家の中では最も湿気が多くカビや臭気が発生しやすい場所なので、十分な換気対策を考えておくことをお奨めします。(自然換気や機械換気だけでなく両方を組合せる)。

・冬場は多室との温度差をできる限りなくす(温度のバリアフリー)ことを最優先で考えることをお奨めします。

・できれば小窓を設置することをお奨めします。

[仕上げはどうする?]

・内装材は肌触りが良く、防滑性、水はけ、接触温熱感(触れたときの温かみ)、衝撃吸収のあるものをお奨めします。

(例えばこんな材料がお奨めです!)

床:水はけがよく、温かさを感じさせるタイル

壁:大き目のタイル(300×300)を選び高級感を演出することで、飽きがきません。

……………………………………………………………….

【オリジナルの造作バスなら自由さが魅力】

浴室のリフォームではシステム(ユニット)バスを採用するか、造作するかで、まったく変わります。システムバスは費用的に造作より安い場合が多く、施工も均一に仕上がるという安心感があります。

ところが、個性的に仕上げたいという方にとっては、造作バスのほうをお奨めします。

とくに一戸建ての場合は、サイズも自由になり、窓の設け方も工夫できます。窓は庭との関連も重視して設け、浴槽は広さを確保してゆったり入れるようにすることをお奨めします。また内装に木を多く使用すると、見た目からも温もりを感じられます。石やタイルを自由に使うことができるのも造作浴室の魅力のひとつだと思っています。

ただし、多湿の温度差など温熱環境や掃除のしやすさなど健康的、実用的な面を考えた場合システムバスには遠く及びませんので十分に考えることをお奨めします。

部屋別チェックリスト

  ①浴槽縁の高さは400mmを目安として検討しましたか?
  ②給湯能力はどのくらい必要か確認、検討しましたか?
  ③冬場でも他室との温度差解消のための断熱対策を検討しましたか?

 

【トイレの考え方】

[必要な設備・器具は?]

≪必要≫

・換気扇

・トイレリモコン

・アース付きコンセント

・ペーパーホルダー

《あると便利》

・手洗いカウンター

・緊急ブザー

・温風ヒーター

・パネルヒーター

・収納ボックス

[どんなことに配慮する?]

・狭いからこそ、トイレ内のインテリア小物はお洒落にしたいところです。

・既存の配水管の位置に新規の便器が取り付け可能かどうかを確認する。

・上階に新規のトイレを設置する場合は、給水・配水管の経路を確認する。下階への音にも注意する必要があります。

[照明計画の考え方は?]

・40Wを目安にします。

・スイッチのON・OFFが多いので、蛍光灯は避けたほうがいいでしょう。

・センサーによる点灯・消灯も考えてみる。意外に便利。ただし、長時間座ったままでいると消灯してしまうこともあります。

[広さ・寸法の目安は?]

・半坪、できれば長さよりも幅に余裕が欲しい。幅1.0m×長さ1.5mの広さが目安。

・介護スペースを確保するのであれば、便器側に50cm前後のスペースを確保する必要があります。 

・緊急の救助や介助までを考えるのであれば、扉開口有効幅80cm以上を確保する必要があります。

[湿気、換気の対策は?]

・天井換気扇を設置する。

・タイマー付き換気扇があると便利。(最近ではシックハウス法で24時間換気が義務付けられていますので、タイマーで入り切りできない場合があります。)

・小窓があれば自然換気ができるので、できれば設置することをお奨めします。

・ドア下部にすき間を設け、通風を促す(こちらもシックハウス法)

[仕上げはどうする?]

・寒々しくならない色使いを心掛けることをお奨めします。

(例えばこんな材料がお奨めです!)

床:ビニール床タイル、コルク

壁:抗菌ビニールクロス、ペイント、腰壁など一部板張り(調湿するので、できれば無垢材)

……………………………………………………………….

