BLOG

ブログ

ダメ夫が家事の天才になれなくても、邪魔にだけはならない方法③

LINEで送る
Pocket

ダメ夫が家事の天才になれなくても、邪魔にだけはならない方法 ③

今回も独断と偏見で旧暦のお話から入らせていただきます。

立秋(りっしゅう)次候 寒蟬鳴(ひぐらしなく)」

盆の入り

今日は、ご先祖さまの霊が自宅へと帰ってくるお盆の初日、盆の入りです。ご先祖だけでなく、現世に生きるオレたちも、家族や親戚としばしの休暇をたのしもうと大移動を開始します。お盆の帰省ラッシュを報じる「180%を超える新幹線の乗車率」「高速道路の渋滞は〇〇を先頭に30km」といったフレーズは、この時季のまるで風物詩のようになっていますね。

お盆は、日本独自の年中行事です。

中国伝来の父母を供養する仏事・盂蘭盆会(うらぼんえ)(229)と、日本古来の先祖を敬い、感謝する祖霊信仰がまざり合い形づくられてきました。

かつては貴族や武家など限られた人々だけが営むものでしたが、江戸時代から庶民にも広まり、現在に受け継がれています。

今日は、仏壇の前や部屋の一角に「盆棚(精霊棚〈しょうりょうだな〉)」をしつらえます。盆棚は霊をお迎えし、供物を捧げるもてなしの場です。

地域による違いはありますが、真菰(まこも)で編んだゴザを敷き、季節の果物や野菜、食事、お菓子、盆花などを供えます。ご先祖様の乗り物である「精霊馬(しょうりょうま)」も忘れずに、きゅうりとナス割り箸や麻幹(おがら)を挿し、それぞれ馬と牛に見立てます。

この世にはキュウリの馬で少しでも早く戻ってきてもらい、あの世へはナスの牛に乗ってゆっくり帰ってもらうのです。

また、お盆の間に灯しておく提灯(ちょうちん)や行灯(あんどん)は、自宅を示す目印となります。

夕方になったら、玄関先や門口で「迎え火」を焚(た)きましょう。

麻幹や松の割り木、稲藁(いなわら)などを燃やし、ご先祖さまの霊を迎えます。

我が家では燃え殻を数回またぎます。知り合いのところではまたぎながら「お迎え、お迎え」と唱えるそうです。

これはお姑(しゅうとめ)さんが教えてくれたならわしだそうです。

お盆の風習は、地方によってさまざま。しかしその根っこには、故人を偲び、我が身につながる御先祖さまに感謝する気持ちがあります。

形にこだわらずとも、そっと手を合わせる静かなひとときを大切にしたいですね。

ダメ夫が家事の天才になれなくても、邪魔にだけはならない方法 ③

男の料理前回、前々回に続いて、夫が家事をこなせるようになるためのノウハウを、収納の視点からお伝えしたいと思います。
会社員の定年退職で、夫がず~っと家にいることになります。これは恐ろしいことだと、奥様たちからはよく聞く悲鳴です。
そこで、奥様から粗大ゴミ扱いされないよう、男も積極的に家事を担っていくための三回目です。

そしてなお、このノウハウは、家事をシステマチックに合理化でき、女性にとっても楽しくて、大変役立つ内容だと思っています。

 【これまで(第1回、第2回)のおさらい~家事の基本テクニックは冷蔵庫と下駄箱から学ぶ】          

冷蔵庫の整理原則冷蔵庫の整理から学べることとは、お部屋をすっきり片づく状態に保つための収納技術の基本となる「定位置」「定量」「定番」の三つです。

暮らしのなかでこの3つをしっかり意識していると、いつの間にか自然とモノが少なくなり、すっきり片づく暮らしが手に入れられるということです。

狭くてモノが増えやすい、不潔になりやすい、ということから冷蔵庫には家事と収納の要点が詰まっていて、家事に必要な最低限の知恵が学べるということになります。

下駄箱整理の原則次に、下駄箱は散らかりやすく汚れや臭いをいかに管理するかということをマスターするのに適しています。その管理の基本は、帰宅時に脱いだ靴を玄関に一日置いて、翌日は別の靴を履くようにするという工夫からはじめます。

こうすればいつも乾燥状態が保たれ雑菌の増殖を防げますし、長持ちします。

そして下駄箱にも収納技術の基本である「定位置」「定量」「定番」の三つのルールを適用します。

定位置は簡単に決められますが、定量に保つためには家族それぞれが何足の靴があれば足りるか、ということを意識する必要があります。

まずは、それぞれが何足持っているのかを数えてみるのもいいかも知れません。きっとびっくりするぐらいの数を持っているはずです。

不要な靴は処分してスペースを空けましょう。

【「お買い物」から家事の上級テクニックを学ぶ】                   

買い物は嫌い、という男性は多いようです。そんな男性を買い物に連れ出す魔法のひと言。

それは、「悪いけど、今日は買うものがいっぱいあるから、もってくれない?」。
夫がよほど冷たい人でない限り、「そうか!まかせろよ」といことになるはずです。

買い物の法則そして、一緒に買い物にでかけてみれば、さまざまな発見があるはずです。
とりわけ男性にとって大きな発見は、買い物とは単なる仕入れ調達作業ではなく、その先の料理を含めた「企画」という作業の一環であるということです。

