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引き戸を設えた間取りと子どもの自立心を育む環境を掘り下げて極める[間取り・動線追求8]

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

秋分 初侯 雷乃声を収む(かみなりこえをおさむ)

秋のお彼岸 秋分

 

暑さ寒さも彼岸まで、令和3年の秋分の日、秋のお彼岸は、9月23日です。
秋分、秋のお彼岸はこの時期で、二十四節気では白露の次の季節にあたります。お墓参りや法要をして、先祖を供養します。

お供えものは、おはぎです。もち米などにあんこをまぶしたほぼ同じものを、春にはぼたもち、秋にはおはぎと呼びますが、牡丹と萩といえば、春と秋の代表的な花。

地方にもよりますが、どうやら小豆がとれたばかりの秋にはつぶあんでおはぎを、ひと冬越して固くなった小豆はこしあんでぼたもちを作るようになったとかいわれています。

ちなみに牡丹(ぼたん)と萩(はぎ)の花言葉ですが、

ボタン(牡丹)の花言葉は、

「風格あるふるまい」

「王者の風格」

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と、女性の美しさを形容することわざにも使われているのに、ちょっとイメージ違いますね。

ボタン(牡丹)の花言葉には他にもあって、「風格あるふるまい」を始め、「富貴」「高貴」「壮麗」などがあります。

これらは、絹のような花びらが幾重にも重なる優雅でふくよかな花姿や、隋の煬帝や唐の玄宗皇帝らに愛されたという逸話にちなんでいます。

萩(はぎ)の花言葉は、
「思案」「内気」「柔軟な精神」。
「思案」「内気」の花言葉は、ハギのひかえめな美しさやどことなく寂しげな風情に由来するといわれます。ぼたんとは対照的な花言葉ですね

引き戸を設えた間取りと子どもの自立心を育む環境を掘り下げて極める[間取り・動線追求8]

【引き戸を設けたワンルームの間取りを追求する】

引き戸間仕切り最近の住宅は断熱・機密性が格段に良くなってきました。少ないエネルギーで家全体を冷暖房することが著しく容易になりました。

エアコン1台で家中の空調をまかなうのも難しくありません。

そう考えると、家の間取りは、どんどんワンルームに近づけ、家全体の空気を動かし全館冷暖房にするほうが効率はよくなります。

開き扉は閉じた形が基本ですが、引き戸は開けたままでも邪魔にはならず、必要なときだけ閉めることができます。

各部屋の引戸を開け放してひとつの空間にすれば、どの部屋に行っても寒くない家の環境をつくることができます。

[ワンルームの間取りで引戸を有効に使う]

 

特大ワンルームの引戸

巨大ワンルームの引戸を有効に使い倒す

[2階建ての1階平面図。この事例では夏に風通し、冬に薪ストーブで家中を暖められるように室内戸はトイレ・浴室を含めて、すべて引戸としています(2階もすべて引戸です)。

【子どもの自立心を育(はぐく)む間取りを追求する】

①机やベッドのレイアウトに親は敢えて口出しせず、兄弟で考えて協力しあうようにする

(1)吹き抜けや中庭などの閉じていない空間を演出

中庭を家の真ん中につくる

中庭を家の真ん中LDKと子ども室の間につくる

②親がLDK(リビング・ダイニング・キッチン)に居ても開けた空間ならば、子どもたちと繋がることができるのです。

③子ども部屋は閉じた空間にしないことで、吹き抜けや中庭を通してLDK (リビング・ダイニング・キッチン)からも様子が分かり安心です。

素敵な中庭

シンプルだけど素敵過ぎる中庭

子ども目線の家とは、どんな家だと思いますか?

ブランコや滑り台を設けるといった部分的なことや、吹き抜けや中庭をつくるといった空間的なこともあります。

部分的な発想は、一時的にはある程度の効果があります。

ですが、全体として空間を考えることは子どもの成長により大きな影響を与えることができます。

子ども部屋は閉じた空間ではなく、吹き抜けや中庭を介してLDK (リビング・ダイニング・キッチン)との繋がりをもたせることも可能となりえます。

家族が離れていながら繋がっているという距離感は、大人だけでなく子どもにとっても安心感を生みだします。

それは、自立を育む環境づくりにも繋がるのではないかと考えています。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

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