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〈イメージとの違い〉設備機器は実物を見て触れてみて選ぶ(防ぎたいトラブル⑦)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
雨水(うすい)末候 【草木萌え動く(くさきもえうごく)】
上巳(じょうし)の節句・雛祭り
雛あられに菱餅(ひしもち)、白酒(しろさけ)、桃の花のディスプレイ。
雛祭りが近づくと、スーパーマーケットの食品売り場がぐんと花やぎ、それだけで嬉しくなります。
雛祭りの正式名称は「上巳の節句」。かつては旧暦3月上旬の巳(み)の日に行っていたことから、この名前がつけられました。
上巳は災いが降りかかりやすい忌み日(いみび)。
平安時代には、紙や藁(わら)でつくった人形(ひとがた)で体を撫でて穢(けが)れをうつし、身代わりとして川や海に流す風習が生まれました。
人形(ひとがた)に、これから訪れるであろう災厄を引き受けてもらい、消し去ろうと願ったのです。
これが、今でも島根県などで受け継がれている「流し雛」のルーツと考えられています。
やがて女の子が行っていた人形遊びと人形(ひとがた)とが結びつき、女児の健やかな成長を願って貴族が雛人形を飾るようなったのは、室町時代頃から。
時代が下がり、江戸幕府が公式な季節の節目として定めると、庶民の間にも上巳の節句が広まりました。
旧暦3月に開花時期を迎える桃の花もしつらえるようになり、「桃の節句」の別名も生まれます。
桃は邪気を祓い、災をはねのけるパワーに満ちた仙木(せんぼく)、雛人形だけでなく、桃の花にも我が子の幸せを託したのでしょう。
より多くの災厄を引き受けてもらおうと、男雛と女雛に加え、三人官女、五人囃子(ばやし)…と人形の数も増えていきました。
住宅事情の変化により、豪勢な多段飾りを整えることは難しくなりましたが、我が子の健康と幸運を願う親の気持ちはいつの時代も変わりません。
また、上巳の節句の起源を考えると、女の子限定の年中行事とはとらえずに、厄落としをする節目としてもたのしそうです。
雛祭りならではのご馳走を食べたり、桃の花を飾ったり、災いを祓い、幸いを招く一日としてみては。
・今日をたのしむ
【雛あられ】
桃色、緑、黄色、白の雛あられは四季をあらわし、一年間の健康と幸せを祈ります。
【菱餅】
緑は新芽、白は残雪、桃色は桃の花。色づけした餅を重ねて春の里山の風景をあらわすとともに、健康、清浄、魔除けといった願いを込めています。
【白酒】
焼酎に蒸した米と米麹をまぜて熟成させたお酒。邪気を祓います。お子様にはアルコールを含まない甘酒で代用を。
【ハマグリ】
もともとの組み合わせでしかぴったりと合わないハマグリに、良縁と夫婦円満の願いを託します。
【柳川雛祭り】
さまざまな縁起物を布でつくり、吊り下げる吊るし雛の一種、「さげもん」で知られる福岡県柳川市では、四月上旬まで盛大な雛祭りを開催中。
ー旬の日ー
【ひなまつり】
三月三日の今日は、ひなまつりの日です。
お雛様を飾り、女の子の健やかな成長を祈ります。
3色のひし餅は、純白の雪とその下から萌(も)ゆる緑そして、
樹上に桃が花咲く様子を表しています。
【桃の節句】
縁起の良い三という奇数が並ぶ桃の節句。
奈良時代には宮中(きゅうちゅう)で曲水(きょくすい)の宴(えん)を催し、
桃酒(ももしゅ)や草餅で邪気を払いました。
今では女の子の健康と良縁を願うお祭りです。
【〈イメージとの違い〉設備機器は実物を見て触れてみて選ぶ(防ぎたいトラブル⑦)
71 壬9〈イメージとの差〉口頭より、写真、(防ぎたいトラブル⑥)160-161
前回は 〈イメージとの差〉口頭より、写真、(防ぎたいトラブル⑥)
https://heiwadai.jp/ime-ji/
という内容でお伝えさせていただきました。
今回は工事の流れ、〈イメージとの違い〉設備機器は実物を見て触れてみて選ぶ(防ぎたいトラブル⑦)をお伝えします。前回の記事をご覧になりたい方は青字のタイトルにリンクを張っておきましたので、タップしてお読みください。
それでは、よろしいでしょうか?
[ショールーム活用の流れ]
① 【見て、触れる】
まずはじっくり見学する。使うイメージで見て触れてみる。
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↓ ※イラスト①
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② 【相談する】
気になる商品があったら、係員に説明を聞いたり、自分の希望により近づけられないか相談したりする。
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↓ ※イラスト②
③ 【プランをもらう】
リフォームする寸法に合う設備機器をプランニングしてもらい、見積もりを出してもらう。
※イラスト③
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※イラスト④
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【サイズ・色・形を組み合わせてイージーオーダーも可】
実物も見ないまま設備機器や建材を選んでしまうのは、たいへん危険です。搬入されてから「こんなものだった?」と後悔しても、いったん発注した設備類は交換ができないことが少なくありません。
事前に実物を見るためにショールームを活用することをお奨めします。
ショールームはメーカーが自社の最新商品を展示している場所。そこに行けば、たいていの商品をみることができます。百聞は一見に如かずといいます、まずは訪れて、商品をくまなく見てみましょう。
なぜなら、観るだけでなく触れることもできるのがショールームのよいところなのです。ただし、見た目だけで判断するのも「百聞は一見にしかず」の欠点でもあることをお忘れなく。
次にメーカーによって異なりますが、アドバイザーなどと呼ばれている係員の説明を聞きます。行く前に予約をしておけば、ゆっくり話をする時間をとってもらえるでしょう。カタログを読んでも分からなかったことなどを聞いて明らかにすることもできるかもしれません。
そこで気に入った商品があれば、プランと見積もりをもらうことをお奨めします。システムキッチンやシステムバスのような商品は、いわゆるイージーオーダーです。サイズ、色、形などをさまざまに組み合わせることができますから、その場で係員に相談しながら、1つのセットをつくりあげていきます。
その選び方で価格が変わってきます。
ショールームは直接、消費者に販売する場ではないこと、見積もりはメーカー希望小売価格で提案されることを知っておくことも重要です。逆に希望小売価格からの値引きが大きければ得とはいえないことでもあります。
すでに交渉しているリフォーム会社が、プランと見積もりがその会社に提案されます。リフォーム会社が、決まっていれば、担当者とともにショールームに行って、商品選びに協力してもらうのもお奨めです。
結果的にはリフォーム会社を通して商品を購入することができます。