男性が家事の世界に入っていきにくいのは、そこに合理性や創造性が見出せないからです。
ところが、買い物の経験から得られる企画性という側面を知ると、俄然、家事に対する興味がわいてくるから不思議です。男脳といわれる由縁なのだと思います。

買い物から学ぶさらに、買い物こそ「定番」「定量」を守るというマネージメント能力を問われます。

思いつきで買い物をしてしまうと、余計なものを買い込んでしまったり、必要なものを買いそびれたりする、ということになりますね。
買い物に行く前には、じっくりと献立や暮らし方の「企画」を練って仕入れリストを作成しなければなりません。
そして、どのスーパーがお得で新鮮かなどの市場調査も必要です。

また買い物では、どうしても買いたいけど「買わないで我慢する」という自制心も問われます。
このレベルを克服すると、「買いたくても我慢して節約」というストレスから開放され、「定量」「定番」を維持しているという達成感や充実感を感じるようになるようです。

このように、買い物から学べる家事のコツとは、調達先の情報を集めるとか、価格の把握とか、品質や鮮度を見極める目を養うとか、さまざまな「情報を処理する能力」であることがわかります。

こういう視点をあらかじめご主人に教えてあげれば、家事に取り組む姿勢がおのずと大きく変ってくるかもしれません。

【「お料理」を楽しむ】                              

男の料理料理は、男性がやってみたい家事の上位にくるそうですが、不思議なことに、どうも、主婦からすればあまり手伝ってほしくない部類に入るようです。

いわゆる「男の料理」などといわれ、あまりにも大雑把な調理がもてはやさりたり、何よりもコストを考慮せず、しかも準備や後片づけは奥さまに頼りっぱなし・・・このようなイメージがあるようですね。

でも、料理を通して学ぶ家事のコツは、上級編でありながらすべての家事の基本ともいえる事柄になのです。それは、「使ったら、すぐに元の場所にしまう。汚れたら、その場できれいにする」、という実に単純なシンプルなルールです。

料理を通して学ぶキッチンはとても汚れやすい場所です。まず、水はねが多いこと。そしてしょう油などをよくこぼします。そして料理のあとの洗いもの。どうしても、まとめて拭いたほうが楽に思えます。

ところがついついおっくうになったり、ほかの用事に取り掛かって忘れてしまいます。こうなってしまうとキッチンの汚れはなかなか落ちないものです。
特にレンジ台にこぼれたりしてできた油や食品の汚れはレンジ台が温かいうちに拭かないと、冷えたときにはこびりついてなかなか取れなくなります。

汚れ落としの極意そのためには、特に意識しないでも「汚れているな」と思ったときに、さっとひと拭きする、という習慣を身につけるしかありません。

さて、さきほど男性が家事の世界に入っていきにくいのは、そこに合理性や創造性が見出せないからで、買い物という家事にも企画性があると書きましたが、料理は企画性そのものです。

その一部を書き出してみると…

場面を想像

1.どのような場面か想像する

日常的な食事なのか、友人を招いてのパーティーなのか、奥さまやお子さまの誕生日なのかによって、準備が異なります。

新規性の演出2.新規性の演出

企画の真髄は、新しいことを考え出すことにあります。料理のメニューが毎日同じものでは飽きてしまいますから、次々と新しいメニューを考える必要があります。しかも朝とお昼と夕食、そして、前日のメニューとのバランスも考慮する必要があります。料理って想像しているより、全然大変で奥が深いものなのです。

経済性の追求3.経済性の追求

ところが、予算には限度があります。毎日の料理のための材料や調味料、食器の購入も含めてトータルなマネージメントが要求されます。そして常にコストダウンが至上命令ですよね。

4.健康管理

健康管理現在では家庭の料理でもカロリー計算や栄養バランスの配慮は常識ですよね。まして高齢者や病弱な家族がいる場合は、きちんとした情報を身につけて料理に向かうべきです。

5.調理技術の習得

料理という家事の最も重要な部分ですね。おいしく、そしてきれいに作るためのテクニックや道具の使いこなしなど、覚えるべきことは無限にあります。

調理技術習得このように、料理という家事の持つ重要さや奥深さをご夫婦で話しあってみるべきだと思います。
そして、それはきっと、ご主人の家事への取り組みの真剣さが変ると思います。

(次回へ続きます)

by株式会社 大東建設 阿部正昭

 

リフォーム会社 大東建設ページトップへ
練馬区のリフォーム会社 大東建設へのお問合わせ