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「階段は段板+2.2mで明るくランプの交換しやすい器具配置を!【階段CASE 5 】」(電気設備等)
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
芒種 初候 蟷螂生ず(かまきりしょうず)
紫陽花のおまじない
梅雨時に開く紫陽花(アジサイ)を用いるおまじないがあります。
6月の6がつく日(6・16・26)にアジサイを一輪、軒下に逆さに吊すのです。
厄除(やくよ)けや魔除けになるといわれ、さらにはトイレに吊すと婦人病にかからないといわれています。
地方によってはアジサイを半紙で包む、紅白の水引で結ぶ、といったしきたりもあるそうです。
アジサイは有毒植物です。古(いにしえ)の人々は、この毒が病をはねのけてくれると頼みにしたのでしょう。
また、花色が移りゆくアジサイを逆さにすることで「病が移らない」よう、縁起を担いでいるともいわれています。
・今日をたのしむ
【アジサイ狩り】
アジサイの別名は「七変化」。花色の変化は、花びらの色素が少しずつ分解されていったり、土壌の酸度が変化したりすることで起こります。
カラフルなアジサイが各地の風景を彩りだす頃。雨に濡れつつアジサイ狩りもこの時季ならでは。
ちなみに、あじさいの花言葉は、「移り気」や「浮気」「無常」です。
この花言葉は、あじさいの花の色が時期によって変化することから付けられたと言われています。
あじさいの色ごとの花言葉は、「青=辛抱強い愛情」「ピンク=元気な女性」「白=寛容」です。
【ロックの日】
6(ロッ)月9(ク)日の語呂合わせから。音楽だけでなく、ファッションやライフスタイルにまで影響を与えてきたロック・ミュージックをたたえる日です。
「階段は段板+2.2mで明るくランプの交換しやすい器具配置を!【階段CASE 5 】」(電気設備等)
前回は、「折り返し踊り場有効、窓台800mm以上縦長窓【階段CASE 4】」(採光換気&プライバシー)でした。
今回は「階段は段板+2.2mで明るくランプの交換しやすい器具配置を!【階段CASE 5 】」(電気設備等)をお伝えしたいと思います。
では、よろしいでしょうか!?
【① 照明設備の配置】
・階段室全体が明るく、特に段差がはっきりと認識できるように照明器具を配置することをお奨めします。推奨照度は【30~75lx】が適当かと思われます。夜間の安全性確保のために、階段の昇降口はできるだけ明るくして、1段目の段鼻の上部(【+200mm】)には足下灯の設置が、お奨めです。
・照明器具は昇降の邪魔にならず、メンテナンスしやすい位置や範囲に設置しましょう。ブラケット照明の場合は(【段板+2.2】)(踊り場の場合は【+1.8m)で、ペンダント照明の場合は【段板+【床から3m以内】(脚立作業が可能にするため)に吊るすことが目安となります。
ダウンライトは吹き抜け部分への設置は絶対に避けてください。LEDライトは、長寿命ではありますが、寿命は必ずあります。万が一の場合も考えて脚立で作業できる範囲に設置することをお奨めします。
・光源が直接目に入ると、眩(まぶ)しさから踏み外し等の恐れがあるので、器具配置や照明器具の特性(シェードの種類、配光方向)にも十分に配慮することをお奨めします。
【②コンセント・スイッチの配置】
・掃除機用に、コンセント付きの足下灯を設置しておくと便利です。ただし、最近ではコードレス掃除機が市販されていますので、コンセントは必ずしも必要ないかもしれません。
・スイッチは3又は4路用として、【昇降する前に余裕をもって操作できる位置】に設置することをお奨めします。なぜなら、段板の直前で操作するのは少なくない階段事故の危険回避するためにも、配慮が必要です。
また、荷物を抱えているときなど、スイッチ操作が困難となりますので人感センサー付きのスイッチにすると便利で安全といえます。
【③感知警報装置(火災報知器)】
・階段は煙の伝達経路となり、火災被害の拡大に繋がります。寝室がある会の階段には、煙式の感知警報装置を設置することを特にお奨めします。他の警報機と連動する仕様であれば、なおいいかもしれません。ただし、ほとんどの家庭用警報装置は消防署に連動して知らせてくれるわけではありませんので、あまり頼り過ぎるのも考えものです。
【◎】電気設備の配置例
①ブラケット灯【段板+1800mm】を基準に、意匠上左右の高さを揃えることをお奨めします。
②足下灯(コンセント付き)(【FL+200mm】)
③感知警報装置(火災報知器)天井下【150~500mm】
④3路スイッチ
段差に余裕をもって前で照明の操作ができる位置をお奨めします。
①ブラケット照明は、【段板+2.2m】に設置するとメンテナンスがし易くなります。器具はできるだけ薄い方が昇降の邪魔になりにくいので、お奨めです。