【内装と小物選びにセンスを発揮するところ】

狭い場所ではありますが、日に何度もそこで過ごし、お客さまを迎える場所(空間)がトイレです。小さな応接室と心得て、お洒落な演出を心掛けることをお奨めします。

ポイントになるのは内装と小物です。壁紙の一面だけ色を変えてみたり、好みの色でペイントしたりするのも一興です。無垢材の腰壁や漆喰(しっくい)や、珪藻土(けいそうど)といった壁材はトイレを爽やかな空間にしてくれます。

手洗い器、ペーパーホルダー、スイッチといった小物類も念入りに選ぶことをお奨めします。床材はとくに汚れにくくて、掃除しやすい素材を選びます。クッションフロアー(通称CF)などビニール系の素材が一般的です。

部屋別チェックリスト【トイレ】

  ①将来若しくは今すぐに手摺りが付けられるように下地を設けてありますか?
  ②広さやバリアフリーなどを考慮して計画を検討していますか?
  ③給排水管の経路はどのようになっているか確認、検討しましたか?
  ④掃除用具やトイレットペーパーなどの収納について計画及び検討されましたか?

 

【洗面脱衣室の考え方】

[必要な設備・器具は?]

≪必要≫

・家電(洗濯機、乾燥機など)

・家電用コンセント 

・タオル掛けバー(できればタオルウォーマー)

・鏡

・天井浴室用換気扇 

《あると便利》

・タッチレス水栓

・スイング三面鏡

・足元暖房(できれば床暖)

・涼風、暖房機

・タイマー付き換気扇

・パネルヒーター

[どんなことに配慮する?]

・浴室と併せて考える

・シャンプー・リンスなど消耗品の収納スペースを確保する。

・おしゃれで清潔感が感じられるインテリアに。

・洗濯機の設置位置を考える。

[照明計画の考え方は?]

・全体照明(60W)と鏡廻りの部分照明(25W)

・防湿性のある器具

・浴室のスイッチなど、他の器具との使い勝手も考慮して位置を決める。

・風通しや出入りを考えると、できるだけ引き戸がお奨め。ただし、スイッチやコンセントなどを壁に設置することを考えると開き戸のほうが付け易い。スイッチ等の位置も考慮に入れ十分に考えることをお奨めします。

[広さ・寸法の目安は?]

・1坪以上、畳で換算すると2帖を目安とします。

・風呂上がりにバスタオルを掛けられるタオルバーを取り付ける壁があると便利。 

・使用する時間帯が2人以上同時なら、洗面器はツインボウルをお奨めします。

・天井の高さは2.4m以下でも問題ないが、最近の洗面化粧台は高さが2m以上あり、吊り戸棚を含めると2.3m以上になるので、吊り戸を設置しないことも含めて十分な配慮が必要。

[湿気、換気の対策は?]

・湿気がたまりやすい空間なので、換気には十分注意が必要。

・自然換気を基本に、天井換気扇や換気乾燥暖房機などを浴室側に取り付けることをお奨めします。

[仕上げはどうする?]

・床材、壁材などは汚れにくく湿気に強く、掃除しやすいものをお奨めします。

(例えばこんな材料がお奨めです!)

床:ビニール床タイル、コルク、Pタイル、リノリウム、竹フローリング

(リノリウムは施工は多少難しいですが、水は通さず、湿気

 は通す性質がありますので、床下が蒸れない利点が大きい材料です。)

……………………………………………………………….

【収納・照明の工夫は、用途に合せて臨機応変に…】】

洗面脱衣室は、浴室(ときにはトイレも)を含めて計画することをお奨めします。スペースが広く取れないときに、無理に仕切ってしまうと圧迫され、閉塞感を感じてしまいますので、完全に間仕切りせず、腰高の壁やガラスのドアを設置することで開放的で明るい洗面脱衣室になります。

メイクをしたり、洗濯をしたりと多機能な空間であるため、収納や照明に工夫をすることをお奨めします。洗濯機の隣に便利なオープン棚を取り付けるのも、お奨めします。ゆとりがあれば洗面器も、ツインボウルと長いカウンターを設置してもよいでしょう。

また一方、照明は明るさ以外にもメイク室としての雰囲気も大切にすることをお奨めします。

………………………………………………………………….

部屋別チェックリスト【洗面脱衣室】

  ①換気扇は設置されましたか?
  ②タオル掛け、手摺りなどを取り付けられる壁面は確保されていますか?
  ③床下点検口を設置する場所は確認、検討されましたか?
  ④洗濯機に温水は必要かどうか確認・検討されましたか?
  ⑤消耗品や小物の収納場所は検討されましたか? 

 

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

リフォーム会社 大東建設ページトップへ
練馬区のリフォーム会社 大東建設へのお問合わせ