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【回遊式動線プランで家事動線を短く機能的に[ちょっとした工夫⑨]】
今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。
霜降 次候 霎時施す(しぐれときどきほどこす)
T K G (たまごかけごはん)
アツアツのご飯と卵、そこに醤油をひとたらし、安くて手軽なたまごかけごはんは、日本人のソウルフードです。
最近では「たまご」「かけ」「ごはん」それぞれの頭文字をつなげた「T K G」の愛称でも親しまれています。
専用の醤油が大ヒットしたり、専門店が人気を呼んだりシンプルだからこそ
アレンジ自在という点も人気の秘訣かもしれません。
今の時季ならではの食材を添えて、秋の味わいを楽しんでもいいですね。
脂ののった秋シラスにプチプチ食感のトンブリ、思い切って贅沢にいくらという手も。
ここまで来ると、手軽な一杯というよりは大満足なご馳走ですね。
・今日をたのしむ
【卵かけご飯の日】
「たまごかけごはん」をキーワードに日本の食文化や家族愛などを考えるきっかけにする日だそうですよ。
日付は第1回日本卵かけご飯シンポジウムを開催した2005(平成17)年の今日に由来しているんです。
【初恋の日】
1896(明治29)年の今日、島崎藤村が文芸誌「文学界」に詩「初恋」を発表したことを記念して制定。自分の初恋、覚えてますか?
【紅葉忌】
明治時代の小説家・尾崎紅葉の忌日。代表作は『多情多眼』『金色夜叉』『三人妻』など。
・季節をたのしむ
【ムカゴ】
ナガイモの葉の付け根にできる芽の一種。5~10mmほどの球形で、加熱するとサトイモのようなネットリした食感と甘味が味わえます。
蒸す・茹でるなどしてお塩でシンプルに食べるもよし、銀杏やキノコなど、秋の食材と炊き込みご飯にするもよし。
【回遊式動線プランで家事動線を短く機能的に[ちょっとした工夫⑨]】
前回は「お風呂・洗面室・洗濯など、快適度アップ[ちょっとした工夫⑧]」
https://heiwadai.jp/tuboniwanoaru/についてお伝えさせていただきました。(前回のブログにリンクを張っておきましたので、読みたい方は青字のタイトルをタップしていただければ記事に飛びます)
今回は「回遊式動線プランで家事動線を短く機能的に[ちょっとした工夫⑨]」についてお伝えしたいと思います。
◎【トイレ・洗面所も家族構成に合せて】
外国映画に出てくるようなトイレと洗面所を1室に纏(まと)めたプランでは、広々とした洗面スペースを確保できますし、少し広めのトイレスペースに手洗いカウンターをつけて、パウダールーム仕様にする方法もあります。この場合は別のフロアーにもトイレがあると安心です。
子どものトイレトレーニングの期間はもちのんのこと、トイレとお風呂が近くにあるのは女性には何かと便利です。(ただし、日本の場合、この水廻りを纏めるプランもそれはそれで問題はあるのですが…)
子どもが大きく成長してくると、洗面所を使用する時間が長く成り勝ちです。「朝の洗面所ラッシュ」など女性が3人いたらそれこそラッシュアワーそのものです。それを見越して、大きな鏡の付いたツインボウルタイプの洗面台を希望される方も増えてきています。
1階と2階にそれぞれ洗面化粧台を設置する方法もあり、用途と目的と将来設計まで踏まえて、必要な設備や広さを決められることをお奨めします。
お風呂、洗面所、トイレなどのサニタリー空間は、プランニングの際に後回しに成り勝ちですが、これらの使い勝手次第で、日々の暮らしの快適度がぐんとレベルアップすること間違いなしといえますので、その点をお忘れなきよう。
◎【家事動線を短くする回遊式プラン】
キッチン→リビング→玄関→洗面所→キッチン(逆方向もOK)などのように、家の中心を後戻りすることなく、ぐるりと一回りできるような回遊式プランが最近では人気のプランとなっています。
このプランでは、各部屋に出入り口を2方向設けることで、目的の場所にスムーズに移動できるため、家事動線が短くてすむというメリットがあります。難点は、ドアを2か所に設けるために、洗面所やキッチンなどの壁面部分がどうしても少なくなってしまうことです。
スペースが狭い場合は、背の高い収納棚を設置する、吊戸棚や、天井に近いところに棚板を設けるなどのひと工夫をされることをお奨めします。
収納ボックスを置く場所の後ろは壁、スイッチを付けるのも壁です。窓やドアだらけの部屋では、何も置けない、スイッチ類も設置できない部屋になるので注意が必要です。蔑(ないがしろ)にされがちですが壁の配置は意外と大事なのです。