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【我が家を手に入れるための3つのポイントⅢ-②[専門知識拝借〈8〉]

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今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

穀雨 末候 牡丹華さく(ぼたんはなさく)

鯉のぼり

5月5日の端午の節句が近づき、各地の空で鯉のぼりが泳いでいます。

鯉のぼりは、戦国時代の幟(のぼり)がルーツ。江戸時代に入ると、「黄河にある急流“竜門”を昇った鯉は竜になる」

それにあやかろうと、子どもの立身出世を願う武士の家々が鯉のぼりを立てるようになりました。

住宅事情の変化により、大きな鯉のぼりを掲げる家庭は少なくなりましたが、たくさんの鯉のぼりをロープにつなぎ掲げる「鯉のぼり祭り」が増えています。

風を受けて泳ぐ鯉のぼりの群れは爽快そのもの。色、柄、大きさなどの個性も面白く、見ているだけで元気をもらえます。

オレの子どもの頃、庭に鯉のぼりを立ててもらったのですが、どうせなら東京で一番巨大な鯉のぼりということで、つくりました。

ところが、出来上がった鯉のぼりは、あまりにも重くなってしまい、どんな風が吹いても上がることはありませんでした。(笑)

・今日をたのしむ
【こいのぼりの里まつり】

群馬県館林市の鶴生田川(つるうたがわ)が舞台となる一大イベント。6千匹以上の鯉のぼりが空に泳ぎます。

【杖立(つえたて)鯉のぼり祭り】

1980(昭和55)年から続く、鯉のぼり祭りの元祖。湯煙のなかで舞う鯉のぼりは杖立温泉(熊本県)ならではです。

【泳げ鯉のぼり相模川】

相模川(神奈川県)の両岸にワイヤーを渡し、約1200匹の鯉のぼりをつなぎます。

・季節を愉しむ
【牡丹花咲く】

日中の日差しが増し、大輪(たいりん)の
牡丹の花が開き始めました。
牡丹の花が開いてゆくとともに、夏の気配が
近づいてくるようです。
高貴さを感じさせるこの花は、
やがて夏の訪れるころにはらはらと散ってゆきます。

 

【我が家を手に入れるための3つのポイントⅢ-②[専門知識拝借〈8〉] 

 

前回は【我が家を手に入れるための3つのポイントⅢ-①】[専門知識拝借〈7〉]

https://heiwadai.jp/totikounyuu/ 

というタイトルでお送りしました。

(前回のブログにリンクを張っておきましたので、読みたい方は青字のタイトルをタップしていただければ記事に飛びます)

今回は【我が家を手に入れるための3つのポイントⅢ-②[専門知識拝借〈8〉] 1についてお伝えしたいと思います。

まずは、前回のお浚(さら)いからお送りさせていただきます。

【新規分譲住宅で価格分の価値が高いのは、どの区画か?】

新規分譲地の場合、日当たりのいい東南の角地は当然価格が最も高く、さらに一番早く売れます。次に売れるのが、実は不思議なことに最も安い価格設定になっている北向きの宅地や変形地なのです。

土地の形や周りの住宅との兼ね合いもありますので一概には言えませんが、北向き宅地や変形地のメリット、デメリットを十分検討したうえでの間取り設計ができれば、最もお買い得な土地といえます。

北向き宅地は価格が安いことが一番のメリットです。南側に大きな建物が今後も建たないことが条件ですが、多少の日当たりの悪さは、2階リビングのプランを採用したり、トップライトや吹抜け、窓を大きく設ける、坪庭を採用するなどして、光を風を上手に取込む工夫で解消することが可能です。

また、リビングやバルコニーが道路と反対側になるので、道路からの視線が気にならず、また洗濯物が人目につき難いというメリットもあります。

南向き宅地の利点は南側リビングの日当たりがいいことだと思います。ただし、道路側に広い開口部を設けるため、道路側からの視線を上手く遮るための外構費が思いのほか嵩んでしまうことも考えられます。

新規分譲地の場合は、近所づきあいも気になるところです。引越しの原因の上位に近隣とのトラブルが上げられるくらいです。小規模の分譲地は大規模の分譲地と比べると、自治会などの構成単位の関係もあって人間関係も濃くなりがちです。

周りに住む人たちと相性が良ければ、これほどの幸運に恵まれることはありません。ところが反面、近所付き合いが苦手な人の場合は、自治会組織も体系化された害規模分譲地のほうが気楽かもしれません。

どんな人が周りに住むことになるか分からない、売り出したばかりの新規分譲住宅地を購入する場合は、これらのことも十分心に留めておくことをお奨めします。

分譲区角割図面

→前回お浚いここまで
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●【契約の前にチェックしたい地盤の強度】

希望に適(かな)う土地が見つかっても、地盤がしっかりしていない土地では元も子もなくなってしまう可能性があります。せっかく家を建てても、その家が傾いてしまうかもしれないのです。

造成工事後の分譲地であれば、「地盤調査報告書」の有無を確かめ、見せてもらうことをお奨めします。

地盤の全体が柔らかい場合は「地盤沈下」が起こる可能性が大だといえます。また、硬い土地だったとしても、一部にやわらかい部分があると、そこだけ沈んでしまって建物が傾いてしまう「不同沈下」が起こる可能性があるのです。

地盤調査は、スウェーデン式サウンディング試験と呼ばれる最も簡便(その割に信頼性が高い)なものであれば、8万円程度ですみます。(昨年2024年)

新しく開発された分譲地の場合、それまで水田だったところや、海や河川、湖沼のそばは、造成後の地耐力に十分な強度があるか、また、傾斜地を削って造成された宅地は、地滑りが起きないようにきちんと確実に工事が為されているかどうか、道路と土地が同じ高さの場合、雨水が土地に流れ込まないような排水工事が為されているかなど、土地を購入する前に必ず確認することをお奨めします。

坂の下の土地などは、雨の日に水が溜まることがないか、雨の日に現地に行ってでも事前に確認することをお奨めします。地盤改良が十分に為されていない土地を購入してしまった場合、莫大な地盤改良費用(地盤の状態によって、費用はまちまちですが、少なくとも数百万単位が掛かります)が発生しますので、注意が必要です。

【土地の雑学ー地歴・周辺環境の調べ方】

昔の土地の状態は、図書館などに置いてある昔の住宅地図や地形図で確認しましょう。場所にもよりますが、明治時代から現在までの土地の地形や履歴が分かります。工場跡地の場合の土壌汚染の可能性など、他にも気になることがあれば、事前に確認、調査しておくと安心です。

自然災害による被害の範囲や程度を予測したハザードマップや地震の主原因である活断層の位置などは、インターネットなどで比較的簡単に調べることが可能です。最近急増しているゲリラ豪雨で道路が川のような状態になる場所も少なくありません。激しい雨が降った際に一時的にに水を溜める調整池が近くに完備されている地域なら安心です。

また、法務局で登記簿謄本(とうほん)を調べれば、歴代の土地所有者や購入時期、移転理由などの過去の履歴が調べられます。

登記簿謄本の甲区の「所有権移転仮登記」や「差押え」などの特殊な文言の記載や、乙区に所有権以外の権利(借地権、地上権、抵当権)が設定されている場合は注意が必要なので気を付けてください。

持ち主の債務状況や相手先なども分かるので、特に中古物件を購入する場合などは、家を売る理由が転勤や住み替えなどではなく、多額の負債のためというケースでは手付金はできるだけ少なくし、引き渡しと同時に金額を支払うようにしましょう。

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

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