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開口部の侵入対策【浴室 CASE 1】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
大暑(たいしょ)末候 大雨時行る(たいうときどきふる)」
東北の夏祭り
東北が暑く燃える夏祭りシーズンがやってきました。
青森県ではねぶた祭りが、秋田県では五穀豊穣を願う「秋田竿燈(かんとう)まつり」が開催される予定です。
秋田竿燈まつりはねぶた祭り同様、夏の悪霊と睡魔を追い払う「眠り流し」が起源。
差し手が稲穂に見立てた竿燈をもち上げ、額や肩、腰へと移していく妙技を繰り広げます。
山形県に目を移せば、「山形花笠まつり」が2日目を迎えています。
陽気でリズミカルな「花笠音頭」に合わせ、踊り手たちが花笠を用いた一糸乱れぬ群舞(ぐんぶ)を披露し、観客を魅了します。
・今日をたのしむ
【秋田竿燈まつり】
8月3~6日、秋田市にて開催。「竿燈」とは多くの提灯を吊り下げた長い竹竿のことです。
【山形花笠まつり】
8月5~7日の3日間、山形市内で行います。山形県では花笠音頭に合わせて踊りを補充する「花笠まつり」を県内各地で続々と開催します。
【広島忌(広島原爆の日)】
1945(昭和20)年の今日(8月6日)、広島に原爆が投下され多くの人が犠牲になりました。
開口部の侵入対策【浴室 CASE 1】
前回は「洗濯機用コンセントはFL+1.3m【洗面室 CASE 9】[電気設備等]」
https://heiwadai.jp/konnsenntohaiti/ 2024 7/20 blog
というタイトルでお伝えしました。(前回記事を、お読みになりたい方は、リンクを張っておきましたので、青字の前回タイトルをタップしてください。直接飛びます。)
今回は「開口部の侵入対策【浴室 CASE 1】」をお伝えさせて頂きます。
それでは、よろしいでしょうか?
【開口部の侵入対策とCPアイテム】
洗面室から外のデッキに出て洗濯物が干せる。浴室からも庭に出ることができる。そんな明るくて素敵な洗面室がよいですね。
さて、そのような素敵な洗面室があったとして、心配なのが侵入犯罪(空き巣、強盗等)です。洗面室は最もプライバシーへの配慮が必要な空間であるが故(ゆえ)、人目につき難(にく)く、夜間に洗濯機を使うと、侵入音もかき消されます。
寝室が2階の場合は、とくに危険で心配です。開口部をしっかり防犯対策して侵入を未然に防ぎましょう。「防犯性の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」が実施している厳しいテストで、侵入に5分以上かかるなど、一定の防犯性能があると判断評価されたサッシ、ガラス、シャッター等にはCP(Crime Prevention=防犯)認定品としてシールが添付されています。
シールが添付されていないサッシでも、人の侵入が不可能とされるサイズの窓(400mm×250mmの長方形、400mm×300mmの楕円形、直径350mmの円が通過しない開口部)は防犯上有効です。
ただし防犯対策は開口部を強化するだけでは万全とはいえません。周囲からの見通しをよくする。音や光で近づかせないように工夫する等、敷地全体で対策することが必要であり、是非取り組んでいただきたいと思っています。
「CPマーク」
警視庁、国土交通省、経済産業省と民間関係団体で構成される「官民合同会議」が行う厳しい試験にパスした建物部品に与えられるマーク
泥棒が侵入をあきらめる時間は?
出展:財団法人 利防犯研究センター『侵入盗の実施に関する調査報告書』1994年