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狭小でも広く感じる住まいづくりの極意Ⅲ[リフォームの基本③]
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
雨水(うすい)次候 【霞始めて靆く(かすみはじめてたなびく)】
植物園へ行こう!
年齢を重ねるにつれて、春を心待ちにする思いが強くなってきました。雪国生まれでもないし、寒さに弱いということもありませんが、なによりも「花」を待ちわびています。うら寂しい冬の街並みが、次第にとりどりの花に彩られていく。そのうつろいを目と香りで感じるのは、春の歓びそのものです。
1875(明治8)年の今日、日本初の近代的植物園である小石川植物園(東京都)が開園しました。この時季見られるのは梅、マンサク、アセビ、木瓜(ぼけ)、水仙など。「この花、なんて名前だろう?」という疑問がすぐに解決できるのが、植物園の醍醐味でもあります。春を探しに、いざ、植物園へ!
・今日をたのしむ
【山野草】
道端や草むらでも春の山野草が顔を出す時季です。コバルトブルーが遠目にも目立つオオイヌノフグリや、それよりも小ぶりでピンクがかった紫色のイヌノフグリ、日当たりのいい場所では、タンポポの黄色が見られるように。これから花をつけるものも、葉の緑が生き生きとしてきます。つい「雑草」と一括りにしてしまいますが、植物学者・牧野富太郎は「雑草という草はない」と語りました。
・季節をたのしむ
【キウイ】
一年を通じて手に入るキウイですが、国産は今が旬。ビタミンCとともにビタミンEも豊富に含むため、風邪予防。美肌効果などが期待できます。穏やかな酸味は、疲労回復に効果があるクエン酸やリンゴ酸によるもの。気温が不安定なこの時季の体調管理にうってつけのフルーツです。
狭小でも広く感じる住まいづくりの極意Ⅲ[リフォームの基本③]
前回は【狭小でも広く感じる住まいづくりの極意Ⅱ[リフォームの基本②]1月29日ブログ】をお送りしました。
※ https://heiwadai.jp/hirokumiserusumai/ 2026 年 1月29 日ブログ
(青字のタイトルをタップすると記事に飛びます)をお伝えしました。
今回は本シリーズの最終回 狭小でも広く感じる住まいづくりの極意Ⅲ[リフォームの基本③]を、お送りします。
まずは、前回のお浚(さら)いから…
【マンションリフォーム前後のプラン】
【リフォーム前】
※イラスト
①リビングダイニング
②3人の子ども部屋
築30年ほど経ったマンションのリフォーム例。バルコニーに面して和室が2部屋並び、住戸の中央に中央にリビングとダイニングがあった古めのマンションに最も多い間取りタイプ。
1番の問題は、3人の子どもが2人と1人に分かれてバルコニー側の和室を使っていたため、落ち着かないということ。もうひとつの問題はダイニングやキッチンが狭く、ソファなども置けないので、みんなが集う雰囲気ではなかった点です。
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【リフォーム後】
※イラスト②
③セミオープンタイプの3人の子ども部屋
④広がりをもたせたリビングダイニング
⑤充実した収納(天井部分はわざとあけて、左右のスペースを繋げている)
上記の問題に対し、子どもたちにセミオープンなスペースをつくること。みんなが集まるスペースをバルコニーに面する窓と繋がった部分にすることを提案。全体の面積は広げようがないので、子どもたち各自のスペースは狭くなったが、これまでなかったリビング的なスペースを生み出せている。
中央に家具を造りつけることで仕切りとし、同時に収納の問題を解決した。またこの間仕切り家具の高さを抑えることで、天井面で広がりを感じられるように工夫してみました。
↑↑↑【前回のお浚いここまで】
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【スペースを立体的に利用する】
家全体の面積が絶対的に限られているなら、スペースを上に求めるしかありません。戸建ての住宅であれば、2階建てから3階建て、高さ制限があれば地下を掘るという考え方もあります。
マンションではワンフロアの高さには限界がありますが、まだまだスペースを広げる余地は残っています。例えば、防音などの制限がなければですが、天井の板を取り払っていわゆる「天井裏」をなくし、その分を室内空間にしてもよい場合があります。
10cmでも天井が高くなれば、他と併せて棚の一段分くらいのスペースができるわけですから、家全体で考えると結構な収納スペースが確保できます。
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※写真
【ベッドと押入れを組み合わせる】
ベッドに収納を付随させた商品は多くありますが、右の写真は逆の発想です。なるべく広い収納スペースを確保するため、押入れの上にベッドを設置し、家の上部の空間を利用してみました。
※写真②
【廊下の上部に収納を設ける】
廊下は常に人がいる場所ではないので、天井はぎりぎりに低く抑えておいても大丈夫です。場合によっては廊下との天井高の差が居室の天井を高くみせることがあります。ここでは廊下の天井高を扉と同じ2メートル弱の高さに抑えて、その上から天井までを収納スペースとしました。
【視線の広がりを演出してみる!】
間取りや収納とも関係してくる点ですが、「視線の広がり」を演出することは、空間の閉塞感を破る大きなポイントとなります。部屋を区切る必要がある場合でも、例えば仕切りの上部を開閉式の窓にしてみます。隣の部屋の天井が見えるようなつくりにすることで、お互いの部屋を広く感じることが可能となります。
※写真③
①上部(欄間‐ランマ)は、開閉式のガラスなので隣の部屋の天井まで見えます。開けておくと開放感がずいぶんと違ってきます。
②部屋の中央を天井まで届かない家具で仕切ることで、閉塞感を和らげてくれます。
※【壁代わりに家具を設置する】
家具を壁の代わりに使い、収納量の問題も解決。棚板は用途に合わせて用意することをお奨めします。







